パース生活で、自分好みの家具を手に入れる体験記。

最終更新日時 : 2016年3月16日

今学期から、息子の学校が変わりました。
term1 の間は、息子は以前の家の学区だった学校に通っていましたが、term2から、今の家の近くの学校に通うことになりました。

最初は本人も緊張した様子で、私の方も心配しましたが、今ではだいぶ慣れた様子で一安心。

行き帰り、片道15分ほどの道のりを歩いていきます。
朝と午後の通学時間帯は、学校周辺の道路はschool zoneとなっており、車は、制限速度が普段は60km/hの道も、この時間帯は40km/hで走らなければなりません。タームの始まりなどは特に、ポリスが取締りをしているのを見かけます。結構キビシイですね。

そして日本の学校と同じように、横断歩道には旗を持ったおじさんおばさんが立ってくれていて、子ども達が渡る時は、車を止めて道路を渡してくれます。
うちの学校の近くを担当しているおじさんは、サングラスをかけているので一見コワそう(笑)ですが、子ども達に『Have a good day!!』とフレンドリーに挨拶してくれるので、息子はこのおじさんが大好きです(笑)。

こうして、今の住まいでの生活も、ようやく落ち着いてきそうな気配・・・です。

 

 雑誌が立ててしまえる本棚がほしい


ところで、引っ越してから荷物の整理をしている中で、私にはずっと、欲しいものがありました。

それは。。。本棚。

といっても、すごく大きくなくてよいのです。

料理や縫い物、ガーデニングやDIYをする時に、雑誌やレシピをちょっと見たい、ということがよくあります。
料理のレシピは、以前から溜めたスクラップやメモをクリアファイルに入れたり、ノートに貼ったりして、保存しています。
そういった「作業中にちょこちょこ見る本」を、私が一番よく作業するダイニングルームに置きたい。
そのための本棚です。


1年前、パースで初めて大きな家具を買った時、そのための本棚を1つ買いました。
Marriという木でできた、木の感じがとても気に入って即決で買った、その本棚は・・・

・・・雑誌が立てて入らない(涙)。

marri


A4がギリギリ、縦に入らない棚の高さだったのです。
買ってから気がついた、愚かな私・・・

だから、いくつかの本は縦におけるけど、雑誌やファイルは寝かせて置くしかなくて、それがとても煩わしくてがっかりでした。

そこで、この棚は別の目的に使うとして・・・

 

今回、思い切って、小さめの本棚を作ろうと思いました。
めざすは、

A4サイズが縦に置ける本棚!!


 

好みのサイズの本棚を自分で作る

まず設計。
ネットでググって色んな本棚の画像を見ながら、どんな形のものを作ろうか、想像を膨らませます。
といっても、うちにはベーシックな道具しかないし、凝ったことをする時間も技術もない、お金もかけられない。
だから形はすごくシンプルで、木材も最低限で済むよう、考え直していきました。
目標は、「A4の雑誌・ファイルが立てて置ける!」ように、32cmくらいの高さの棚を2つ作ること。後はディスプレイや小物の収納に使える棚を加えることにしました。

パースでは、DIYの材料が手に入れやすいお店といったら、ホームセンターの王道BUNNINGS、もしくはシェアNo.2 のMastersって感じです。
というか、この2店しかない(笑)。

それで、各店のホームページを見ながら、木材(Timber)の大きさと値段を調べて、何をいくつ買うか調べます。

今回は、MastersのUtility Pineというパイン材を買いました。
木目や木の節がはっきり出ていて、ちょっとラフなのですが、その分安いのです。
後ほどペイントするので、あまり気にしませんでした。


Mastersはマシンによる木材カットもしてくれます。
ですが、今回私は、自分でジグソーで切りました。
一つ一つ設計に合わせてサイズを計り、カットし、サンドペーパーで慣らします。
まっすぐ切るのが難しい・・・


組み立ては、一人では難しいので、週末に夫の力を借りてやりました。

今回は、まず側面と上下を組んで、四角の枠を作り、それから一つ一つ棚をつけて行き、最後に天板をつける、という順番。
基本的には、1ヶ所ごとに木工用ボンドで仮止めしてから、木ネジを打ち込みます。
棚の取り付けは、ネジの頭を側板上に目立たせたくなかったので、小さ目のクギを使いました。

そして、出来上がり。

bookshelf1

シンプルですが、このナチュラルな木の感じも、結構いいかも~!

ですが今回は、これをペイントします。

プロの技?を習って、ペイントする

このブログでもたびたび登場している、ポーターズペイント(Porter’s Paint)
ペンキのメーカーです。
VOCフリーで、ペンキの臭いがしない、そして塗りやすさも抜群のペンキです。
普通のペンキよりちょっと高いけれど、安全性と、扱いが楽なこと、そしてカラーや種類のバリエーションも豊富で個性的なことから、私にとっては憧れのペイント!


このPorter’s Paintの西オーストラリア直営店がFremantleにあります。

Painted Earth
Unit6/88 hampton Road Fremantle
Phone:(08)9430 5353

paintedearth


ここで先週、家具のペイントのワークショップがあったので、参加してきました。

朝10時~午後3時まで。
1人一つ、塗りたい家具を持参し、ポーターズペイントを使って好みに仕上げる、というものでした。


刷毛やエプロンなどは全て用意してくれて、モーニングティーとランチ、飲み物もついて、$150。
金額を見ると「高いなー!」と思うけれど、ポーターズペイントの商品バリエーション使い放題で、興味のあるペイントを実際に試すことができるなら、1度は参加してみてもいいかも。しかもやりながら使い方やコツも教えてもらえるなんて、ちょっと、すごいチャンス!
今まで全て自己流でやってきたし、オーストラリア流のDIYに触れてみたいと思っていたところです。
夫も「行ってみたら!」と背中を押してくれたので、思い切って申し込んでみました。
(英語の勉強にもなるし・・・)

本棚は、実はこのワークショップでペイントしようと思っていたので、それに間に合うように作ったのです。



朝行くと、早速スタッフが話しかけてきて、「どんなふうに仕上げたい?」というカウンセリングが始まりました。

私が考えていたのは、食器棚やソファ、テーブルなど家具の多いダイニングに置いても浮かず、かつちょっとアクセントになるような、淡いブルーかグリーン系で、アンティーク風に仕立てたい、と考えていました。
それを話すと、スタッフがサンプルを示しながら

French wash, Chalk Emulsion, Wood wash…

といくつか仕上げのバリエーションを提示し、 「どれがいい??」

うーん、どれもいい~♪迷う~!

と思いつつ、私はFrench Washというのを選びました。

最初にベースとなるペイント(Low Sheen)を塗って、その上から薄く色づいた透過性のあるペイント(French Wash)を重ねます。
地の色と重ねた色が、ムラを生み出し、ちょっとくすんだような、古びたような仕上がりになります。
色の組み合わせによって、雰囲気も変わりそう。。。

たーくさんある色見本を見せてもらいながら、スタッフのおすすめを参考にして、カラーを選びました。

そして、ペイント開始。
スタッフが来て、塗り方のコツを教えてくれました。

ペイントを刷毛につけて、木目にそって塗る。
方向を合わせて、力を入れずに、そっと塗るんだそうです。
そして、端っこにはみ出てダマになったペイントは、ぬぐい取る。
ふむふむ。

後はどんどん塗っていく!


途中で、Frescoというペイントを使って石膏ボードの壁を塗るデモンストレーションがあったり、Liquid Iron & Instant Rust(錆びた鉄のように仕上げるペイント)、Chalk Emulsion(アンティーク家具などに使われるチョークペイント)、そして私の使うFrench Wash、などの塗り方をスタッフがレクチャーする時間もあり、時々手を止めて皆でそれを聞いたりしました。

paintedearth2


ティータイムやランチタイム、乾かしてる間の待ち時間などは、他の人の作品を見たりおしゃべりをしたりして、それも勉強になりました。
その日の参加者は10名くらいで、サイドテーブルやコーヒーテーブル、イス、棚などを持って来ていました。
どの部屋に置くからどんなふうに仕上げたい・・・と、みなさん意志が明確で、色んなアイデアを持っていて、すごくインスパイアされました。


さて、下塗りが終わった私の本棚は。。。

bookshelf2


乾かして、次にFrench Washを重ね塗りします。

French Washは、水分が多いので、下塗りのペイントをよく乾かしてから、刷毛でサッと塗った後、クロスで拭き取ります。
特に、凸凹のある部分が強調され、立体感が出るようになるので、装飾の入ったモールディング(家具などの縁取り)の部分などにこの塗料を使うとすごく生きるそうです。
私の本棚は装飾などが入っていませんが、それでも塗ってみたら、程よく色がミックスされ、くすんだ微妙な感じの色合いになりました。
結果的にとても気に入りました。

最後に、アンティーク風に仕上げる方法として、Dry Blushという方法を教えてもらいました。

木肌に近い色のペイントを、乾いた刷毛にちょっとだけとって、わざとカスレさせながらほんの少しだけ塗ります。
あくまでほんのちょっとだけ・・・やりすぎないように!
角っこや面積の狭い部分を重点的に、色をつけていきます。

すごい!!
立体感が出るし、かすかに木肌が見えているようなぬくもり感が加わります。
このテクニックは、知ってよかった!
コツをつかむには、練習が必要だろうなぁ。

気がつけば、あっという間に終了時間。

本棚はなんとか、無事完成。よかった。

 

英語はやっぱり私には完全に理解するのが難しく、スタッフのレクチャーも正確に聞き取れない部分もたくさんあって、ちょっと苦労しました。
ああ、これがちゃんと全部聞き取れたら、もっといろんなことがわかって、楽しいだろうなぁ~。
でも、出来上がりは満足できるものになったし、今までとは違う方法で、違うテイストの塗り方を知ることができて、私としてはとても有意義でした。

 

 

「塗る」ことで欲しい家具を手に入れる

 

というわけで、古い家にも合う(笑)、小さめサイズの本棚ができました!

bookshelf3

 

ディテールはこんな↓感じです。
基本は上品でキレイめ。だけどなじんだ風合いも出ていると思います。(自己流でやると、どうしてもやりすぎちゃう~)

木材の味を生かした仕上げもいいけれど、ペイントでこんなに生まれ変わるというのが、感動もの。

 

bookshelf4


何より、雑誌も地図もファイルも、ちゃんと立ててしまえるのが、めっちゃうれしい♪

bookshelf5

仕上がりは本当に満足です。



オーストラリアのDIY事情は、日本とはやっぱりずいぶん違いますね。
最近特に思うのが(個人的な感想ですが)、DIYの中で、ペイントという分野が、日本に比べると非常に比重が大きいということです。

今回のワークショップでも感じましたが、古い家具や、ずっと使ってきて飽きがきたような家具を、その時の好みやライフスタイルに合わせてペイントし直して新たに使う、ということが、こちらでは結構一般的なことと感じました。

そのために質のよいペンキも売っているし、独特の表現を持ったペイントもありますね。
塗り方によって、本当に家具が生まれ変わる。。。ということを実感しました。
日本とは住宅事情が違うことは、大きく影響していると思いますが。

 

自分の欲しいものを手に入れる方法は、買う」だけではないということ。

生活を豊かにする方法は、色々とあるのだな、と考えさせられますね。

 

 

 

 


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Chieko
2013年より、西オーストラリア・パース在住。
7歳の息子、15歳の娘、夫と4人暮らし。

オーストラリアをテーマにしたライター。得意分野は、食、生活、子育てに関すること、子連れでの観光・旅行(キャンプ)。
趣味は料理・ガーデニング・DIY・音楽。

オーストラリア生活で私が学んできた英語のことと、大人の英語勉強法についてつづるブログ「話す英語。暮らす英語」も更新中。

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