パースで子育て。5歳の息子が学校に持っていくものは・・・?

最終更新日時 : 2016年3月17日

 

いよいよ、7月!
今年もあっという間に半分が過ぎました。
オーストラリアでは、7月が「新年度」の始まりです。

そして、今週で西オーストラリアの公立学校は、term2を終了し、来週からは2週間のスクールホリデーに入ります。



term1は、何より娘がハイスクールに入学して最初の学期、ということが、一番大変でインパクトが大きかったです。
親子共々、わからないことだらけで右往左往・・・その様子は、過去の投稿『留学・移住前に必読?パースのハイスクール、日本の中学と違う点。 』『中学高校生の留学・移住。パースで本当に学べること、学んでほしいコト。』で書きました。

その娘は、今学期はだいぶ学校に慣れてきたようです。
仲のよいお友達もでき、クラスの環境にも慣れて来たのかなーと思います。
また、今学期から英語教室(私も通っています)に通い始め、英文法の基礎の足りない部分を学んでいると共に、学校で理解できなった英文などを質問することもできるので、それは彼女にとってずいぶんとプラスになっているように思いました。
今学期のレポート(通知表みたいなもの)でも、term1よりも全体的に向上していたので、ホッとしました。
今では、「学校に行くのが楽しい!」と言うほどです(笑)。よかった。

 

一方、プリプライマリー(pre-primary)に通っている息子。

このタームから転校し、新しい学校に通い始めました。
無事にterm2も終わり・・・と思ったところで、風邪をひいてしまい、最後の3日間を休んでしまいました。。。

早く良くなっておくれ~

今回は、その息子のことを書こうと思います。

 

 

新しい学校とCrossing men



引越しのタイミングのこともあり、息子はterm1は、以前住んでいた地域のprimary schoolのpre-primaryクラスに通っていました。kindyの時から通ってきた慣れた学校だったので、スムーズに過ごしていました。


そして、息子はterm2から、今の家に近い学校のpre-primaryクラスに通い始めました。

今の学校は、前の学校に比べると規模も大きいみたいだし、人種構成もちょっと違う感じ。
もちろん、学校が違えば色んなシステムも違います。単純に、登下校の時間も違う。

最初の日、息子を学校に連れて行った時は、息子はとても緊張していました。

朝教室に行くと、テーブルに「粘土」「ぬり絵」「工作」などのアクティビティがいくつか用意されていて、授業が始まるまで好きなことをしていいようでした。子ども達はそれぞれの場所で過ごしていました。
息子はそういうもので遊ぶのが大好きですが、その時はさすがに遊ぶ気になれなかったみたいです。

息子は緊張すると、顔が青白くなるので、すぐわかります。
まあしかたないな~。早く慣れてくれるといいな~。
と思いながら、彼を教室に置いて家に帰る時は、ちょっと心配しました。

でも迎えに行ったら、先生が息子のことを「フレンドリーでやさしい子ね。すぐにこのクラスに慣れていくと思うわ。」と教えてくれました。

あーよかった~・・・

それでも本人は、しばらくの間は「前の学校がいい」「学校はつまらない」とぼやいていましたが(笑)、タームの半ば頃には、クラスの友達の名前もだいぶ覚えて、ずいぶんと慣れたようでした。

私から見ても、息子は英語での表現がだいぶできるようになってきたこともあり、本当に新しい環境に馴染むのが早かったな、と思います。
先生方や、クラスメイトの子達、その親の人達のサポートがあってこそだと思います。非常にありがたいなぁと思います。

もう一つ、息子にとって大きな存在は・・・Crossing men!

日本では、朝の登校時に、交差点に大人の人が旗を持って立ち、子ども達が安全に道路を渡れるように車を止めてガイドしてくれる人がいますよね。昔は「みどりのおばさん」、娘の小学校時代は「スクールガードさん」とか言っていました。
そういう人が、ここ西オーストラリアでも、いるんですね。

西オーストラリアでも、学校の近くの横断歩道などには、登校の時間と下校の時間、旗を持ったおじさんおばさん?が表れ、歩行者がやってくると、車を止めて道路を渡してくれます。
私は彼らのことをよく知らないし、何といわれているのかもわからないのですが、以前息子の同級生のママさんに聞いたら、
「私も知らないけど、うちではCrossing manって言ってるわ~」
と言われたので、それ以来我が家でも、横断歩道の人のことをcrossing manと呼んでいます(ホントはなんていうんだろう?)。

※後日判明したこと。パースでは、横断歩道の人のことを、通称、lollipop man(ロリポップ・マン) と言うらしいです!なぜなら、スクールゾーンに立っている交通標識が、ロリポップ(ぐるぐるキャンディー)のようだから、らしい。

今のprimary schoolは、目の前に横断歩道があり、道の両側に1人ずつ、おじさんが立ってくれます。
真っ黒いサングラスをかけていて、ひげをはやしていて、なんかコワそう・・・

初めて通った時、おじさん達が何か大声でワーッとしゃべってきたので、「え、何か悪いことした!?」とびっくりしたのですが、よくよく聞いてみると、

Hello!mate!How are you going!? Have a lovely day !

とすごい早口で言っていました(笑)。

実は、二人ともすっごくフレンドリーで、子ども達によく話しかけてくれるんです。
息子のことも、すぐに顔を覚えてくれました。
息子もこのおじさん達のことが好きになり、いつも通るたびにおしゃべりをしたり、High five(ハイタッチのこと)するようになりました。
Crossing menに会えることも、息子にとっては毎日の楽しみの一つになってるんじゃないかなー、なんて思います。


ちなみに、Crossing menがいる時間帯に、(大人でも)横断歩道以外の場所で道を渡ると、$100の罰金を取られるそうです。学校の事務の人に言われました。
注意!!
また、ウィークデイの朝7:30~9:00、午後2:30~4:00までは、SCHOOL ZONEの制限速度は40km/h。車で走る時は注意しましょう。時々POLICEが取締りをしていますよ~。

 

いつも何か作ってくる子



そんな息子が熱中しているもの。それは。。。工作。

息子は(姉に似たのか?)物を作るのが大好きです。

以前から、たとえばお菓子の空き箱や段ボール箱があれば、それを使って組み立てて遊んでいました。

それが最近は、ますますパワーアップしてきています。

たとえば・・・

 

boat

これは、Fishing boat(つりぶね)
クレーンがついていて、魚をキャッチするところ(私のヘアクリップ^^;)が先端についています。
ひもを巻き取るところを動かせば、長さが調整できるしくみになっています。

 

train

2階建て電車。
横に『NEX 成田エクスプレス』のマークがついているところがミソ???(笑)

 

robot

ロボット。
足の部分も含めると、結構大きいです(笑)。
頭についている割りばしは、電波をキャッチするところだそう。そしてお腹から物を食べる(笑)。

 

racingcar

レーシングカー。
シリアルの箱と紙カップのふたを利用してします。見えないけれど、車の後部には日本の旗がついています(笑)。

 

 

また、息子は虫が大好き。
特に、カブトムシクワガタが大好きです。パースでは見られないそうなので、残念ですが。

それで、時々息子に頼まれて、私はこんな折り紙を作ったりするのですが、

beetle

息子はすごく喜んで、ある日これを新しい学校に持っていきました。

それをクラスの先生やお友達に見せたら、みんなが色々と面白がってくれたので、彼は次第に、自分でも作品を作って持っていくようになりました。

 

たとえば・・・

 

beetle4

カブトムシ。実は裏に顔が描いてあります。(笑)

 

beetle2

これもカブトムシ。アルミホイルを使って作りました。
結構大きくて立派。

 

stagbeetle

これはクワガタ?
BBQ用のアルミ皿を自分でカットして作っていました。
結構固いのに、よくこれだけ切ったもんだ、と感心します。

 

 

scorpion

これは、さそり。
ちょっとわかりずらいですが、しっぽが上に丸まっているのです。
日本ではあまりメジャーではありませんが、こちらの学校では、虫の仲間というと、アリやちょうちょやクモなどと並んで、サソリはよく出てくる昆虫みたいです。
息子が自分で作った虫を庭に連れて行って、遊んで、そのまま置き去りになっていることはよくあります(笑)。

 

 

frame

これは、フォトフレームなんだそう。
ちゃんと、絵を立てて置くことができる、ということで・・・
そしてフレームに収まっている絵は、カマキリクワガタらしいです。

 

 

cage

小さい虫かご。
そして中には、6本足のクモ(普通クモの足は8本だけど、これは新種なんだって!)が入っているそうです(笑)。

 

たまにはこんなのも・・・

 

pokemon

ポケモンのモンスターボール

こっちでも、ポケモンは大人気みたいですね~。学校でもみんな知っていたらしい。
これは、一応袋のようになっていて、中に何かのポケモン(の絵)が入るようになっています。

 

 

flag

学校で、クラスの子ども達の出身国について学ぶ、というカリキュラムがあり、この時はバングラデシュについて習ったそうです。
バングラデシュの国旗が日本の国旗と似ている、ということで、息子はすごく印象に残ったらしく、家に帰ってから、自分でバングラデシュの国旗を作りました。
緑の部分を塗りきったことに、ちょっと感心。

 

・・・こんなふうに、色々と作っては、それを学校に持っていきました。

最初は友達や先生に見せるだけだったけれど、だんだんとクラスメイトのお母さんや、Crossing menにも、

「いつも何か作ってくる男の子」

みたいに覚えられるようになりました(笑)。

最近は、朝は夫が息子を学校に送っていくので、私は直接様子はわからないのですが、いつも夫が後で報告をしてくれます。
結構みんなが「すごい!」と盛り上がってくれる時もあるけれど、期待したわりに「へー・・・」で終わっちゃう時もあるみたい。
まあ朝の忙しさや皆のその日の気分もあるから、しかたない(笑)。

そして、帰りに私がお迎えに行くと、Crossing menが息子に、「今日はカブトムシ作ってきたでしょ!お友達に見せた?今日は何作るの?」と話しかけてくれたり、クラスメイトのお母さんが、「明日も、何作ってくるか、楽しみにしているわよ~」と息子に声をかけてくれたりします。

そんなわけで、息子は飽きもせずにせっせと何かを作っては、皆に見せるのを楽しみにしているみたいです。

そんな息子と、息子の作品をあたたかく見守ってくれる皆さんに、ホントに感謝ですね。

 

困ったことは。

 

息子は、ただ物を作るだけでなく、いつもそこにストーリーがあるんですね。きっと彼の頭の中では、壮大な世界が繰り広げられているんでしょうね。本当に子どものイマジネーションってすごいなぁー、と思います。
「空想と現実をつなげる」、今の息子はそれに夢中になっているように思います。
そういう部分は、本当に大切にしてあげたいな、と思っています。

けれど、たいへんなことといえば、とにかく家の中が片付かないこと!

出しっぱなしのおもちゃやレゴに加えて、あちこちに、セロテープの切れ端、折り紙、ちぎれた紙、輪ゴム、ペン、ストロー・・・あらゆるものが落ちていて、片づけても拾っても、出てくる出てくる。
足の踏み場もなーい!

また、息子がアルミホイルを使いたがるので、1本息子用に買ってあげたら、1日で使い切ってしまい、びっくりしたこととか・・・
バーベキューのために買っておいた紙皿や紙コップは、いつも、いつの間にかなくなっている・・・

私も色々と家事や作業をしながら、いつもハッと気が付くと部屋がものすごいことになっており、息子が夢中で何かを作っています。
そうやって誕生する創作物は、彼の成長の証でもあるので、見るのがとても楽しみですが、同時に、ものすごい部屋の散らかりようにウンザリしてしまうのも、事実・・・

 

スクールホリデー、家の片づけに追われそうです(汗)。


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Chieko
2013年より、西オーストラリア・パース在住。2017年永住権取得。
息子(小学生)、娘(ハイスクール)、夫と4人暮らし。

オーストラリアをテーマにしたライター。得意分野は、食、生活、子育てに関すること、子連れでの観光・旅行(キャンプ)。
趣味は料理・ガーデニング・DIY。

オーストラリア生活で私が学んできた英語のことと、大人の英語勉強法についてつづるブログ「話す英語。暮らす英語」も更新中。

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