パースから1泊の本格キャンプ旅行記&ホエールウォッチング。

最終更新日時 : 2016年3月16日

日に日に温かくなっているパースです!

前回、アルバニーに行った話を書きました。

よいところだったのですが、何しろ慌ただしかったこと。
キャンプについては、利便性のよいアルバニーの市街地からすぐ近くのキャラバンパークに一泊したのですが、便利で過ごしやすいところではあったけれど、とにかく「テント立てて、ごはん食べて、片づけて、寝て、ごはん食べて、テントたたんで、出発」というバタバタで、キャンプ自体を楽しめなかったこと。

そんな感じで、イマイチ、消化不良な雰囲気が残っていたんですね。

そんなわけで、スクールホリデー最後の週末に、もう一度キャンプに行くことにしました(どんだけ好きなんだ 笑)。今度はキャンプをメインに。。。

今回は、その話を書こうと思います。これから夏にかけて、「西オーストラリアでキャンプに挑戦したい!」というファミリーの参考になればと思います。

 

国立公園のキャンプ場とは、どんなところ?

 

パースから1泊2日で行けて、時間的にも余裕を持って楽しめるところ・・・ということで探した結果、Leeuwin-Naturaliste National Park という国立公園内にある、Conto’s Campsite に行ってみることにしました。

場所は、西オーストラリアで最も人気の高い観光地であるマーガレット・リバー(Margaret River)から南に約15kmのところにあります。

      map
(Google mapより)

マーガレットリバーなら、車で3、4時間で行くことができます。また、今まで2回ほど行ったことがある場所なので、雰囲気もわかっているし、中心部にはColesやIGAなどのスーパーがあることもわかっていたので、食料の買い出しなど、計画を立てやすいのがメリットでした。

ただ、今までは民間のキャラバンパークやキャンプサイトを利用していましたが、今回は国立公園のキャンプ場

キャラバンパークなどは、たいてい、水洗トイレや温水シャワーが使えるし、炊事ができるキッチンがあったり、バーベキュー台があるところもあります。洗濯機やテレビもあったりして。
そして、スタッフがいて、設備はきちんとメンテナンスしてくれます。

一方、国立公園のキャンプ場は、西オーストラリア州が管轄しています
設備や管理などは、どんなものなんだろう・・・?

事前に、ネットでチェックしたところ、Contoキャンプ場には、テントやキャラバン(キャンピングカー)などで利用できるさまざまなタイプの区画が116ある、とのこと。
そして、利用料は、大人$10、子ども(6歳~15歳)$2.20。我が家の場合は、息子は5歳なので、大人2名+子ども1名分で、一泊$22.2。安い!

注意事項として、

予約はできない(!)、支払は現地でのみ。
◆犬は禁止
◆トイレはあるが、non-flush(汲み取り式)
◆飲み水は供給されていない
◆シャワー設備はない
◆電源はない
◆石けん、洗剤、歯磨き粉などは使用禁止(生分解性があるものも×)

とのことでした。

わおー、これは本当に、自然の中のキャンプだわー。

と、ある程度の覚悟をしながら行くことにしました。

 

持ち物は?

Contoキャンプ場は、トイレはあるものの、基本的には設備に関してはあてにしてはならない、と思いました。それなので、持ち物は、

●テント
●寝袋、マット、枕など
●食事用のいす、テーブル
●携帯用のガスコンロと燃料のガス
●調理道具(フライパン、やかん、包丁、まないた、ラップ、アルミホイル、使い捨て食器、カトラリーなど)
●ティッシュ、キッチンペーパー
●調味料
●クーラーボックス
●飲み水 10L
●水道水 10L
●ランタン、ヘッドライト
●ゴミ袋
●各自の着替え、必要なもの

こんな感じで用意していきました。

食事は、持参のガスコンロを使ってフライパンで焼くだけのバーベキューを予定していたので、野菜や肉、パンなどは、マーガレットリバーのスーパーマーケットで買いました。

飲み水は、暑くはなかったため、10Lで家族4人余裕で足りました。
また、10Lの空容器に、あらかじめ水道水を入れて持っていきました。キャンプ場には、水道はあるようでしたが、ちょっと手を洗ったりコップをすすいだりしたい時に、水道水が身近にあると非常に便利なので、持っていきました。

また、ここは「洗剤の使用禁止」となっていたため、料理に関してはできるだけ洗い物をしなくて済むよう、汚れはティッシュ等で拭き取るだけにしたり、使い捨ての紙皿などを利用するようにしました。
お化粧を落とさなくてもよいように、メイクはしていきませんでした(笑)。

ゴミ袋も多めに持っていきましたが、キャンプ場にはゴミ箱が見当たらなかったので、よかったです。

 

初めて過ごした国立公園の夜は・・・

 

キャンプ場には、土曜日の午後3時頃に着きました。

一応「Reception」と書かれた建物が入り口にありましたが、誰もいなくて、支払いの現金を入れる封筒とポストが置いてありました(笑)。
夫と二人で、よくわからないまま、とりあえずお金を払って、キャンプ場に入っていきました。(支払いは、現金もしくはEFTPOSでできるようです。が、スタッフがいなかったため、実質現金のみ、しかもピッタリの現金があるとラクです。)

キャンプ場は、国立公園となっているだけあって、本当に深い森の中のようなところでした。
「こんなところ、誰もいないだろう・・・」と正直私は思っていたのですが(笑)、以外にも行ってみると、あちこちにキャラバンやテントが見えて、場所もかなり埋まっていました。

すごい!大人気じゃん!

さすが、キャンピングの国オーストラリア(←勝手に命名)

私達もなんとか場所を確保し、さっそく荷物をおろして、テントを建てました。1区画がとても広く、すぐそばに車を止めてテントを建ててテーブルやイスを並べても、十二分にスペースがありました。

camp1

本当に、木々が茂った自然豊かな森の中。

気が付くと、ワライカワセミ(kookaburra)がすぐそばに木に止まっていたり・・・。

どこからともなくカンガルーがやってきて、すぐそばで、草をムシャムシャ食べていました。中には、お腹に子どものカンガルーを連れているものも。子ども達は大喜び!

後から気づいたけれど、新しそうな屋根つきバーベキュー台が設置されている場所もありました、が、私達の近くには何もなくて、小さなトイレと、水場があるだけでした。

トイレは、穴が開いているだけの汲み取り式で、電灯もありませんでした。それでも、きちんとキレイにはなっていて、トイレットペーパーや掃除用のブラシがあり、ゴキブリもいませんでしたヨ。
息子は怖がるかなー、と心配したけれど、意外と大丈夫でした。

また、よかったのは、区画ごとに、キャンプファイヤー用のファイヤーピットがありました。
キャンプの準備をしていると、係の人らしき二人組があちこち回りながらやってきました。どうやら、こうして支払いを確認しながら、利用者に色々と説明をしているようでした。そのおじさんが、「夜は寒いから、火をたくと温かくなるよ。」と言って、火のおこし方を教えてくれ、薪もすぐ近くにあるので好きなだけ使っていい、と教えてくれました。

夕ご飯には少し早かったので、車で近くの海に行ってみました。

キャンプ場を出て、Cont Roadを来た道と反対側に、海の方へ向かうと、すぐにビーチへたどり着きました。
ここは、大通りからずいぶん入った一本道でしか来れないので、まるで秘密のビーチのよう・・・と思った割に、人は結構いました。サーフィンをしている人や、釣りをしている人が多かったです。

camp2

camp3

ちょっとした散歩をして、キャンプ場へ戻り、本格的にキャンプの準備を開始。

夫は火を起こすのに四苦八苦していました(笑)。
私は明るいうちに食事の支度。

そう、キャンプ場は、陽が落ちると本当に本当に暗くなってします。肉が焼けているかどうか、も見えなくなってしまうので、明るいうちに調理しなければなりません。ランタンで照らしても、やっぱり太陽の明るさにはかないません。太陽って、ホントに偉大だなー!と実感します。

ちなみに、このContoキャンプ場は、見える範囲には電灯が一つもありませんでした。日が沈むと、本当に真っ暗でした。

camp4

なんとかキャンプファイヤーもうまく燃え始め、食事も終わった頃は、あたりは深い闇。家族4人で火を囲みながら、おしゃべりをしたり、星空を眺めました。

見上げると、それはそれは、感動的なほど満点の星空・・・。もちろん、天の川も苦も無く見えました。
南半球の星座はよくわからなかったけれど、しばらく見上げていたら、流れ星が見えました。息子だけが、流れ星がみつけられずに、悔しがっていました(笑)。

暗い中で、家族全員が集まってくつろぎながら、火が揺れるのを眺め、星空を眺める・・・こんな機会は、日本ではあまり持つことがありませんでした。日本では、こんなに本当の真っ暗闇を味わえる場所自体が、なかなかなかったと感じます。
どこにでもコンビニがあり、外灯があり、自動販売機があり・・・

オーストラリアに来て、こういう機会を持つことができるようになったのは、私自身はよかったと思います。
太陽の光がどれだけ明るいか、灯りがないということがどれだけ不便か。火を燃やし続けるのに、どれだけの木が必要なのか。
私達は、夜でもスイッチ一つで電気をつければ明るくなることが「当たり前」だと思っているけれど、地球の本来のあり方からしたら、そっちの方がむしろ「不自然」と言えるのかも?なんて思いました。
自分が本当はどんな世界で生きているか・・・なんていうか、たまにでも実感として体験することは、必要なんじゃないかと思います。実際に子ども達には、こんな夜の闇やたき火の灯りが、むしろワクワクするようでした。

 

 

おまけのホエール・ウォッチング、本当にクジラは見れたのか?

初めての本格(?)キャンプなので、最初はちょっと心配もしましたが、大きなハプニングもなく楽しめました。

翌朝。

実は前の日に、マーガレットリバーでインフォメーションセンターに立ち寄ったのですが、息子がそこのポスターを見て、

「Whale Watchingがしたい!!」

と言いだしました。

マーガレットリバーの北にあるGeographe Bayという海では、9月~11月に、ザトウクジラ(humpback whale)の群れがやってくるそうで、ちょうど私達がキャンプに訪れた時は、シーズンの真っただ中でした。インフォメーションセンターの人に聞いてみると、「小型の船でクジラのいるところまで行くので、間近で見られて、とてもエキサイティングですよ。」ということでした。

近頃、息子は海の生物が大好きで、いつもいつも、「一番好きな生き物はザトウクジラ!だって一番大きいから!」と言っていました。

「うーん、高いなぁ。。。」と迷いつつ、子ども達にこの時期しかできない貴重な体験をさせてあげたい、という思いもあり、その場で夫と話合い。思い切って次の日のWhale Watchingを予約することにしました。
いくつかのWhale Watchingツアーがある中で、インフォメーションセンターの人が、条件に合うものを予約してくれました。

キャンプで泊まった次の日、私達は手早く持ち物を片付けて、午前中のWhale Watchingに行くためにDansborohという海岸に行きました。

結論から言うと・・・予想していたよりもすっごく楽しめました!
船で、クジラがいるところまで近づいていき、クジラたちの背びれやフリッパー、尾びれが水面から出るのが何度も見えました。顔を出した時もありました。潮をバフッと吹くところも何度も見られたし、迫力ある音も聞こえました。

whale1

ボートのすぐ間近までクジラたちがやってきた時は、写真を撮るのも忘れて興奮しちゃいました。その大きさに圧倒されましたね。
息子も娘もすごく喜んでいたし、大人の私達も夢中になって見てしまいました。

その時は、ザトウクジラしか見れませんでしたが、シロナガスクジラ(Blue Whale)も見られる時があるそうです。
また、今シーズンは、今のところ100%の確率でザトウクジラが見られていますよ、と、係の人が言っていました。

家族4人で$250と高かったけれど、2時間の乗船で、たくさんクジラが見られて、すごく迫力があって本当に印象に残りました。興味がある人はゼヒ!

私達が利用したWhale Watchingツアー↓
Naturaliste Charters
住所: 25/27 Dunn Bay Rd, Dunsborough WA 6281
電話:(08) 9750 5500

息子は、家に帰ってから早速クジラを工作しました。

whale2

強く印象に残ったようで、うれしいです。

そんなわけで、自然をたくさん満喫して、すごく充実した春のキャンプが楽しめました!さて、term4もがんばろう!

これからの季節は、夜も温かくなってくるので、アウトドアはますます楽しくなってきますね。ハエが多くなってくるのは、ちょっと煩わしいですが・・・。

ちなみに、National Parkのキャンプ場の利用方法について詳しく知りたい場合は、夫のブログを参考にしてください。

西オーストラリアの国立公園キャンプ場を利用するには:Second Life in Perth
国立公園キャンプ場の利用方法を知っていますか?:Second Life in Perth


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Chieko
2013年より、西オーストラリア・パース在住。
7歳の息子、15歳の娘、夫と4人暮らし。

オーストラリアをテーマにしたライター。得意分野は、食、生活、子育てに関すること、子連れでの観光・旅行(キャンプ)。
趣味は料理・ガーデニング・DIY・音楽。

オーストラリア生活で私が学んできた英語のことと、大人の英語勉強法についてつづるブログ「話す英語。暮らす英語」も更新中。

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