アボカドの失敗しない選び方&ベジカフェ風アボカドパスタのレシピ

子ども達のスクールホリデーまで、あと1週間となりました。

・・・というわけで、忙しい毎日です。

子ども達が休みになる前に片づけたいことが色々あるし。
それに、クリスマス前、親はみんな忙しいですよね・・・?!(笑)

スクールホリデーに入ると、毎朝のお弁当作りから解放されるのはうれしいけど、毎日のお昼ご飯の支度が、また新たな悩み。

家に1人でいる時の昼ごはんと言えば、普段私は、家族のお弁当の残りおかずとか、前の日の残りのおかずとかで、ササッと済ませることが多いですが、時々自分で料理をすることもあります。
いつもは子ども達の好みに合わせた食材や味付けばかりですが、こんな時は、自分のためだけに作るランチ。
辛みやハーブをたっぷり効かせて、自分好みの味付けにできるのがうれしい!
ああー、休みに入ると、こんなお一人様ランチとも、しばらくはお別れかぁ・・・

私が最近時々作る、カンタンランチメニューは、アボカドを使ったスパゲティです。
うちは娘がアボカド嫌いなので、普段の料理にわざわざ使うことは少ないですが、私自身は好きです。

私はパースに来てから、実はオーストラリアでもアボカドが盛んに栽培されていることを知りました。
そしてまた、こちらの料理でもよく使われる食材の一つですよね。

というわけで今回は、アボカドの話題です。

 

パースで旬のアボカドが買える時期は?

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西オーストラリア州政府のアボカド生産に関するページを参考にしながら、まとめてみますと・・・

西オーストラリアでは、北はCarnarvon(パースの約900km北)から南はアルバニー(パースの400km南)まで、と、広範囲にアボカド農場が点在しているようです。

ちなみに、緯度で言うと、CarnarvonからAlbanyまでの南北の距離は、日本の青森市と鹿児島市の距離よりも大きいです!かなり気候に幅があることがわかりますよね~。

その中でも、アボカドの主な産地としては、Gingin(パースから65km北)や、Busselton(パースから200km南)、Manjimup(パースから260km南)などだそうです。

このように、西オーストラリアでは南北の広い範囲で栽培されていることもあり、アボカドはほぼ一年中流通があります。が、主なシーズンとしては、8月~2月ということです。

実際に、スーパーマーケットやベジマーケットに行っても、たいていどの時期もアボカドはみかけます。
ただ、私の感覚では、春夏の間、だんだん温かくなってきたな・・・と思うようになると、売り場に置かれるアボカドの量も増え、質もよさそうなものを見かけるようになってくる気がします。
ああ、シーズンになってきたんだなー、と感じます。

ただ、ローカルのアボカドだから、輸入物しか手に入らない日本より安いか、というと、意外とそうでもありません。

私は日本に住んでいた頃、メキシコ産のアボカドなどが、1個100円~200円前後で売られているのをよくみかけました(2年半前の物価ですが)。
こちらでは、季節によって変動が激しいですが、1個$2~3くらいです。
もちろん、シーズンや大きさ、品質、セール時などによって、1個$1~$1.5くらいで買える時もありますが。

なぜ日本で買う輸入アボカドの方が、西オーストラリアで買うローカル産のものよりも割安なのか・・・ちょっと不思議です。

 

アボカドの失敗しない買い方(パース限定?)と食べ頃の見分け方

アボカド・・・完熟した食べ頃の果肉は、こってりとクリーミーで、どう料理してもおいしいですよね~。
でも、うまく食べごろを見極めないと、切ってみたら固くてシブかったり、逆に果肉が傷んで黒ずんでいたり・・・なんて残念なことも。

アボカドは、表皮が固く厚いため、外からは果肉の状態がわかりません。
匂いなどでは熟しているかどうかもわからないし、質や食べ頃の見極めが難しい野菜ですよね。

ネットを検索すると、食べ頃のアボカドを見極めるための記事がいっぱいヒットします。

が、私はここで、西オーストラリアならでは(笑)の、アボカドをおいしく食べるコツを紹介したいと思います。
日本ではちょっと違うかもしれないけど、海外ならではのハズしてはいけないポイントがあるんです~。

一番大切なポイントは・・・

皮が黒くなったアボカドを買ってはいけません(笑)。

一般的に、果皮が緑色で固ければ、まだ熟していない。果皮が黒ければ熟していて食べ頃・・・と言われます。
なので、野菜売り場に行って、「今日はアボカドが食べたいから、黒いのを買って行こう~。」と思って買って行くと・・・がっかりすることがあります。(←経験者)
中身が傷んでいて、半分くらいしかまともに食べられない、なんてことが、結構あるんです、私の経験上ですが。

私が考えた原因は、こうです。
こちらで野菜売り場などを見ていると、本当にわかることですが、とにかく商品の扱いが、ザツ。
トマトやももなど、「潰れちゃうじゃん!!」と思うようなものまで、ザザーッと山積みです。
そしてお店の人も、箱からまとめてジャーって出している・・・日本では、一個一個大切にプラスティックの型に置かれているのに~。

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アボカドももちろん、例外ではありません。
たぶん、お店でストックしておいて、順次店頭に並べていくのだろうと思いますが、みんな一気にどばーっと山積み状態。
だから、ちょっと熟れて柔らかくなっているものなんて、みんな潰されて傷んじゃうんじゃないか、と思いました。たぶん、落っことしたものも入っていると思う・・・。

それに気づいてから、私は店頭では、青くて固いアボカドしか、買いません。
色が青いことはもちろん、手で持ってみて、しっかり完全に固いものを選ぶのが、ポイントです。

うちでは、洋ナシやモモなどを追熟させるために入れて置くカゴがあるのですが、そこに入れておきます。
室温で数日・・・だんだん色が黒くなってきます。
手で持ってみて、ほんの少し力を入れてみて、ちょっと柔らかさを感じるようなら、食べ頃です。
買った時の未熟なものとは感触が違うので、わかると思います。

逆に、1週間以上置くと、熟れ過ぎてしまうかな、という感じです。季節にもよると思いますが。

また、パースで売っているアボカドは、ほとんどがHass Avocadoという種類で、日本でもおなじみの、熟すと皮が黒くなってくるタイプのものです。
が、時々違う種類の緑色のアボカドが売っていることがあります(たぶん、Fuerte Avocadoだと思う)。これも濃厚な味でおいしいのですが、熟しても黒くなりません。ご注意を。

 

パースのみなさん(に限らず、海外のみなさん?)、どんなにアボカドが食べたくても、固いのを選んで自宅で追熟させましょう!

 

豆知識:アボカドの栄養

アボカドは、脂肪を約20%も含有する点で、珍しい野菜と言えます。
そしてその脂肪は不飽和脂肪酸で、中でも『一価不飽和脂肪酸(monounsaturated fats:MUFAs)』は以下のような効果があると言われています。

・動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールを減らす
・心臓病を防ぐ
・お腹につく中性脂肪を減らし、ダイエットに有効
・2型糖尿病のコントロールに効果

カロリーが高いので、一見するとダイエットには不向きに思われるかもしれませんが、アボカドに豊富に含まれる脂肪は健康によいということで、むしろヘルシー志向の人にとっては好ましい食べ物と言えるでしょう。

また、ビタミンC,E,フェノール類などの抗酸化作用のある栄養素を含みます。ビタミンB群、葉酸などの栄養も豊富に含みます。


ベジカフェ風?簡単アボカドパスタのレシピ

食べ頃のアボカドは、しょうゆを垂らして食べるだけでもおいしいですよね~。
もちろん、カットしてサラダに無造作に入れてもよし。
パースでは、巻きずしの定番の具でもありますね。

また、パースのヘルシー系カフェやベジタリアン系カフェでは、天然酵母パンや雑穀パンにアボカドのマッシュを載せたメニューも見かけますよね。
私も何度か食べたことがありますが、シンプルだけどボリュームがあり、アボカドのクリーミーさにレモンの酸味とハーブのさわやかな香りがいい感じにマッチング。大人の味です。

私はそれをちょっとだけ真似して、ゆでたスパゲティにマッシュしたアボカドを載せて、一人ランチに食べることがあります。
ササッとできるし、スパゲティをゆでる以外に火を使わなくていいので、らくちんなんです(笑)。
おまけにベジタリアンメニュー。

レシピと言うほどのものでもないのですが、私の作り方メモを載せておきます。

アボカドの切り方ですが、まず種の周りにぐるっと包丁の刃をあてながら縦半分に切り、両手でくるっとひねるとパカッと割れます。種が残った方をさらに同じように縦半分に切ると、片方に種がくっついて残り、その状態で手で簡単に種を取ることができます。
皮は手でペロッとむくか、包丁でそぐように果肉を取ることができます。

ベジカフェ風アボカドパスタ

By Chieko 公開: 12月 11, 2015

  • 出来上がり量: 1 人前
  • 準備時間: 10 分
  • 調理時間: 10 分
  • 出来上がりまでの時間: 20 分

アボカドをマッシュしてゆでたスパゲティに乗せるだけ。パースのベジタリアンカフェなどで定番メニューのアボカドオープンサンドからヒントを得ました。

材料

  • アボカド 1 コ
  • 小ねぎ(Spring Onion) 1 本 白いところを中心に。
  • レモン 1/4 コ 果汁を絞る。
  • しょうゆ 小さじ2
  • オリーブオイル 小さじ1
  • 少々
  • コショウ 少々
  • スパゲッティ 90 g 細めのタイプがおすすめ。
  • ※ 以下、トッピング
  • クルミ 適宜 ローストしたもの。生クルミならば170℃くらいのオーブンで約10分焼く。荒く刻む。
  • Rocket(ルッコラ) 適宜
  • バジルの葉 適宜
  • 粉チーズ 適宜

作り方

  1. アボカドはサイコロ状に切る。小ねぎは輪切りまたは細かく刻む。ボールに、アボカド、小ねぎ、レモン汁、しょうゆ、オリーブオイル、塩、こしょうを入れて、混ぜる。
  2. よく混ざったら、スパゲッティがゆで上がるまで、冷蔵庫に入れて置く。
  3. スパゲッティをパッケージの時間通りにゆでる。ゆでている間にトッピングを用意する。
  4. ゆでたてのスパゲッティをお皿に盛り、上に2.のアボカドを載せる。その上にトッピングを散らす。好みでオリーブオイルやコショウを足したり、カットレモンを絞って(分量外)食べてもよい。

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クルミをローストする時間は手順に含まれていません。

味付けやトッピングは、好みでアレンジしてください。
調味料の量は目安なので、味を見ながら調整してみてください。

コツは、スパゲティをゆでたらできるだけ素早く盛り付けて食べることです。

私は、アボカドだけだと柔らかい食感しかなく途中で食べ飽きるので、ちょっとナッツを加えるとアクセントになると思って足しています。
クルミがなければ、アーモンドでも他のナッツでも。

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写真では、粉チーズは固形のパルメザンチーズを削ってかけています。

手に入るなら、しそやクレソンなどでアレンジしてもおいしそうです。


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Chieko
2013年より、西オーストラリア・パース在住。2017年永住権取得。
息子(小学生)、娘(ハイスクール)、夫と4人暮らし。

オーストラリアをテーマにしたライター。得意分野は、食、生活、子育てに関すること、子連れでの観光・旅行(キャンプ)。
趣味は料理・ガーデニング・DIY。

オーストラリア生活で私が学んできた英語のことと、大人の英語勉強法についてつづるブログ「話す英語。暮らす英語」も更新中。
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