現地より、パースの天気・気候を徹底解説。旅行に来るならいつがおススメ?

最終更新日時 : 2016年8月9日

豪州・NZの農畜産業情報誌「Wealth(ウェルス)」で連載中の『パースで暮らす』、第5回目が本日号の誌面に掲載されました!
ウェブからも読むことができますので、もしよければ見てみてください。→ 『パースで暮らす』
今回のテーマは、季節を問わず使える、アノ食材についての豆知識です~。

さて、いったん涼しくなったと思ったら、また暑い日が続いていた3月のパースです。
今週の火曜日は、何と日中40℃を記録しました(汗)。
ひぃー。

ところが一昨日から急に涼しくなり、一気に20℃台へ。
今後しばらくは、この調子で続くみたいです。

夏は休日も多く、楽しみもありますが、やっぱりそろそろ涼しい風も恋しいなぁ~、なんて思う今日この頃です。

日本の友人や知り合いからは、「パースに行くなら、何月くらいがいいの?」と聞かれることもありますが、パースで最もいい季節って、いつなんでしょうね?

そこで今回は、一年を通した大まかなパースの天気について、まとめてみようと思います。
あくまで私が3年間パースで過ごした感じと、過去のデータを見ながら、ざっくりとですが。

パースに旅行で訪れるなら、ベストシーズンはいつ!?


年末年始、12月~2月の天気は?

この時期は、日本から海外旅行に行く人が最も多いシーズンかもしれませんね。

ちょうど年末年始から2月頃までは、パースは 夏 真っ盛りです!!

雨が降ることはほとんどないので、その心配はあまり要らないと思います。

気温は・・・とにかく暑い!

日中の気温は、おおむね30℃~40℃
空気はカラッとしていて、だいたい風があるので、30℃台前半の日はわりと過ごしやすいです。
日差しの下では暑くてたまらないと感じても、日陰は本当に気持ち良く、快適に過ごせます。

ところが、(私の体感では)37℃を越えるくらいになると、日陰でも空気そのものが熱く感じて、もう限界です。
40℃近くになると、地面からの照り返しで焦げそうになりますね~。
小さいお子さん連れのファミリーは、こういう日の観光は体調に注意してください。

ちなみに、気象庁によると、この夏(昨年12月~今日まで)で、最高気温が37℃を越えた日は17日あったそうです。


ところが、パースは夏でも、夜は気温が下がる傾向にあります。
夏でも、最低気温は20℃を下回る日も珍しくありません。
この夏は、昼間40℃近くまであった日でも、夜は20℃前後まで下がりました。
最低気温が25℃を越えた日は・・・なんと2日だけ!

同じ「暑い夏」でも、日本の夏とはずいぶん違うことがわかると思います。

パースの夏の特徴としては、とにかく空気が乾燥していることです。
日本では、冬に保湿クリームなどを塗る人が多いと思いますが、私は夏の方がむしろ使っています。
汗がすぐに乾くのはありがたいですが・・・

また、先にも書いたように、日中と朝晩の気温差が激しく、日によっても結構差があるので、真夏でも、重ね着できる長そでシャツやカーディガンなどはあった方がよいですね。
私自身、夏場でも、パーカーやカーディガンを羽織っている時があります。


【この時期におすすめの観光】

夏にパースに観光に来るなら、何と言ってもおススメは、ビーチです!
街中は暑くて過ごしづらくても、海辺は風があり、意外と涼しいんです。
広々とした美しいインド洋での海水浴は、本当に気持ちがよくて最高です。
もし泳げなくても、朝や夕方にビーチを散歩すれば、気持ちが解放されてすごくリラックスできます。

photo-summer

↑夕方6時半でも、ビーチで過ごす人がいっぱい。

パースでは、シティから近いところにもビーチがたくさんあるし、ちょっと離れたロッキンハム(Rockingham)や、ランセリン(Lancelin)なども、個人的にはおススメです。

ロッキンハムのビーチの話

ただ、海辺は涼しく快適に感じても、日差しはとっても強いので、日焼け対策はしっかりとっておきましょう。
サングラス、帽子、日焼け止め、ストールや薄手の長そでなど、お好みの方法を組み合わせて。

パースの有名な観光地ピナクルスなどを訪れるには、日によっては日中はちょっと暑すぎるかもしれません。。。

もしもビーチ以外のパースの自然を楽しみたかったら、ちょっと遠いですがアルバニー(Albany)周辺などは、涼しく過ごせて個人的にはおススメです!

年末年始に行ったアルバニー旅行記


春休み~ゴールデンウィークを含む、3月~5月の天気は?

学生さんはこの時期にパースに来られる方も多いかも?
会社勤めの方は、ゴールデンウィークを利用していらっしゃるかもしれません。

この時期は、パースでは 秋 です。

今年は3月の前半は例年以上に暑い日が続きましたが、たいてい3月も後半になると、過ごしやすい気温に落ち着いてきます。

日中の最高気温はだいだい25℃~30℃くらい。4月から5月へと季節が進むと、20℃台前半の日も増えてくるという感じでしょうか。
雨もまだそれほど多くはなく、本当に過ごしやすい時期です。
個人的には、ガーデニングがとっても楽しい季節です!

とはいえ、オーストラリアの陽射しは強いので、この時期でも晴れた日の昼間は、太陽の元にいると暑く感じます。

一方、夜はだんだんと寒くなってきます・・・最低気温は10℃台になり、日によっては一桁になることも。
日もどんどん短くなってきて、寒がりの私は「寒い寒い~朝起きたくない~」と言い始める頃ですね(笑)。
昼と夜では、まるで別の季節のようです。

衣服の調整がすごく難しい時期ですね。
昼間は、日差しの元なら半袖Tシャツが快適、日陰だと少し肌寒く、薄手の長袖を重ねてちょうど良いくらいかも。
一方、朝晩は、長そでパーカーやスプリングコートなどの羽織り物が必須です。
6月に近づくと、早朝などは厚手の上着が欲しいと感じるかもしれません。

この時期を過ぎると、だんだんと雨の日が増えてきます。


【この時期におすすめの観光】

パースで街歩きや一般的な観光をするなら、この時期は動きやすくて最適だと思います。
公園や住宅地の庭には、秋のバラが咲くようになり、Frangipani(プルメリア?)の花も咲き、西オーストラリア州の花であるカンガルーポーも咲き・・・夏の間は乾き切っていた道路沿いの芝生もだんだんよみがえり、パースの街らしい自然の美しさを取り戻してきます。

シティやその周辺のカフェやレストランでは、テラス席で心地よく過ごせると思いますよ。
また、パースから車で30分以内で行けるスワンバレー(Swan Valley)で、動物園(Caversham wildlife park)やワイナリーを訪れるのも、良い時期です。
テラス席でパースの雄大な自然を眺めながら、のーんびりするのもいいですし、森を散策したりスポーツするのもいい季節。

photo-autumn

↑夕方、スワンバレーにあるワイナリーの庭を散歩。

パースから離れた自然豊かな場所に行くのも、この時期は楽しめます。

 

夏休みやお盆休みを含む、6月~8月の天気は?

学生さんや、お子さんを持つご家族は、日本の「夏休み」が一番ゆっくり旅行できる時期ですね。
また、働いている方々も、お盆休みの期間を中心に、少しまとまった休みが取りやすい時期だと思います。
この時期に、パースに旅行に来る人も多いかもしれませんね?

この季節は、パースでは  です。
そして、パースで年間を通じて最も雨の降る時期が、年にもよりますが、だいたい6月~8月に集中しています。

この時期の天気は、たとえば朝は晴れていると思っても、昼になると突然雨がザーッと降りだし、また止んで。。。という感じです。黒い雲が広がり、ひんやりした風がヒューッと吹いてくると、雨のサイン。
日本の梅雨時のように、シトシトと降る雨は少ないけれど、一気に激しい雨が降ります。強風や雷を伴うことも。
こちらでは、このような雨をシャワー(shower)と言います。一日に2,3度降ることもあります。

気温は、天気によっても変わりますが、日中はだいだい15~20℃前後
日本の冬のような、じーんと身に染みるような冷え込みにはならない感じですね。

天気がよい日は、汗ばむくらいの温かさに感じるかも。曇りや雨の日はあまり気温も上がらず、肌寒いです。

一方、最低気温は、5℃以下に下がる日もあります。
朝晩はグッと冷えるし、まれに霜が降りる日もあります。

 

衣服については、この時期私の場合は、朝は軽い下着と長そでTシャツ、その上に長袖シャツまたはパーカー、さらにその上に厚手のセーターや冬用の上着を着る感じです(家の中でも!)。
だんだん昼になってくると、温かくなってくるので、セーターを脱いで、さらに暑い時はパーカーを脱いで、調整する感じです。
朝が寒いからと、厚手の肌着や、タートルネックのセーターなどをばっちり着こんでしまうと、昼間の活動中が暑くなってしまうかも。
着脱しやすい服を何枚か重ねるのがお勧めです。

また、パースの住宅はレンガ造りの建物で、気密性も低いです。
もしもこの時期、ホームステイ等でパースの一般住宅に滞在する場合は、ルームシューズ、靴下、夜間室内で羽織る温かいセーターやトレーナーなど、室内用の防寒着があるとよいかもしれません。


【この時期におすすめの観光】

雨がちょくちょく降るので、屋外のレジャーは予定が立てづらいかもしれません・・・。

けれど、もしもひどい雨が降らなければ、観光には実はいい時期かもしれません。
西オーストラリアに来たら一度は訪れたい、ウェーブロックピナクルスなどは、ハイキング等で歩かなければ辿り着けない場所もあります。が、真夏の炎天下では、暑すぎる!!
実はこの時期の方が、気温の面では適しているかもしれないなー、と、個人的には思います。

また、西オーストラリアの観光地としてはパースを抜いてNo.1の人気を誇る、マーガレットリバー
こちらも、海が目的でないのなら、実は冬の方が、青々とした牧草を食べながらくつろぐ牛や羊たちの姿がよく見られて、牧歌的な景色を堪能できます。(夏は暑すぎて、草も黄色く枯れているし、動物たちも木陰に隠れてしまって見えません)

寒い中楽しんだ、マーガレットリバーでキャンプの記事

また、ダムや滝、川などの水場も、夏は水量が少なく、枯れてしまっていることもあるので、この時期に訪れる方が楽しめます。

photo-winter

↑2年前の冬。パースの南50kmにある、サーペンタイン滝(Serpentine fall)を見に行き、夕方子ども達はカンガルーに遭遇しました!

「美しいインド洋で海水浴」を目指すなら、ちょっとがっかりな季節ですが、冬でも楽しみは色々あります。

また、雨がよく降るため、の出現率が高い!
市街地からでも広く見えるパースの空に、大きな虹がかかる光景は、何度見ても私のお気に入りです。


9月~11月の天気は?


この時期は、日本ではまとまった休みが取りづらいシーズンかもしれませんが、パースは、待ちに待った 春!を迎えます。


9月も後半になってくると、気温が徐々に上がってきて、日中の最高気温は20℃~30℃
11月が近づくと、30℃を越える日も出てきて、昼間はむしろ「暑い!」と感じることが多いかもしれません。

夜、冷え込む日も、だんだん少なくなってきます。
冬でも日中は比較的暖かいパースですが、夜間の寒さが緩むことと、日の出が早くなってくることで、冬の終わりを実感します。
朝ベッドから出て寒くなくなってくると、本当にうれしくなります!

雨が少なくなってくるので、観光の計画が立てやすくなりますね。とはいえ、9月頃までは、まだ雨の日もちょくちょくありますが。

着るものは、基本的に秋冬と同じような感じです。
この時期は、日によって気温差が激しく、たとえば最高気温が32℃の日があったかと思えば、次の日は22℃の日・・・という感じです。
なので、幅広い気温差に対応できる服装がよいですね。
Tシャツ、上に軽く重ねる長袖、ちょっと厚手の羽織りもの・・・という感じで用意しておくと便利かと思います。


【この時期におすすめの観光】

この時期は、何と言っても西オーストラリアのワイルドフラワーを見るのにうってつけです。

パースの北部でワイルドフラワーを見るなら、9月前半から後半。
シティ周辺ならば、9月後半~10月。
パースの南部なら、10月くらいでしょうか。
とはいえ、さまざまな種類の花が時期を替えて咲いていくので、春の間はどこに行っても出会えます。

また、11月くらいになると、市街地ではジャカランダの木が紫色の花を咲かせ、それは見事です。この時期にしか見られない幻想的なパースの風景です。
さらにこの季節は、家々の庭に色とりどりのバラが咲き、住宅地を美しく彩っています。

この時期の街のようすは・・・春のパースで街の中に咲いている花

photo-spring

↑昨年10月上旬のキングスパーク(Kings Park)。いつ行っても素敵な公園だけれど、春ならばぜひ訪れたい場所。

春は、どこへ行ってもパースのすばらしい自然を満喫できる、最高の時期だと思います!

ただ、問題点があるとすれば、、、

11月くらいになってくると、ハエがとたんに多くなってきます。
バーベキューや、カフェのテラス席など、屋外での食事が心地よい時期ですが、ハエがブンブンやってくるのは、ちょっと煩わしいですね~

また、気温が上がってきて開花し、雨も少なくなってくるため、花粉が飛びやすく、花粉症の症状で悩む人もいるようです。
この時期にパースの街中でよく咲いている、ボトルブラシやワトル(アカシア)といったネイティブフラワーも花粉症の原因となるようです。
気になる方は、ちょっと留意した方がいいかもしれません。

 

で、ベストシーズンは?

こうしてまとめてみると、日本ほどハッキリとした四季はないものの、パースなりの季節感というものがあるんだなーと改めて思います。

パース観光のベストシーズンは?と考えると、それぞれの旅の目的に合ったベストシーズンがあるように思います。

夏は何といっても、インド洋のダイナミックでクリーンな海を思いっきり楽しむには最高!!
ですが、雨に恵まれる冬のシーズンこそ、西オーストラリアの自然の豊かさ、多様性を味わえるような気もするし。

一つだけ言えることは、どの時期も、わりと気温差が激しいということです。
そのため、着脱しやすい服を重ねて着るのがお勧めです。

街中では、5月~9月の寒い時期でも、タンクトップに短パンとか、キャミワンピを着て歩いている人も見かけることがありますが、現地の人の体感温度は本当に日本人とまったく異なるみたいです(笑)。
なので、周りの人は参考にせず、「自分が寒いと思ったら着る、暑いと思ったら脱ぐ」が気軽にできる服装がよいと思いますね。
パースに滞在中、体調を崩さないように、快適に過ごしていただきたいです。

また、パースを拠点に、周辺の観光地を訪れる方も多いと思いますが、パースから200kmも離れると気候も変わります。
携帯のアプリ等で訪問地の天気をチェックするのもおすすめです。

参考に、西オーストラリアの町ごとの天気予報が見られるサイトのリンクを貼っておきます。
→ オーストラリア気象庁:西オーストラリア各町の1週間予報

また、パースの観光情報については、以下の過去記事を読んでみてください。
→ 旅行比較サイト「トラベルコちゃん」におすすめ観光・グルメスポットを寄稿しました。


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Chieko
2013年より、西オーストラリア・パース在住。
6歳の息子、14歳の娘、夫と4人暮らし。

オーストラリアをテーマにした、家庭料理研究家。ライター。得意分野は、食、生活、子育てに関すること、子連れでの観光・旅行(キャンプ)。
趣味はガーデニング・DIY・音楽。英語勉強中。
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