ベジタリアンOK。ダシ不要の和風豆乳野菜スープ

最終更新日時 : 2016年3月16日

10月。パースは今、春です。

毎日のように雨が降り、晴れたと思っても急に雨が降り、夜毎にどしゃ降りの雨がふる・・・

という冬の季節が過ぎ、天気のよい日が増えてきました。

といっても、昼間はまるで夏のように暑い日があるかと思えば、夜には冬に逆戻りのような寒さ。
春の天気が不安定なのは、日本もパースも同じだな、と思うのですが、こちらの方がより、寒暖の差が激しいと感じます。

今回は、そんな肌寒い朝晩のためのスープのレシピです。

 

おみそ汁の代わりに作り始めたスープ

昨日今日も、日中は天気がよく、陽がたっぷりと射して温かかったのですが、朝晩は結構冷えました。

夕方。陽が傾いてくると、とたんに気温がグッと下がります。

   city

それでも、息子は半そでに短パンにサンダルですが。。。(すっかりオージー?)

 

寒い時には、温かいスープがあると、ホッとしますね~。

私は寒さと早起きが苦手なので(笑)、寒い季節はいつも晩ごはんにたっぷりスープを作って、翌朝の朝ごはんにまた食べます。
先週今週とスクールホリデー中ですが、普段の平日の朝は、3人分のお弁当を作るだけで手一杯で、朝食まで用意するなんてメンドクサイ・・・そんな時、具だくさんのスープの残りを温めるだけ。これとごはんで、朝はOK!
寒い朝、体も温まるし、肉ギライな息子もちゃんと食べてくれます。

そんなわけで、特に秋から冬の間は、具をとっかえひっかえ、味付けをとっかえひっかえ、毎日のように色んなスープを作りました。

 

日本にいた時は、毎日と言っていいほど、味噌汁が食卓に上がっていました。

煮干しで出汁をとり、季節の野菜を入れて。
夏は塩気の効いた米みそ、冬はちょっと甘めの麦みそで、味をつけて・・・。
自分で味噌を仕込んでいたこともありました。

ですが、パースで暮らすようになり、煮干しなどのダシの存在が遠くなってしまったこと、また、味噌も日本からのものがほとんどなことと、日本にいた頃と比べると高価なため、あまりみそ汁を作らなくなりました。

その代わり、『日本のダシ』を使わなくても、おいしいスープが作れないかなぁー、と思うようになりました。

いろいろやってみて、特に私自身がおいしいと思う和風スープの作り方のポイントは、しょうがとごま油、そして野菜です。

最初に、すりおろした(あるいは細かく刻んだ)しょうがを、鍋の中で、ごま油でよく炒めます。
しょうがの香りが出たら、野菜を入れ、炒めます。この時に、塩を少し振って、野菜の水分が出て来るまでじっくり炒めてから、水を足します。

こうすることで、しょうがの香りと、ごま油のうまみ、野菜の甘みが出て、味がしっかり出るのではないか、と思います。

私は隠し味に、昆布(Kelp)を入れます。これを入れると、風味がグッとよくなり、味に深みが出るんですね。
ですが、入手困難な場合は、省略してもいけるかも・・・?
(Kelpについては、パース生活に欠かせない基本の厳選調味料 を参照)

そして、野菜ですが、いつもいろんな野菜でスープを作りますが、私自身がこの和風スープを作る時に一番気にいっている具は、

・白菜(Chinese Cabbage)
・大根(Chinese Radish/White Radish)
・にんじん(Carrot)

です。
ポイントは、たーーーっぷり入れること。

どれも日本でおなじみだった野菜ですが、パースでもにんじんは一年中安定して売られていますし、白菜と大根は秋から春にかけて手に入りやすく、とても身近です。

 

今回は、このスープにしょうゆと豆乳で味をつけたレシピです。
和風だけど、ミルキー。
そして、大豆 + しょうゆ で、なんとなくみそ汁の風味に似てる・・・と思うのは私だけ?

 

料理に使える豆乳を探して

最初の頃、料理に豆乳を使いたいと思って、パース周辺のスーパーマーケットを探したのですが・・・
置いてあるのは、砂糖やオイルが入っているものばかり。

ただの豆乳 がほしいだけなんだけどなぁ~

と思いながら、ひとつひとつラベルを確認して回ったものでした。

その後みつけたのが、アジア食材のフードマーケットでみつけた、この豆乳。

soymilk

なんか、ラベルは剥がれかけているし、こぼれたような跡があるし、ダイジョウブなの・・・?
(確かにこの写真は少し使いかけですが、ラベルがくしゃくしゃなのは、元からです)

と思ってしまいますが、原材料は「大豆と水」だけ。砂糖も入ってない!
一応、Made in Australia。パース近郊で作られているようす。

今回は、これを使いました。
味は、本当に豆乳。

豆腐などを売っている、アジア系の食材を売っているお店なら、冷蔵コーナーにあるかもしれません。
ちなみに、同じシリーズで茶色いラベルの方は、砂糖が入っているバージョンです。間違えないよう注意!

 

もしも上記の豆乳が手に入らない場合は、Woolworth, Coles, IGAといったおなじみスーパーでも売っている、これがよいかもしれません。↓

soymilk2

soymilk3

多少オイルや塩が添加されていますが、スープに入れたり料理に使っても、一応違和感はありませんでした。
スーパーでは色んな豆乳(Soy Milk)を見かけますが、私が見た中で、甘みが添加されていないと思われるものは、これだけでした。

長所は、長期保存が可能という点ですね。ストック用に良いと思います。
Long Life Milkのコーナーにあります。

 

 

ダシを使わないで作る和風豆乳野菜スープのレシピ

 

先にも書きましたが、私はいつもスープを作る時は、たいてい2食分作ります。
そのため、今回のレシピも(4人分×2食分=)8食分として書いています。

 

具は、その時家にあるものや、その時の気分によって、色々アレンジしています。
自分の中で一番ベーシックだと思う具を、レシピとして載せておきます。

 昆布(Kelp)は、入れるととても風味が出ておいしくなるので、我が家では必須ですが、もしもなければ、省いて試してみてください。

 しょうがはたっぷりめに使った方が、おいしいです。

野菜の分量は、一応目安として載せてありますが、その時の使いやすい量で作っていただけたらと思います。

 

日本のダシを使わずに作る和風豆乳スープ

By Chieko 公開: 10月 11, 2014

  • 出来上がり量: 8 人前
  • 準備時間: 10 分
  • 調理時間: 25 分
  • 出来上がりまでの時間: 35 分

煮干しやかつお節を使わずに作る和風野菜スープ。しょうゆと豆乳で味付け。

材料

  • 白菜 1/6 玉
  • 大根 1/2-1/3 本  正味約250-300g
  • にんじん 2 本  正味約200g
  • しょうが 1 かけ  おおきめ
  • 豆乳 500 ml
  • 1250 ml
  • しょうゆ 50 ml  大さじ2.5
  • 昆布(Kelp粉末) ふたつまみ
  • 小さじ1/2
  • ごま油 大さじ1

作り方

  1. 材料を用意する。 白菜は、芯のところは少し細めに切り、葉の部分はざく切りにする。 大根、にんじんは皮をむいていちょう切り。 しょうがは皮をむいてすりおろす。
  2. 鍋を強火にかける。ごま油をしいて、温まったらすりおろしたしょうがを入れる。香りが出るまでよく炒める。
  3. にんじん、大根を鍋に入れ、ごま油が回るように炒める。その後、白菜を入れる。 塩を振り入れ、数分くらいじっくりと炒める。
  4. 野菜のカサが減って水分が出てきたら、分量の水を入れ、Kelpを入れる。 沸騰したら火を弱め、ふたをして約10分煮る。
  5. しょうゆを入れ、最後に豆乳を入れる。 豆乳を入れてから沸騰させすぎると、豆乳が固まって汁と分離してしまうので、煮すぎないようにかきまぜながら温める。
  6. できあがり。 水分が飛んでしまったら、水を足して調整してください。また豆乳やしょうゆの量は、味を見ながら好みで調整してください。

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この日のおかずは、この豆乳スープと、チキンとキャベツの野菜炒め、シンプルサラダ。

dinner

 

作りたてもおいしいけれど、翌朝食べるのがまた、味がよーくしみていて、オイシイのです♪

 morning

 

暑い夏がやってくるまで、我が家ではもうしばらく、スープの出番が続きそうです。

 


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Chieko
2013年より、西オーストラリア・パース在住。2017年永住権取得。
息子(小学生)、娘(ハイスクール)、夫と4人暮らし。

オーストラリアをテーマにしたライター。得意分野は、食、生活、子育てに関すること、子連れでの観光・旅行(キャンプ)。
趣味は料理・ガーデニング・DIY。

オーストラリア生活で私が学んできた英語のことと、大人の英語勉強法についてつづるブログ「話す英語。暮らす英語」も更新中。

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