定年退職後にパースへ留学し写真を学ぶ、タツさんの話

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2週間前の週末のことですが、夫の仕事の関係で知り合いになった方が、我が家へ写真を撮りに来てくれました。

本来の目的は、別の写真を撮ることだったのですが、いい機会だと思い、このブログの素材用に料理をしているところも写真に撮ってもらいました。

今回は、そのことについて少し書こうと思います。

 

定年退職後に海外で写真を学ぶタツさん

写真を撮りに来てくれたのは、通称タツさん。

この方は、現在奥様と娘さんと、3人でパースにいらしていて、ご家族それぞれ、こちらの学校に通っているそうです。

タツさんは、TAFE(オーストラリアの公立職業訓練校、専門学校のようなところ)で写真を学んでいます。


タツさんは、日本で長年働きながら、ずっと趣味として写真を楽しんできたそうです。
有名な雑誌の写真コンテストで入選したこともあるそうです!
写真が好きであるとともに、腕前と感性がよかったのでしょう。

仕事をやり遂げ、定年退職された後、色んな事情が巡ってくる中で、改めて海外で写真を学んでみたい、という思いが強くなったそう。
そして、娘さんの留学先だったパースへご夫婦でやってきたんだそうです。

見た感じ、本当に穏やかな、人の好いおじさま、という感じのタツさん。
パースへ来るまで、ことさら海外志向が強かったわけでもなかったそうです。
英語も特に学んでいたわけでもなかったようで、こちらに来てしばらくは語学学校で英語の勉強をしたとのこと。
そして現在、写真のコースを受講しているところだそうです。


この日、写真を撮りに来ていただく代わりに、おいしいお昼をごちそうしたいと思い、何を作ろうかな~、と考えて、餃子にしました。

パースに来て、日本では当たり前に食べていたもので食べられなくなったものはたくさんあるのですが、餃子もその一つかもしれません。
といっても、Northbridge(パース駅北側の繁華街)など行くと、おいしい点心を食べられる中華系のお店はいくつかあります。
横浜の中華街で食べるような、透明の皮で包まれたエビ入り餃子や焼売など・・・これはこれで、ホントにおいしいです。

でも、日本のラーメン屋さんで出てくるような、餃子。
日本で、家庭で普通に作る、餃子。
そういうのをごちそうしてあげようと思いました。

実は、我が家では餃子は大人気メニューの一つで、肉ギライの息子が喜んで肉を食べる、数少ない食べ物の一つでもあります。
つまり、家族みんなが文句なしに喜ぶ、最強メニューなんですね(笑)。
パースに来てからは、皮も手作りするようになりました。
これが少し手間がかかるので、餃子は今では、休日に時間をかけて作る、贅沢メニューです。

でもその分、本当においしくて、いつも家族4人分、60個70個作っても、ペロッとなくなってしまいます。
だから、きっとタツさんも、喜んでくださるのではないか、と思ったのです。

 

餃子を作る間、タツさんはたくさん写真を撮ってくださりました。

scene4

こうして写真を見ると、すごくおいしそうに見えますよね(笑)。
素敵な写真をたくさん撮っていただいたので、そのうちのごく一部ですが、ブログのトップページにレイアウトしてみました。

事実、今回80個作った餃子も、あっという間になくなりました!
タツさんもたくさん食べて下さり、「餃子の〇将で出せるくらいおいしいよ」と言ってくれました(笑)。
わーい。

レシピはまた別の機会に、アップしたいと思います。

 

タツさんの写真

普段、ブログ用の写真は自分で撮っていますが、自分で撮る時はキレイに写すことばかりを考えてしまいます。
ですが、タツさんの写真は、動きがあったり、思わぬピントの合い方が逆に雰囲気を出していたりして、写真の面白さというものを気づかせてくれました。

たとえば、こんな写真。

pic3

水の入ったビンが、逆に立体感を出していたり、

pic4

餃子を温めたフライパンに並べているところですが、ボケた手元が逆に動きを感じさせていて、料理の時の慌ただしい感じを出しています。

また、家族の写真を家族以外の人に撮ってもらうというのも、いいものだな、と思いました。
やっぱり、視点が違うんですよね。

scene1

娘と餃子を作っているところですが、自分が小さく見えることにビックリしました(笑)。
娘がいつのまにか、こんなに大きくなっていたのかー。。。
こんな発見もあったり。

息子のリクエストに従い、並べたミニカーを撮影するタツさん(左側)。
(この写真は私が撮りました。それ以外の写真はすべてタツさん撮影)

pic1

タツさんが撮った写真は、こんな感じ。

pic2

奥行きが迫力を感じさせますよね。
ここではお見せできず残念ですが、ミニカーと共に満足げな息子の顔が収まった写真もあり、それがすごくいい雰囲気なんです!

ただ現実を写しているだけなのに、写真には、撮る人の人柄や感性が写りこむものなんだ、と改めて思いました。
不思議ですね。


タツさんは、もう子育ても終え、定年も過ぎて、私達からすれば大先輩の年齢。
それでも、海外へ出て学ぼう、とする意欲は、本当にすばらしいと思いました。

現在は、地元オーストラリアの学生や、留学生たちと、肩を並べて学んでいるそうです。
パースは世界各国から人が集まっています。
日本では、日本人という同じ人種としか(ほとんど)接しないけれど、こちらでは本当に色んな国の人達と触れあう機会があり、文化や習慣の違いに驚くことも多々あります。
そういうことが、とても勉強になるなぁと思う、、、とタツさんは言っていました。

タツさんの奥様も、現在こちらの学校に通って勉強されているそうです。
きっと、ご夫婦で学んだことを話しながら、お互い励まし合いながら勉強されているのだろうと思いました。

 

他人から学ぶこと


タツさんのお話を伺っていて、人間は何歳になろうと、学び続けて行けるものなんだな、と思いました。
そして学ぶということは、年齢に関係なく、人が生きる上で励みになるものだ、と思いました。

私達は、

「若者は・・・」「老人は・・・」「おじさんだから・・・」「おばさんだから・・・」

・・・と、年代で人をひとくくりにして言いがちですが、本当はそうじゃないのかも?

思慮深い若者もいるし、情熱的なおじさん・おばさんだっている。

確かに歳をとっていくと、人生経験が深まる分、新しい知識や価値観を倦厭しがちになることは理解できます。
それでも、タツさんのように、人生を重ねて来たからこそ、新しいことを学ぼう、という人も確かにいるんですよね。

素直に新しい世界に向き合っていくということは、常に人の可能性を広げていくのかもしれません。

 

また、私はパースに来て、色んな国の人と出会いますが、同時に色んな日本人の方とも出会います。
『日本人』 と一口に言っても、それぞれ様々な条件・環境でここにいるわけで、とうていひとくくりに論ずることはできません。

ですが、その中でも、自分の意志でパースに暮らしているという人達は、なんていうか、自分が好きなところで暮らしているという、自分の意志で生きているという、自信のようなものが感じられる気がします。
少なくとも、何の意志もなく海外で暮らすということはできないのです。
ビザの問題にしても言葉のことにしても、お金にしても何にしても、自分で自発的にそこにいようと思い、考えて行動していかなければ、海外に居続けることはできません。

ここで出会う日本人の方々というのは、しっかり自分の意志を持ち、自分の人生を自分で生きている、という充実感を持った人が多いような気がします。
といっても、私自身まだ、あまり多くの人と出会ったわけではないのですが・・・。


そういう人達から、私はいつも勇気や励ましをいただいているし、色んなことを学んでいます。
私もそうして、これから海外へ行ってみようと思う人達を勇気づけられるような存在になっていきたい、と思いました。

 


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Chieko
2013年より、西オーストラリア・パース在住。
7歳の息子、15歳の娘、夫と4人暮らし。

オーストラリアをテーマにしたライター。得意分野は、食、生活、子育てに関すること、子連れでの観光・旅行(キャンプ)。
趣味は料理・ガーデニング・DIY・音楽。

オーストラリア生活で私が学んできた英語のことと、大人の英語勉強法についてつづるブログ「話す英語。暮らす英語」も更新中。

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