「おいしい」がプレゼント。誕生日のホームディナー。

実は、先週、私の誕生日でした。
41歳になりました・・・着々と歳をとっております(笑)。

今回は、自分のことですみませんが、家族で過ごした誕生日祝いについて、書こうと思います。

 

誕生日プレゼントの代わりに・・・

このくらいの歳の女性は、みなさん誰からどんな誕生日プレゼントをもらうんでしょう?
どんな誕生日プレゼントがほしいですか?

私は30代の時、日本に住んでいた時は、家族で買い物に行き、夫に服飾品や雑貨などを買ってもらっていました(と記憶しています・・・よく覚えていません。ごめん夫)。
普段はなかなか一人でゆっくり買い物も行けないし、子ども達がいると自分のモノを見ることもあまりできなかったのですが、誕生日は家族に買い物に付き合ってもらって、気にいった物を買う。
そんな感じでした。

ですが、パースに来て、まあ物価が高いこともあるんですが、服や雑貨などを買う楽しみがめっきり減りました。
というか、そういうものを買うことが、楽しみではなくなってしまったんです。

趣味やデザインなどが魅力的に思えないことだったり、イイかも、と思うと価格がバカ高かったり。
そしてそれだけお金をかけて買ったとしても、オシャレして行くところがない(^^;;

今の私の生活には、価値がないってことなんですね。そういったものは。

服や靴は、足りないので買い足さないといけない時、サイズが合ってセンスが許せるものがあったら買う、という感じで、いわば食品や日用品を買うのと同じような感覚になってしまったのです・・・。


そんなわけで、今年の誕生日祝いは、物をもらう代わりに、

「家族でおいしいものが食べたい!」

と夫に言いました。

それで週末は、ちょっと豪勢なホームディナーを食べることにしました。

 

誕生日に食べた、おいしいものとは?


おいしいものとは・・・オイスター!

私も、夫も、そして(なぜか)娘も、生牡蠣が大好き。
昨年の夏、初めてこちらで生牡蠣をみつけて、クリスマスのディナーに買ってきて食べたのが、とってもおいしくて忘れられませんでした。
その時は殻つきしかなくて、夫が苦労して殻をあけましたが、開けたてがまた、新鮮でたまらない!

今年も冬が終わったあたりからか、魚屋さんで生のカキを見かけるようになりました。
わぁー、おいしそう。
でもやっぱり、普段食べるものとしては、高価なので、いつもスルーです。

ところが先日、お友達のお宅に呼ばれて夕ご飯をごちそうになった時、前菜にオイスターをたくさん出してくださったんです。
お宅で育ったレモンをしぼり、黒こしょうをふって食べさせてくれて、それがやっぱりおいしくて・・・忘れられず。

 

週末、午前中はファーマーズマーケットへ行き、その後スーパーなどを回り、最後はInnalooにあるお魚屋さんへ行きました。

Seafresh Fish Markets
388 Scarborough Beach Rd, Innaloo WA 6018
(08) 9445 2451
営業:月~日 8:00~18:30

Innalooのショッピングセンターの一角にあるお魚屋さんです。
(私の感覚では)ちょっと高めですが、ローカルの魚介類を中心に、品ぞろえが豊富で、鮮度もよいです。

フレッシュオイスター、この日もちゃんと、ありました!
やったー♪


この日は、オイスターの他に、オーガニックビーフでローストビーフを作ることにしました。

あと、ビーフもオイスターも食べない息子のために、サラダ、ポテトとにんじんのオーブン焼き、トマト味のスープ、ごはん。

夕方になって、私はスープやサラダを作り、ローストビーフと野菜をオーブンで焼きます。

カウンターキッチンの向かいでは、夫がオイスターの殻を開けます。
もちろん魚屋さんでは、ほとんどのオイスターは殻を取って売られているのですが、この時はお店の人に言って、あえて殻つきを買いました。
殻開けたてを食べるのが、一番おいしいから!

  dinner3

娘はもう待ちきれない(笑)。

dinner2

私もローストビーフを焼きながら、キッチンでカキをつまみ、白ワインを飲み・・・
だって、前菜はメインが出来上がる前に、食べないと(笑)。

3人で「おいしいねー!」「おいしいねー!!」の連発。

 

そしてディナーは、こんな感じ。

dinner1

実は、今回ビーフと野菜を同時にオーブンで焼いたのですが、スペースの関係でローストビーフを上のラックで焼いたら(いつもは下で焼くんですが)、熱源に近すぎてしまったせいか、いつもと同じ時間で焼いたのに火が通り過ぎてしまいました。
・・・まあこんな失敗もありつつ。

それでもなお、オーガニックビーフはおいしく、みんなで「おいしい、おいしい」と言いながら食べました。
(息子を除く)

ポテトとにんじんは、今までとちょっと違う感じで焼きましたが、これもまたすごくおいしくて、みんなで「おいしい、おいしい」と言いながら食べました。

私は個人的に、にんじんがすごくおいしくて満足でした。
ファーマーズマーケットで買ったオーガニックのにんじんを、レモンとフレッシュタイムで風味づけし、焼きました。


ちなみに、ローストビーフのレシピは、

本場のオージービーフを家庭でおいしく食べる方法!・・・を探る。

に載せています。基本的に私はいつもこのレシピでやっています。

また、オーストラリアではビーフと言えばグレイビーソースが定番ですが、私はしょうゆベースのソースが好きなので、今回も玉ねぎとにんにくをベースにしょうゆで味付けしたソースを作りました。これがおいしかったです。

今度レシピを整理してアップしたいと思います。


そして食後には、娘がショートケーキをサーブしてくれました。

dinner4

私のリクエストにしたがって、生クリームにいちごがのっただけのシンプルショートケーキ。
娘が作ってくれました。
(最初はスポンジも焼いてくれたのですが、失敗してしまい、スポンジだけ私が焼き直しました。後は娘の担当)

そして家族にハッピーバースデーを歌ってもらい、ろうそくを吹き消し(なぜか4本)、みんなで「おいしい!おいしい!」と言いながらケーキを食べました。

お腹がいっぱいで、家族みんなが大満足。

これが私にとっての、いちばんのバースデープレゼントかもなぁ、なんて思いました。

 

 

「おいしい」ってどういうことだろう。

「おいしいごはん」というのは、不思議なものだなぁと思います。

おいしい、というのはどういうことなんだろう?

高価で希少価値のある、高級食材。
一流のシェフが一流の技術で作る、凝った料理。

素材の中で、最高の味を持つものを、それを最高に引き出すように調理されている。
そして、素敵な雰囲気のレストランで、素敵な食器に美しく盛り付けられ、ていねいにサーブされる。

それはまさに、「おいしく」食べるために尽くされたプロの技であり、すごいな、と素直に思います。
あこがれますし、高いお金を払ってこそ、味わえるもの。

一方で、これとは違う「おいしさ」もありますよね。

たとえば、私は長い間首都圏に住んでいましたが、香川に初めて住んだ時、地元の農家さんの産直販売で買った野菜の新鮮さとおいしさに、大変驚きました。
味が濃くて、野菜そのものの味がギュッと入っていて、トマトは何もつけなくても甘みがあっておいしいし、焼いて塩を振っただけのナスやズッキーニがものすごくおいしかった。
また、旅行に行くと、港のそばの定食やさんの刺身や焼き魚の新鮮さ・おいしさに感動するということも、経験した方は多いはず。

現代では、都会にいれば、お金を出せば何でも手に入るように思えますが、こうした「おいしさ」というのは、自分からその環境へ行かなければ味わえない。食べ物をおいしいと思うのは、「自然の恵みをいただく」ということ、その価値を知ることなんじゃないか、なんて考えたりします。

また、家庭菜園で育てた野菜が、スーパーで売られているものよりもおいしく感じること。
自分で仕込んだ味噌や、ぬか漬けの、格別なおいしさ。
自分で焼いたパンの焼き立てのおいしさ。
こうした手作りのおいしさは、その味の客観的な「おいしさ」のみならず、食べ物がどこかから与えられるだけのものではなく、自分自身で作りだせる、という喜びとつながっているようにも思います。
また、自分が食べるものが、どんなものからどうやって作られているか、それがわかる安心感や信頼感も、「おいしさ」の一要素なのかも。


また一方で、「おいしい」ということは、非常に主観的で、食べる人の状況を巧みに反映してるんじゃないか、とも思うんです。

どんなに、上に述べたような素晴らしい食べ物を食べたとしても、体の調子が悪かったら、おいしく感じられないかもしれません。
また、付き合いで、あまり得意じゃない人と共にする食事。
パートナーとけんかしながら食べる食事。
慌ただしくて、急いでかきこむ食事。

・・・こんな時って、「おいしさ」は半減しているんじゃないでしょうか。

「おいしい」食事ができるということは、食べる人自身が、心身ともによい状況にあり、その場がその人にとって居心地よい場所であるということの表れなんじゃないか、と思います。


自分自身の誕生日に、家族みんなで「おいしい、おいしい!」とワイワイ言いながら食事を楽しめたこと。

これは当たり前のことのようだけど、今の私にとって、最大のプレゼントではないか、なんて思えました。
家族みんなが健康であり、この家が家族にとって安心して居られるスペースであるということは、本当に私にとって幸せなことです。

そして、もしも今日という日が、自分が生まれてからの毎日の積み重ねの一番最新の結果であるとしたら、私はこうして41歳を迎えられたことを本当にうれしく思う・・・そう思いました。
私を今まで色んな面で育ててくれたすべての人に感謝したいです。

顔にしわが増えたり、髪に白髪が増えたりするのは、ガッカリしちゃうけど・・・元気でこの歳までやってこられた幸運を、ありがたく思います。
そしてこれからも、自分のために、家族のために、みんなのために、元気でいなくては、と思いました。

 

 


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Chieko
2013年より、西オーストラリア・パース在住。
7歳の息子、15歳の娘、夫と4人暮らし。

オーストラリアをテーマにしたライター。得意分野は、食、生活、子育てに関すること、子連れでの観光・旅行(キャンプ)。
趣味は料理・ガーデニング・DIY・音楽。

オーストラリア生活で私が学んできた英語のことと、大人の英語勉強法についてつづるブログ「話す英語。暮らす英語」も更新中。

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