子ども達の長い長いスクールホリデーが終わり、今週から新学年が始まりました!
娘も息子も、1学年上がり、またこれまでとは違った先生・クラス編成で授業が始まります。
私は、久しぶりのお弁当作りから朝が始まり・・・めんどくさいけど、ようやく自分のペースで過ごせる時間が戻ってきて、ちょっとうれしいです(笑)。
学年の1番最初の日というのは、やっぱり少し緊張するものですね。
特に、息子は今年、Year1。日本で言えば、小学校1年生にあたります。
今回は、プライマリースクールYear1 登校初日!・・・日本の小学校入学とは大きく違う点と、学校生活の始まりにそろえる学用品について紹介したいと思います。
もちろん、細かい部分は学校によって色々と違いがあると思いますので、あくまで息子の学校の場合、ということですが・・・
西オーストラリアの小学校では、(特に低学年では)どんな文房具が使われるのか?どんな物が必要なのか?について、少しでもイメージしていただけたらと思って、書いていきます。
日本の小学校入学との大きな違い
日本で小学校1年生、と考えたら、子どもも親も、慣れるまでは結構神経使いますよね。
第一に、幼稚園・保育園と小学校では、校舎や教室の雰囲気もずいぶん違います。
そして、大きくて重たいランドセルを背負うのも初めて。登下校も、親の送迎やバス通園ではなくなり、多くの公立学校は自分で学校まで歩いていくようになります。
優しい先生が一緒に遊んでくれた幼稚園とは違い・・・小学校では、じっと座って先生の話を静かに聞かなくちゃならない。
先生一人に対する生徒の人数も、ぐっと増えますよね。
生活のリズムもずいぶん変わります。
日本では、小学校入学というのは、子どもの生活が大きく様変わりする時です。
一方、こちらは、というと・・・
以前にも書いてきましたが、昨年まで息子が通っていたプリプライマリー(pre-primary)というのは、5歳児教育(日本では年長さん)なのですが、こちらでは義務教育扱いとなっています。該当する年齢の子ども達は、必ず通うことになっています。
ただ、西オーストラリア州の正式な教育課程としては、Year1(満6歳)からが始まりであり、そこからがプライマリースクール(primary school : 初等教育の学校=日本でいう小学校)での教育となります。プリプライマリーは、以降の学校生活に適応するための準備期間として位置づけられているようです。
たいていプリプライマリーは、プライマリースクールの一部(一学年)として運営され、プライマリースクールの敷地内にあることが多いです(例外もあります)。
ただ、遊び場や普段の活動場所などは、大きい子とは別になっていたりしますが。
そして、毎日の持ち物も、プライマリースクールの生徒と同じ。といっても、お弁当、水筒、休み時間に食べるおやつ、くらいなんですが、それをリュックに入れて持ってきます。
プリプライマリーでも、基本的にプライマリースクールと同じ時間割で過ごします。
登下校の時間、休み時間やランチタイムなどは、同じです。
そして、同じ敷地内にあるので、朝に時々行われる集会(Assemblyと言われる)にも参加したり、学校で運動会などの行事がある時は参加したり、図書室やアートルームなども使用します。
ユニフォームも、プライマリースクールと同じものを着用します。
※学校によって違う場合もあります・・・。
ただし、何から何までプライマリースクールと同じか、というと、もちろんそういうわけでもないみたいです。
たとえば、プリプライマリーの教室は、教室の中、あるいは教室のすぐ近くにトイレがあったりとか・・・。
休み時間に食べるおやつは、プリプライマリーでは、親がフルーツを持ち寄り、先生が取りまとめて子ども達に出していました。
(プライマリースクールでは、各自が自分の分を持って来て食べる)
学校行事も、フルで参加ではなく、一部だけ・・・という形だったり。
もちろん、先生も、幼い子の対応に慣れた先生ですし。
そんなふうに、基本的にはプライマリースクールの枠組みの中にありながら、まだ小さな子ども達の成長度合いに合わせ、各学校や先生の判断で、柔軟に対応が行なわれていたように思います。
そのため、Year1になった!といっても、子どもにとっては通い慣れた学校であり、知っている先生や友達もいます。
ユニフォームやかばんも、お弁当も、今までと同じ。
登下校の時間も同じなので、生活リズムが大きく変わることもありませんでした。
子どもにとっても親にとっても、緊張感や戸惑いが少ない状態で、Year1の最初の日を迎えられたことは、ありがたかったです。
そこは、日本の小学校一年生の初日とは、大きな違いだなーと思いました。
一方、日本の小学校入学と同じように・・・こちらでもYear1に上がるために、文房具や学習道具を用意しなければなりませんでした。
学校生活の始まりに用意するものは?
プリプライマリーの終わりに、学校からYear1で使用する文房具のリストが渡されました。
学校指定の業者に一括で注文することもできるし、安いものを自分で買ってもよい、とのこと。
我が家は、基本的に自分で買いそろえることにしました。
買ったものは・・・こんな感じです。
日本と大きく違うのは、教科ごとの教科書やノートがないこと、かな。
えんぴつ、三角えんぴつ、色えんぴつ、えんぴつ削り、繰り出しタイプのクレヨン、のり、水のり、はさみ、油性ペン、クリアーファイル、書類フォルダ、スクラップブック、ふでばこ・・・など。
その他、サニタイザー(手の消毒液)、ティッシュ、キッチンペーパー、プリント用紙(×2束!)など。これらは取りまとめて皆で使うのかなーと思いました。
面白いのは、たとえばスクラップブック。6冊!!
ちょっと大きめで、中は真っ白な紙です。
子ども達は、先生が用意したプリントで課題をやることが多いらしく、それをこのノートに貼って整理するみたいです。
Pencil Triangular Grip
日本でも、三角の「書き方えんぴつ」ってあるみたいですが、こっちでも同じようなものが使われます。
ヘッドフォンと、USBメモリ。
授業でコンピュータやネットを積極的に使用するオーストラリアらしいなー、と私は思ってしまいました。日本の学校でもこういったIT機器を各自が持参するようになってきているのでしょうか?
ヘッドフォンは、どんなものがよいかわからなくて、うちはとりあえず家にあったものを持たせましたが、子ども用の大きめでカラフルなものを持って来ている人が多かったかな。
その他、本を入れるカバン、絵を描く時のエプロン、など。
こうした子どもの学用品を買うお店としては、パースでは、
Target(文房具、ユニフォーム
K-mart(文房具、ユニフォーム)
Big W(文房具、ユニフォーム)
Office Work(文房具、事務用品)
あたりが定番ですね。
そんなわけで、先週は我が家もこうした持ち物の買い物に行きましたが、同じようにメモを手に、同じような文房具を買い揃える人の姿をたくさん目にしました。みんな、新学期の準備だなー。
これらに加えて、チェアバッグと算数の問題集だけは、お店では買えないらしいので学校で注文しました。
チェアバッグは、いすの背にひっかけて使うポケットのようなもので、こんなふうに使うらしいです。
買った後は、ぜーんぶに名前を付ける作業。
念のため、えんぴつも1本1本。これがちょっとめんどくさい・・・。
けど、日本で娘が小学校に入学した時は、えんぴつ、文房具や教科書ノートはもちろん、算数セットのカード(何枚あったっけ?)の1枚1枚にまで、すべて名前を書いたのを思い出しました。それに比べたら、ラクかもしれません。。。
そしてYear1初日は・・・
日本だったら、小学校の始まる日は、入学式があり、親も少しこぎれいなカッコをして行ったりすると思うのですが・・・こちらでは、何もナシ。
子どもを送りに来た親も、みんな、思いっきり普段着。
本当にフツーの日(笑)。
変わったことといえば。
プリプライマリーの時は、特に一人一人に決まった「机とイス」というものはなく、マットを引いたスペースに子ども達はじかに座って先生の話を聞いていました。
ですが、Year1の教室には、それぞれに机とイスが割り当てられており、前を向いて並べられていました。
おおー、学校っぽい!!
息子は最初、少し緊張していたようすだったけど、周りに知っている子もいて、すぐに落ち着きを見せました。
幼稚園(Kindy)、プリプライマリー、と2年間、こちらのローカル環境で集団生活を過ごして来た息子。最初の頃を思い返してみると、本当に成長したなー・・・と思いました。
長期間のホリデー明けでも、初めての教室でも、動じることなく、入っていける。
その様子を見て、なんていうか、心底ホッとしました。
子どもというのは成長していくものだな、と、しみじみと思いました。
そして、1日が終わって教室を出てきた息子は・・・
「とーっても楽しかった!」
そうです(笑)。
これから色んなことがあると思いますが、とりあえず本格的な学校生活の第1日目が無事に終わり、心から安心しました。