初めて植えるなら?便利なのに楽々育つハーブの種類と育て方、使い方。

先週末は、「パース通信」が主催する「異業種交流会」の第一回が開かれました。

さまざまな職業の方、ワーホリ・学生の方々が、60名近く集まったそうです。大盛況でした。

私もちょこっとお手伝い+参加させていただきました。

なんと!ブログの読者さん何人かから声をかけられ、リアルでお話ができたのが、すっっっごくうれしかった!
いつもお世話になっていたけど直接会えてなかった人、SNSでつながって気になっていた人、等々とリアルで会えて、私にとってすごくありがたい交流の場となりました。もちろん、初対面の若い人、年上の人、さまざまな経験を持つ人と、わずかの時間だけど話ができ、すごく刺激になりました。

交流会で出されたフルーツショートケーキ、私が作りました~♪しかも3つ(汗)
多くの人に喜んでもらえて、すごくうれしかったです!

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また次回の交流会で、ぜひお会いしましょう。おつかれさまでした(*^^*)

 

 

ガーデニングを始めるなら、ハーブはいかが?

パースは春らしい天気が続いています。たいていは過ごしやすいのですが、昨日は37℃!でした。
ジャカランダの花も咲き始めています。昨年や一昨年に比べると、2,3週間ほど遅いような気がしていますが。

最近取り組んでいるのは、ガーデニング。
この時期は、冬~春の花が咲き終わり、枝葉が込んで来る時期でもあるので、適宜肥料を足したり剪定するなど、こまめな手入れが必要です。

庭仕事が忙しくもありますが、ぐんぐん育つ植物を毎日観察するのは、楽しみです。

 

初心者の人も、ガーデニングを始めるにはちょうどよい季節!
人んちの庭を見ながら、「ちょっと何か植えてみようかな~」なんて思う人もきっといますよね。

でも、何から始めれば・・・?

まあ、なんでもよいのです。好きなもので(笑)。


特にパースで、私がおすすめしたいのは、ハーブ。

種類にもよりますが、概してハーブを育てるには、パースは適していると思います。
夏も湿度が低いため根腐れしにくく、冬も寒さが極端に厳しくないので越冬できるものも多いです。

ハーブには、乾燥に強い物や、肥料をあまりあげなくても育つものもあり、適切な種類を選んで適切に管理すれば、簡単に長く楽しむことができます。

そしてなんといってもハーブを育てるメリットは、料理に使えること!!

ハーブって、そんなに大量に使うものじゃないけど、、、でも、ちょっと使えると料理の幅がぐっと広がります。
スーパーマーケットでも売っているけれど、量の割に高いし、長持ちしません。

自分でハーブを育てていれば、必要な時、必要な分だけ、使える!
バックヤードにあれば、パジャマ姿でも髪の毛ボサボサでも、取ってこれる!!

すっっっっっごく、ラク(笑)。

ずぼらな私には、それがハーブを育てている一番の理由かも・・・。


というわけで、これからの季節に、植えて育てて楽しめるハーブをまとめたいと思います。
これまで私自身が育てやすいと思った、しかも庭にあるとすっごく使えるハーブを厳選!
また、料理への取り入れ方も紹介しようと思います。

 

香りも性質もとにかく強い!ローズマリー

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ローズマリーは本当に育てやすい!というか、勝手に育つ(笑)。
パースなら、ほとんどの住宅の庭に生えているんじゃないか、と思うくらい、定番中の定番ハーブ。

特にパースの砂質の土壌や、乾燥した気候には合っているようです。
日なたを好む一方、パースであれば冬でも枯れることがないので、一年中青い葉を使うことができます。
一度しっかり根付くことができれば、肥料もあまり必要なく、ほとんど世話も必要ない、すぐれもの。
虫も付きにくく、煩わしさもありません。

地植えでも鉢植えでもよく育ちます。

パースで販売されているローズマリーには、いろんな種類があります。
ラベルを見ながら好きなものを選ぶとよいですが、もしも料理に取り入れたいならば、Rosemary Tuscan Blueが使いやすいと思います。

 

ローズマリーは、さわやかで強い香りがあります。

肉料理、野菜料理、なんでも使えますが、我が家でよくやるのは、ポテトのオーブン焼き。
ポテトをオーブンで焼くだけの簡単な料理ですが、ローズマリーの葉を散らして焼くと、清涼感のある香りがポテトに移ってすごくおいしいです。

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レシピは → ロイヤルブルーポテトで作るベイクドポテト。

その他、オーブン料理に気軽に入れて、香りを楽しむことができます。


オーブン料理に使いたい、タイム 

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タイムもとても育てやすいハーブ。

やはり乾燥に強く、逆に多湿には弱いので、パースでは育てやすいハーブの代表格です。

タイムは横に広がって伸びていくので、地植えならグラウンドカバーのようになります。鉢植えで育ててもかわいい♪

春には小さな花が咲き、新しい葉がどんどん出てきます。
一方、冬になると一見元気がなくなりますが、枯れることはありません。
夏は半日陰、冬場は日当たりがよい場所に置くと、ちょうどよいみたいです。

タイムも、たくさんの種類の苗が販売されていますが、料理に使うとしたら、Common thymeが最も定番かつ万能です。

 

タイムの香りは、ローズマリーと同じくハーブらしいさわやかな香りですが、より温かみと深みがあります。私はオーブン料理によく使います。
野菜をオリーブオイルでからめてオーブンで焼くだけの料理でも、タイムを散らすと奥行きのある味に。
今流行りの「ギュウギュウ焼き」にもいいのでは?

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我が家では、チキンや魚を焼く時にも使います。

 

庭にあったら便利すぎる!パセリ

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とにかく使えるキッチンハーブといったら、パセリ!

植える時期は、実は秋が適しています。

秋から冬は緩やかに成長し、春の終わりまで、葉を採り放題!夏に近づいてくると、つぼみが出てきて花が咲き、葉が少なくなってきます。種を採っておけば、秋が来たら蒔くことができます。

パセリは大きく、2種類があります。

イタリアン・パセリ(またはflat leaf parsley)と呼ばれるタイプ。葉が平らのものです。
カーリー・パセリcurly leaf parsley)と呼ばれるタイプは、いわゆる日本でおなじみの、お惣菜や食事の付け合せによく登場するパセリですね。

イタリアンパセリの方が、苦みが強く、葉が固い。
カーリーパセリの方が、味がマイルドです。

どちらも、地植えでも鉢植えでもよく育ちます。
冬は日当たりの良いところに、気温が高くなってきたら日陰に移すと、長く収穫できます。
水が切れると枯れてしまうので注意です。


どちらのパセリも、サラダのトッピング、肉料理の付け合せ、刻んでスープに散らすなど、あらゆる場面で彩りを添えるのに役立ちます。

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また意外なのが、カーリーパセリのおいしさ!
日本では積極的に食べられる野菜ではありませんが、自分で育てたパセリは甘みと香りが豊かです。普通の生野菜のサラダに入れるだけでも味が引きしまります。

 

夏に楽しみたいハーブNo.1、バジル

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これからの季節に植えるなら、バジルは最も使えるハーブ!

初夏から、冬の手前まで使えます。

パースでは、スイートバジル(イタリアンバジルとも)の他、タイバジル、レモンバジル、また紫色のバジルなど・・・さまざまな種類が出回っています。
幅広い料理に取り入れるなら、スイートバジルが最も使いやすいです。

寒さが十分に去った今くらいの時期から、夏にかけてが、育てるのによい季節です。
水は切らさないようにあげましょう。
また、春は小さな青虫に葉を食べられてしまうので、目を光らせておかないといけません(笑)。

真夏は少し日陰の方がよいみたいです。

気温が下がってくると枯れてきます。種をとっておけば次のシーズンにまくことができます。

バジルと言えば、日本でもおなじみのハーブですよね。
たくさん収穫できたら、バジルペーストを作る人もいるかと思います。
その他では、ピザやトマトソースのパスタにトッピングするのが定番の使い方。
またこれもパセリと同じく、摘みたてのバジルは、野菜感覚でサラダに入れるととてもおいしいです。

我が家で定番の使い方は、オリーブオイル+にんにく+塩+軽くちぎったバジルを乳鉢ですりつぶしながら混ぜ合わせ、ゆでたタコをマリネします。好みでレモンを絞ります。とってもおいしい夏の一品になりますよ~。

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鉢植えで気軽に育てたい、ミント

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家にあると便利なハーブとして、外せないのが、ミント。
特に夏には、この清涼感がたまらないですよね~♪

ミントは水気を好む植物で、乾燥させると枯れてしまいます。
また、地面に植えてしまうと、生育が旺盛になり過ぎ、他の植物をダメにしてしまうので、ミントを育てるなら鉢植えが無難です。
ミントは、日陰でも比較的よく育ちます。特に夏の間は日よけの下に置いて、水を切らさないようにします。

ミントにはさまざまな種類があります。
うちで今育てているのは、common mintという種類で、日本でもよく見かけるベーシックなタイプ。他に、ペパーミント、スペアミント、アップルミント、パイナップルミント、チョコレートミント・・・などなど、いっぱい種類があります。
common mintはとても育てやすく、料理にも使いやすいので、初めてのガーデニングにはおすすめです。


使い方としては、最も定番なのは、ケーキやデザートのデコレーションに添えること。
シンプルな使い方だけど、ちょっと添えるだけでグッとおしゃれになりますよね~。

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また、私が好きなのは、やっぱりサラダに入れること!
特に暑い季節は、すっきりしたフレーバーが加わって、すごくいいアクセントになります。

アジアンサラダ風ジンジャードレッシングとの組み合わせがすごく好きです。

これからの季節は、冷たい水や飲み物に入れて香りを出してもよいですね♪

 

ハーブを植える土は?

これらの植物を最初に植える時は、鉢植えであれば、ガーデニング用のPotting MixGarden Soil Mixに、Organic Compostを混ぜます。たいてい、半々くらいで混ぜれば、ほとんどのものは大丈夫です。

そこに、オーガニック肥料を適量混ぜてから、苗を植え付けます。

地植えの場合は、元の土にこれらを混ぜ込んでから植えると、元気に育ちます。

我が家で使っている定番の土と肥料は、こちらの記事に載せてあります

→ 春のパースを彩る花たち&春のガーデニングレポート。

 

以上、便利かつ、小さな鉢植えから始めてみるのにちょうど良いハーブ達、を紹介しました~。

庭のハーブを料理に使う時は、必ず水で洗い、よく水気を切りましょう。

 

今シーズン私が庭で育てているハーブは、ミント、コリアンダー、ディル、イタリアンパセリ、タイム、ローズマリー、ラベンダー、カモミール、ボリジ、カレンデュラ、ベルガモット、です。
初めて育ててみたハーブもあるので、色々と研究中。

バジルとしそは、種をまいて育てている途中・・・収穫までは、まだまだかかりそうです。


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Chieko
2013年より、西オーストラリア・パース在住。2017年永住権取得。
息子(小学生)、娘(ハイスクール)、夫と4人暮らし。

オーストラリアをテーマにしたライター。得意分野は、食、生活、子育てに関すること、子連れでの観光・旅行(キャンプ)。
趣味は料理・ガーデニング・DIY。

オーストラリア生活で私が学んできた英語のことと、大人の英語勉強法についてつづるブログ「話す英語。暮らす英語」も更新中。
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