早いもので、明日から12月になりますね!
・・・早い!!
子ども達の学校は、あと2週間で終わり。
今年一年が終わり、いよいよ長い、夏のスクールホリデー!
来年の文房具やユニフォームの申し込み、その他さまざまな支払いの案内が学校から来たりして、あー今年ももうすぐ終わるのかぁ~、と感じます。
娘はハイスクールの試験週間(こちらの学校にも、定期テストみたいなものがあります)をなんとか無事に終え、ホッとしているみたいです。成績はどうかしら~?(笑)
子ども達の学校では、年度の終わりに、お楽しみの遠足みたいなものがあって、娘は遊園地と動物園に、息子は子ども向けの遊具施設に行くそうです。
いいですね~♪
今年が無事終えられるよう、私もあと1ヶ月、がんばらないと・・・。
というわけで、毎日がますます慌ただしい。こんなふうに忙しい時、夕飯どうしたらいい!?
今回は、オーストラリア版「スーパーのお惣菜」的なものを紹介したいと思います。
スーパーに必ずある、デリコーナーとローストチキン
パースでは、とにかく外食が高い!
我が家の場合は、朝食はもちろん、昼も家族全員お弁当持参、夕食も自炊です。
食材は、週末や平日の空き時間に、安いお店で野菜や肉をまとめ買いします。
我が家には、冷蔵庫が2台ありますよ!
でも、忙しい時、疲れてしまった時、毎日毎日ご飯の支度をするのが、本当につらい時もあります。
でも、食事は待ったなし。
日本では、スーパーに行けば色んなお惣菜が売ってるし、野菜も多く入ったお弁当、デパ地下に行けば豪華なおかず・・・と、今思えば安い値段で夢のように美味しいものがいくらでも買えた!
なんて恵まれていたんだろう~と思います。
一方、オーストラリアでは、いわゆる安くてバラエティに富んだおかずというものは、なかなか買えません。
では、オーストラリアの人は、料理ができない時、どうしているのでしょう?
オーストラリアのスーパーマーケットでは、必ずどこに行っても、「デリ(Deli)」というコーナーがあります。
デリで売られているのは、ハム・チーズ・オリーブ・ドライトマト、など、出すだけでオードブルになるようなものや、温めるだけで食べられるミートパイなど。あと、サラダも何種類かあります。
たとえばハムなどは、g単位で必要な分だけ買えるし、言えばその場で塊をスライスしてくれるので便利です。スライスしたてのハムはやっぱりおいしい。
私はスクールホリデー中に子ども達と食べるランチなどには、スーパーでパンとデリのハムを買い、家に帰ってレタスやキュウリを挟んで即効サンドイッチを作ります。
ですが、サラダやその他のおかずっぽいものは、正直私や家族の口には合いません(汗)。
サラダなんか、同じような素材を使って自分で作った方が、自分好みの味付けにできるから、だんぜん美味しいし。←だから食事作りをサボれないわけで。。。
オーストラリアのデリで、もうひとつ、必ず売られているものがあります。
ローストチキン。
しかも、鶏を丸ごと1羽、焼いたものです。
これが、必ずどこのスーパーに行っても、売られています。
日本では鶏がまるごと売られているなんて、スーパーではまず見かけないし、せいぜいクリスマスくらいでしょうか。
でもオーストラリアでは、これが毎日毎日、しかも大量に売られている!
すごいですよね~
で、私は思いました。
コレ、どうやって食べるの???
チキンだけ丸ごと買ったって、どうしろっていうんだー!
ローストチキン、どうやって食べる?
でもある時、何かのレシピアイデアを目にして、「こうやって食べたらいいのか~」と思ったことがありました。
それ以来、うちでは、夕ご飯が作れない時、手を抜きたい時、時々この丸ごとのローストチキンを買うことがあります。
パースでも毎日、たくさんの人が買って行きますが、他の家庭では、どうやって食べているのか、私は知りません。
でも、かつて私が思ったように、「こんなのどうやって食べたらいいんだろう?」と思っている人もいるかもしれないですよね?
そんな皆さんのために、我が家の食べ方を紹介したいと思います。
1.スーパーマーケットに行ったら、ローストチキン、サラダ菜、レモンを買う。
サラダ菜は、色んなものが混ざっているLeaf Mixのようなもので、なんでもいいです。私の好みはロケット(Baby Rocket)です。
もちろん、家にあるレタス、キュウリを使っても◎。
玉ねぎのスライスや、小ねぎ(Spring Onion)を刻んだもの、パセリやバジルなどのハーブを加えると、豪華になります。
でも、あり合わせの野菜で本当によいんです。
手を抜きたい時は、こだわらず、手近にある生野菜を合わせちゃってください♪
レモンは、ドレッシング代わりに使います。
なければ、またはお好みで、ワインビネガーなどのお酢を使ってください。
2.サラダ菜を洗って、お皿に盛る。
よく水気を切るのがコツ!
3.チキンを切る。
まるごとでは食べづらいので、適宜カットしましょう。
もも(足)や手羽は、付け根の奥の方まで包丁を差し込むと、骨と骨の境目があります。そこをねらってカットすると、うまく切れます。
ムネ肉は、とがった大きな骨が、胸の中央に縦に通っているので、そこに沿うように、まず縦に包丁を入れます。その後、食べやすい大きさに横にカットすると、肉が取りやすくなります。
4.チキンと野菜を取皿に取り、オリーブオイル・レモン・塩・コショウを振って食べる。
好きな調味料を合わせてください。
バルサミコビネガーなどを加えてもおいしいです。
・・・という、味付けも材料も非常にシンプルなものです。
私は意外と、これだけでお腹いっぱいになっちゃいます。
野菜はとにかくたーっぷり用意した方が、やっぱりおいしいです。
好みでパンを合わせてもよいですね。
ちなみに、私は鶏のお腹の詰め物がキライなので、食べません。
おいしい食べ方があったら、教えてほしいです。
食べきれなかったら?食べ残しもおいしく活用
「まるごとチキン一羽なんて、食べきれないよ!」と思う人もいるかもしれません。
そう、一度で全部食べる必要はないのです。
チキンを取り分ける時は、じかに箸をつけないようにします。
そして食べ終わったら、残ったチキンの身をこそげとって、冷蔵庫にしまっておきます。
翌日もまだまだ食べられます!
たとえば・・・
◆チキンを細かく裂いて、マヨネーズで和えてサンドイッチの具に。
◆鍋に醤油・ラパデュラシュガー(またはきび砂糖)・日本酒少々、を入れて煮立たせ、細かくしたチキンを入れて温める。付け合せにゆでたブロッコリーなどと一緒にごはんに載せて、簡単テリヤキ丼。
◆チキンと好みの野菜を煮て、スープストックを加え、野菜たっぷりチキンスープ。
◆チャーハンに入れてチキンチャーハン。
◆野菜炒めの具に。
・・・などなど、色んな使いまわしができます。
冷たいままだと、チキンの身がちょっと固いので、私は加熱料理に入れて使う方法が好きです。
簡単においしい鶏肉のだしが出るので、スープなどに入れるのはとてもおいしいですね。
中華風のスープに入れても合います。
現在パースでは、このローストチキンが、1つ$8~$13で買えます。
外食やテイクアウェイよりはずっと安くすむし、手軽です。
また、普通のチキンの他に、フリーレンジのローストチキンもちゃんと売られているのが、オーストラリアらしいな、と思います。
こちらで買える、ご飯のおかずになる「お惣菜」的なものといったら、このローストチキンくらいしかないので、日本の食事は便利だなー、と思ってしまうこともたびたびあります。
が、コンビニのおにぎりやお弁当は、保存料などの添加物、質の悪い油や化学調味料などがたくさん使われている、と聞くので、それに比べたらこちらのローストチキンはワンパターンだけど、うまくアレンジして食べれば、健康への害という面ではマシかも・・・?なんて思ったりもします。
お店で焼いてますしね。
ただ、一つ困ったことは、我が家の息子がチキンをまったく食べない。
息子のためには、パンを買うとかスープを作るとか、何かしら別に用意しないとなりません。
ホント、めんどくさい人・・・
これからクリスマス・お正月にかけて、オーストラリアに旅行に来る方もいるかと思います。
旅の費用を節約するために、一食はスーパーでローストチキンを買って食べてみてはいかがでしょうか~?