日本では、おいしいソースやタレ、ドレッシングがいっぱい売っています。
私も日本在住時は、よく利用していました。
あれこれ試すのも楽しいし、新商品が出ていると、つい使ってみたくなったりして。
でもパースに来てから、そんな楽しみはなくなりました(笑)。
こちらに来た当初は、ステーキソースやドレッシング、既成の調味料(~の素、みたいなの)も試してみたりしましたが、
うーん・・・
どうにも、私達家族の味覚には、合わなくて・・・
そうこう試行錯誤するうちに、いつの間にか我が家では、必ず常備しておく調味料・食材が決まってきて、逆にそれさえあればたいていの食事は作れる、というようになってきました。
今では、ヘンな(笑)ソースの類は、滅多に買うことはなくなりました。
その変わり、と言っては何ですが、定番の調味料・食材については、ちょっと割高でも味が確かで、自分が納得できる物を選ぶことにしました。
それを使うことで、料理が確実においしくできるのだから!
(後は、ディスカウントの時にまとめ買い、の技を駆使)
今回は、ここ西オーストラリア・パースで、私自身が色んな食材を試してきた中で、結果的に我が家に常備されるようになった調味料を、リストアップしたいと思います。
砂糖
我が家では、定番として3種類の砂糖を常備しています。
●ラパデュラシュガー(Rapadura sugar)/パネラシュガー(Panela sugar)
ラパデュラシュガー、またはパネラシュガー、どちらも同じものだそうです。
サトウキビのしぼり液を低温で加熱して抽出した糖。中南米で生産されています。
ビタミンやミネラルがより多く残されているため、風味・うまみがあるんですね。そのため、私はこちらで『みりん』を使わない代わりに、甘みと風味づけに、このRapadura Sugarを使います。
私の感覚では、普通の砂糖よりも甘みが少なく、こくやまろやかさがあります。特に醤油との相性がよいと思うので、和食の料理を中心に使っています。
パースシティ近辺なら、スパイスや粉類が量り売りで買えるKAKULAS BROTHERSで、$6.5/㎏くらいで売っています(2014年当時)。
もしくは大きなスーパーマーケットや、オーガニックフードを取り扱っているお店などで売っています。
●ローシュガー(Raw Sugar)
サトウキビのしぼり液を加熱して抽出した糖。
ラパデュラシュガーよりも『砂糖』らしい甘さがあります。
料理にしっかりした甘みをつけたい場合に使っています。
また、お菓子作りなどにも。
スーパーなどで手軽に買えます。
●キャスターシュガー(Caster Sugar)
精製された白いお砂糖。
日本のグラニュー糖と近いですが、粒子がより細かく、溶けやすいです。
お菓子作りの時に、レシピによってこちらを使います。
塩
普通の塩を使っています(笑)。
これは、IGAで買いました。Woolworthでも売っています。
WA州の塩湖で製造されたものだそうです。
さらさらで、料理には使いやすいです。
こちらでは、大きな粒のロックソルトもよく売られています。
焼き物に、ミルで砕いて振りかけたらおいしそう。
うちでも使っていたことがありますが、塩は使用頻度が高いので、毎回ミルを回すのがちょっと手間になって使うのをやめてしまいました。
個人的には、ミネラルを多く含む、うまみのある塩を使いたいです。手軽に買えるよい塩を探索中です。
しょうゆ(Soy Sauce)
我が家は、キッコーマン(made in singapore)のしょうゆを使っています。原材料は、水、大豆、小麦、塩。
パースでも、日本から輸入されたしょうゆは何種類か売られており、アジア系の輸入食材店などで買うことができます。
一方、日本製造ではないもので、原材料に余分なものが入っていない、いわゆる『日本のしょうゆ』と言ったら、パースではこれが最も買いやすいものです。
製造元に問い合わせたところ、『Made in Singapore』と表記されているものについてですが、小麦と大豆はアメリカ・カナダの遺伝子組み換えでないもの、塩はオーストラリア、水はシンガポールのものを使用。シンガポールの工場で生産されている、とのことでした。
日本国内のしょうゆよりも、若干塩分が高いという話を聞いたことがありますが、味はしっかりしており、和食に適していると思います。
中国や東南アジアのメーカーのSoy Sauceは、砂糖やうまみ調味料などが入っているものがほとんどで、日本のしょうゆとはちょっと異なるので注意です。
また、キッコーマンシリーズでも、グルテンフリーや減塩のシリーズもパースでは売られていますが、私は使ったことがありません。
いつか、オーストラリア醸造のJapanese Soy Sauceが出来たらいいなぁ~、なんて希望しています(笑)。
酒
日本料理の風味づけに、やっぱり日本酒は欠かせないません。
私が使っているのは、オーストラリアの米を使って、オーストラリアで醸造された、「豪酒」です。
私は日本酒は飲まないので、お酒としてどの程度おいしいか・・・はわかりません!が、料理に使うにはよいです。
パースシティ周辺でしたら、LIONで買えます。もしくはリカーショップでも取り扱っているかもしれません。
1本$20弱とちょっと高いので、少しずつ使うようにしています・・・
昆布(Kelp)
オーストラリアでは、海藻はないのかな~、なんてインターネットで探していたところ、タスマニア・キング島のKelp(昆布の一種)というのを通販でみつけて、昨年購入してみました。
こちらの通販サイトから→ Santos Organic
500g で$11.35。WA州ということで送料が$17.35でした。
タスマニア産の昆布です。
もともと西欧の食文化には、海藻を食べる習慣がない、と言われますが、近年では、健康志向の人々に海藻は人気だそうです。
Kelpは昆布の一種のようですが、日本の近海で採れるダシ用の昆布と、同じかどうかはわかりません。
オーストラリアでは、昆布はだしとして料理に使うのではなく、健康食品やサプリの感覚で摂取されているようです。
粉末(meal)を食べ物に混ぜて食べたりするのが一般的だそうで、私が買った昆布も粉末で売られていました。
これは、本当に重宝しています!これがあると、煮物からスープ、ドレッシング、めんつゆ、などなど、和風テイストの料理が簡単においしく作れます。
私は500g入りのものを買いましたが、1年以上様々な料理に使い続けてまだ使い切っていないので、買った時は多少高く感じたけれど、それだけの価値はあったなぁ~、と個人的には思っています。
通販の他、オーガニック系食材を取り扱っているお店や、サプリメントのショップでも見かけることがあります。
また、オーストラリア産ではないですが、Dulse(という海藻の一種)のフレークや粉末も見かけることがあります。
私が見たのはカナダ産でした。
オリーブオイル
パースでは、イタリアなどから輸入物のオリーブオイルの他、オーストラリア産のオリーブを使いCOLD PRESSで採った、オーストラリア発の良質なオリーブオイルも比較的手に入りやすいです。
ごま油
炒めものや和え物、スープの風味づけに欠かせません。
アジア系食材店に行くと、いろんな種類のものが売っています。
酢
パースのスーパーマーケットでは、オーストラリア産やイタリア産のビネガーが種類豊富に取り揃えてあります。
我が家で常備しているのは、
●white malt vinegar (右)
日本の穀物酢と近い感じの、くせのないストレートな酸味。
酢飯づくり、酢の物、フレンチドレッシング、料理に酸味を利かせたい時。
●red wine vinegar (中央)
赤ワインビネガー。マイルドな酸味で、素材となじみやすいです。
サラダのドレッシングなどに。
●balsamic vinegar (左)
バルサミコ酢。濃厚で甘みとコクがあります。
サラダの味付けや、料理全般に。
生にんにく
こちらでも、日本の生にんにくと同じように売っています。
季節によっては、オーストラリア産が出回ります。もしくは、メキシコ産、中国産など。
しょうが
オーストラリア産のしょうがが、日本の生しょうがと同じように売っています。
ただし、こちらでは計り売りで(kg単位で)売られています。
風味がよく、辛みが効いていて、おいしいです。
私は大きめのビニール袋にルーズに入れて、冷蔵庫に保存し、なくなりそうになったら、必ず買っておくようにしています。
本当に幅広い料理に使えます。ほぼ毎日のように使っています。
その他
ケチャップ、マヨネーズ、バター、Fish Sauce(ナンプラー)、オイスターソース、マスタード、小麦粉、コーンフラワー(片栗粉の代わりに)、コショウ、Chilli(唐辛子)、ごま、スパイス類、などなどがあります。
その他にも、料理に合わせて時々買うものは、色々あります。
今後のブログで、気になったものはその都度取り上げていきたいと思います。
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