オーストラリアで簡単手作りポン酢と我が家流の鍋料理レシピ。

最終更新日時 : 2016年3月16日

最近のパースは、何回も書いていますが(笑)、朝晩が寒いです。

昼間は温かくて、晴れた日は、『永遠に続いてほしい春』みたいな素晴らしい気候ですが、夜になるととたんに冷えてきます。

そんなわけで、我が家では始まりました。鍋シーズン!

 

鍋、といえば、欠かせない調味料・・・ぽんず。

というわけで、今回は簡単ポン酢のレシピ、そして我が家流の定番鍋について~。

 

日本の材料を使わずにつくるポン酢?

 

ポン酢、、、水で炊いただけの鍋のタレに。それだけでおいしい♪

豆腐にかけてもおいしい♪

ゆでた中国野菜を和えてもおいしい♪

日本では、常備調味料の一つとして、必ず冷蔵庫にストックしている、という家庭も多いのではないでしょうか?

そんな私も、そうでした。

日本に住んでいた頃は、スーパーには色んな種類のポン酢が売っていて、「こんぶポン酢」「ゆずポン酢」などなど、色々。
「次はどれを使ってみようかな~」なんて、変わりばんこに試すのも楽しみの一つでした。

パースに来て、そういう楽しみはなくなってしまいましたが・・・

 

こちらに来た最初の年のこと。

ご近所の女性に、「先日、ジャパニーズレストランでポン酢を食べて、すごくおいしかったから作りたいんだけど、どうやって作るの???」と聞かれたことがありました。
その女性は、ネットで英語のPonzuのレシピを見つけて、作ろうとしていたのですが、dashi(出汁のことでしょうね)が何かわからなくて、困っていたのです。
私も、説明はできるとしても、昆布もかつお節もオーストラリアの人にとってはイマイチ馴染みのないものだから、うまく伝えることができず、結局彼女はあきらめてしまいました。

その時、私は「こっちで簡単にポン酢を作るとしたら、どうすればいいのかな???」と考え始めました。

日本語のレシピを色々とたくさん見て、でもやっぱり基本的には、昆布とかつお節でうまみを出すものなんだな。。。という感じ。
まあ、それは、わかります、日本人的には。

でもなんとか、オーストラリアで手に入る材料で、ポン酢が作れないかな???
(しかも、簡単に~)

そのうち、タスマニアのKelpという昆布の粉末を手に入れることになりました。
Kelpについては、過去記事『パース生活に欠かせない基本の厳選調味料』に詳しく書いています。

とりあえず、これでポン酢が作れないかな~?

と思い立って色々と試してみました。
そのうちに、基本的な材料と簡単な手順で、鍋に合う「ぽん酢」ができあがりました。

以来我が家では、ポン酢というと、家でササッと作る物になったのです。

 

・・・これを読まれている方々は、もしかして、私達家族が「がまんして」すっぱいだけで味の物足りないポン酢を食べているのでは~?、と思っているかもしれません(笑)。

まあ、好みだとは思いますので、あくまで我が家の場合ですが、家族はみんな、「ポン酢だー!」「やっぱりポン酢はいいね~」と言って食べてます。

一応、市販のポン酢の味も良く知っている、夫も、娘も。。。

 

簡単ぽんずのレシピ

日本人にとって定番の食べ物ほど、レシピとしてアップするのは緊張しますね(笑)。
でも、このレシピはとっても簡単で、しかもこれがあることで、鍋の季節が楽しく迎えられる!

混ぜるだけの単純なレシピだけに、素材の選び方で味が変わってしまうかもしれません。
個人的には、昆布のうまみと、砂糖のミネラル、そして生レモンの果汁がポイントかな、って思います。

注意すべき材料は、醤油・砂糖(ラパデュラシュガー)・昆布(Kelp)ですかね。

また、酢は何でもよいと思いますが、私は何種類か試してみて、white malt vinegarが一番合うと思ったので、これを使っています。

これらの材料についても、『パース生活に欠かせない基本の厳選調味料』に詳しく書いており、我が家ではここに載せてあるものを使っています。

ラパデュラシュガーが手に入らない場合は、できるだけ未精製の砂糖を使って、量は味を見ながら調整してみてください。
あくまでこれはうちのレシピなので、材料を足したり省いたり、配合を変えたりして、好みの味を探してみてほしいです。

 

簡単ポン酢 in Perth

By Chieko 公開: 6月 16, 2015

  • 出来上がり量: 約100ml (4 人前)
  • 調理時間: 5 分

西オーストラリアで、日本から輸入した食材を使わず、混ぜるだけで簡単にポン酢を作ります。

材料

  • しょうゆ 50 ml
  • レモン 1 個 しぼった果汁を使う。
  • 適宜 ※レモン果汁と合わせて50mlになるように。
  • ラパデュラシュガー(Rapadura Sugar) 小さじ1.5~2
  • 昆布(Kelp粉末) 小さじ1/4~1/3

作り方

  1. 計量カップにしょうゆ50mlを入れる。レモン汁を絞り入れた後、100mlまで酢を足す。ラパデュラシュガーと昆布を足して、ラパデュラシュガーが溶けるまでよく混ぜる。できあがり。
  2. 30分以上置いてから使うと、味がなじんでまろやかになり、食べやすくなります。器に移して冷蔵庫で数日は保存できます。

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火を通す必要もなし。ホントに混ぜるだけ!!

ポイントは、混ぜた後、しばらく置くことでしょうか。味が落ち着いてまろやかになります~。
今日は鍋!って思ったら、まず最初にこのぽんずを作ります。それから、野菜を切ったり、お湯を沸かしたり・・・とやっていきます。

ずぼらでめんどくさがりの私は、すべての材料を計量カップに入れていく・・・。
そしてそのまま食卓に出しちゃいます(笑)が、お好みで素敵な器に入れ替えてサーブしたら、なおいいですね♪

 

ポン酢で食べる豆乳鍋の作り方

ところで、鍋ってホントにいいですよね~
作るのは一品で済むし、野菜も肉もバランスよく食べられるし、家族の好みに合わせて具はアレンジできるし、同じ具材でも味付けを変えれば飽きることもない。
そして、寒い夜に心も体も温まる。作る方も食べる方もうれしい料理!

パースでは、白菜や小ネギ(Spring Onion)、豆腐など、鍋に使える定番の具も買いやすく、本当に助かります。
海外にいても、寒い季節に鍋料理が食べられるというのは、なんだか心強いな、って思います。

一方、鍋って、その家庭それぞれの、定番の味付け・食べ方がありますよね?
具に何を入れるか、とかで、話が盛り上がったりしませんか?

うちで一番出番の多い鍋は、豆乳鍋です。

そしてうちの豆乳鍋には、豚肉の薄切りを入れるのがお決まりです。

パースでは、Colesやwoolworth などの大型スーパーでは、薄切り肉ってほとんど売られていません。
日本でいう豚小間とか、しゃぶしゃぶ用の薄切り肉とかは、普通の肉屋では買えないんです。
が、日本食材のお店・アジア系の食材が売っているお店では、こうした豚肉・牛肉・ラム肉が、冷凍で売られています。

 

 

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これは、Pork for Steam boatと書かれていて、中国・韓国料理とかの鍋料理用?に売られている、薄切り肉です。肉はオーストラリア産となっています。
うちは、時々こういうのを買います。

使う前には、よく解凍しておきます。

 

鍋に使う豆乳は、無糖のものを。

パースで買える無糖の豆乳については、『日本のダシを使わないで作る、和風豆乳野菜スープ』をお読みください。

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 鍋といえば、日本にいた頃は、お店に行くと卓上コンロが出てきて、目の前でぐつぐつ煮ながら食べるのがお決まりでした。

が、うちの場合は、子どもがちょっと危ないのと、何度も煮るのがめんどくさい(笑)ので、おおーきな鍋に具材をたーっぷり放り込み、キッチンでしっかりと煮た状態で、アツアツを食卓に出しています。
それでも2回くらいは煮るかな~。

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まず、野菜を鍋に入れます。この時の具は、白菜、チンゲン菜(Bok Choy)、もやし、大根の薄切り。
それから、ショウガのすりおろしと、昆布(Kelp粉末)を入れ、水を野菜の半分くらいの高さまで入れ、ふたをして強火にかけます。

 

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野菜から水が出て、くたくた~とかなりいい感じに煮えてきたら、ゆでたうどん、豚肉の薄切り、豆腐を加えます。
豚肉に火が通るよう、けれど煮すぎないように・・・そしていい具合に煮えたら、最後に豆乳をたーっぷりと投入!

そしてさらに煮ていきます。
豆乳が温まってくると、分離して表面に固まってくるので、あまりぐつぐつ煮すぎないように、好みのタイミングで火からおろします。

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この、豆乳のかたまりが程よく具に絡んでいるのが、おいしいのです~♪

 

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熱いうちに取り分けて、手作りポン酢をかけて、いただきます!

ずっと前に、まだ日本に住んでいた頃ですが、我が家に遊びに来てくれたお客さんと、夕ご飯にこの豆乳鍋を食べた時に、「豆乳のまろやかな味にポン酢の酸味を合わせるという食べ方が、新鮮でおいしい!」と言っていただいたことがあります。

そうそう、あったかで、まろやかで、ほどよい酸味と豚肉のうまみがしっかり効いていて・・・満足感もあります。
しかも、カンタン♪

 

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 肉を食べない息子は、うどんをモリモリ食べています~

 

 

 

 

 


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Chieko
2013年より、西オーストラリア・パース在住。2017年永住権取得。
息子(小学生)、娘(ハイスクール)、夫と4人暮らし。

オーストラリアをテーマにしたライター。得意分野は、食、生活、子育てに関すること、子連れでの観光・旅行(キャンプ)。
趣味は料理・ガーデニング・DIY。

オーストラリア生活で私が学んできた英語のことと、大人の英語勉強法についてつづるブログ「話す英語。暮らす英語」も更新中。

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