今週のパースは気温が上がり、一気に春満開の気候になりましたね!温かくなってうれしいです。
子ども達の学校も、今週からターム4が始まりました。
ということは、あと10週経ったら、今年の学校生活もおしまいー!?年末に突入ー!?
は、はやい・・・。あっという間に今年が終わっていきそうです(汗)。
ティムタムはおいしいけれど・・・
ところで、子どもがいる家庭で欠かせない食べ物といえば、『お菓子』。
お菓子って、確かに食べなくても生きているものだし、体に良いものとは言えないけれど、実際に子どもに対して「まったくナシ!」ってわけにはなかなかいかず・・・。
オーストラリアに住むことになったり、あるいは旅行で来ることになった時、子どもにお菓子を買ってあげたいんだけど、見知らぬ国のスーパーをのぞいて、いったい何を買ったらよいのか悩むことって、あると思います。
オーストラリアの有名なお菓子といえば、ネットで検索しても必ず出てくるのが、Tim Tam(ティムタム)。
色んなタイプのクリームをチョコ味のクッキーでサンドし、さらにチョコレートでコーティングした、あまーいあまーいお菓子。
確かにおいしいし、バリエーションを選ぶのも楽しい。
でも、大人はいいけど、子どもにはちょっとなぁ、、、って思う親も多いのでは?
虫歯や健康の観点から、特に小学校くらいまでの子には、チョコレートたっぷり、砂糖たっぷり、油たっぷりのお菓子は、あまり与えたくないな・・・と考えるママパパは多いと思います。
でも。。。オーストラリアのお菓子って、甘いですよね???
とにかく平均的に、甘すぎる!!
実際にオーストラリアでは、近年、子どもの虫歯が大変問題になっているそうです。
たとえば、6歳の子どもの半分以上で、乳歯が虫歯になっており、12歳の子どもの約半数が、永久歯の虫歯になっているとのこと。
年間63000人以上の子どもが、麻酔を必要とする歯科治療を行っており、それはオーストラリアの子どもが入院する3番目に大きな要因となっているそうです。
そのため、歯科医などの専門家が「子どもに甘いものを与え過ぎないで!」と警告を発するようになりました。
オーストラリアの学校では、お昼ごはんの他に、休み時間に食べる「スナック」を持ってくることになっています。我が子の学校では、クッキーやチョコレートなどの甘いお菓子ではなく、「野菜スティック」「生のフルーツ」「チーズ・ヨーグルト」などを持たせてください、と年度の初めにお知らせが来ます。
実は、私の息子も、この1年ほどの間に虫歯を治療しました。
ジュースやキャンディ、キャラメルやヌガーなどは日常的に与えてこなかったし、仕上げ磨きもしっかりやっていたつもりだったのですが(涙)。
子どもによっては、どんなに甘いものを控えても虫歯になりやすい子もいれば、あまり気を遣わなくてもなりにくい子もいるといいます。
息子はなりやすいタイプかもしれません・・・以来、甘いお菓子は特に控えるようになりました。
息子がおやつを食べたがる時は、まず生のフルーツやおにぎりなど。
でも、子どももお菓子は好きだし、出かけた時や私が忙しい時など、市販のお菓子を与えざるを得ない時もあります。
そんな時のために、スーパーで甘くないお菓子を探すようになりました。
でも、お菓子選びって、難しいですよね~。
なんとなく健康そうなイメージのものでも、実は砂糖がてんこ盛り!ってことも、よくあるようです。
たとえば、こちらでは人気の、シリアルバーみたいなお菓子。
なんとなく『シリアル』だし、健康そうなイメージがありますよね。
でも、物によっては、それ1個だけで1日分の砂糖の摂取量を超えてしまうくらいの大量の砂糖や、飽和脂肪酸が含まれている場合もあり、日常的に無制限に食べるのはよくないとのこと。ネトネト歯にくっつく食感も、虫歯にはよくないみたい。
『Healthy』とか、『suitable for lunchboxes』といった言葉を鵜呑みにしてはいけませんね~(^^;
そんな中で、私なりに選んだ「甘くない」我が家で定番のお菓子を、今回は紹介しようと思います。
日本でも、やはり子どもの虫歯や健康問題に気を使う親御さんは多いと思います。
これから、年末から春にかけて、家族旅行でオーストラリアに来る方もいるかと思いますが、旅行中に子どものおやつを買う時にも参考になれば幸いです。
また、子どものいるご家庭にオーストラリアみやげを買う際にも、ティムタムや甘いチョコレートではなく、Made in Australiaのこんなお菓子はいかがでしょうか?
甘くない!子どもにもイイかも?なお菓子5選
以下に紹介するのは、すべてMade in Australiaのものです。
が、原材料のすべてがオーストラリア産とは限りません。
価格は、Colesで確認した定価です。セールの時などにもっと安く買えることはあります(^^)
◆Cobs Natural Popcorn $2.85
オーストラリア産のとうもろこしを使ったポップコーン。
遺伝子組み換え(GM)でないトウモロコシ使用なのもイイ。
Sea Salt、Cheddar Cheese、Butter、Lightly salted, Slightly Sweet、等のフレーバーがあります。
原材料は、Sea Saltフレーバーならば、「ポップコーン, ひまわり油、シーソルト」のみというシンプルさ。
ヴィーガンの人や、小麦製品を控えている人にもよさそうです。
Lightly salted, Slightly Sweetフレーバーは、甘みがついています。あっさりした味ですが、気になる方はご注意ください。
◆Arnotts Vita Weat Crisp $3.80
精白小麦粉は使用せず、100%全粒粉で作られたクラッカー。Original、9 Grains、Sesame、 Five Super Seeds 等のバリエーションがあります。
原材料は、Five Super Seedsで、「全粒小麦、フラックスシード、ポピーシード、ごま、かぼちゃの種、チアシード、ベジタブルオイル、塩、砂糖(製法に必要なため、2%以下)」。
使用されている小麦はオーストラリア産。ベジタブルオイルはオーストラリアのNon GMなたね油と、サスティナブルな環境で生産されたマレーシアのパームオイルを少々ブレンド。塩もオーストラリア産。他の雑穀や種子類は、オーストラリアを中心に少量が輸入物・・・など、オーストラリアローカルを意識した製品です。
とっても香ばしく、食べごたえがあるので、小腹がすいた時にちょうどよいです。
全粒粉使用のため、食物繊維や鉄分、ビタミンBやマグネシウムなどの栄養素を含むのも、うれしい。
子どもにもよいですが、私自身、特にFive Super Seedsのバージョンが好きです(笑)。
チーズをのせたり、甘くないピーナツバターを塗ったりして食べると、おいしいです。
Arnottsといえば、ティムタムを作っているオーストラリアの有名なお菓子メーカーですが、私個人的には、こんな製品もおみやげにおススメしたいですね。
◆VEGE Chips $3.40
ナッツ、卵、乳、小麦不使用ということで、これらの食材を控えているお子さんにはよいかもしれません。
(アレルギー情報等詳しくはパッケージをよくご確認ください)
ベジタリアンフレンドリーな製品になっています。
Natural、Sea Salt & Vinegar、BBQ、等のフレーバーがあります。
Naturalフレーバーでは、原材料は「キャッサバ、タピオカ粉、ひまわり油、砂糖、シャロットリーフ、塩、ごま」となっています。
ただ、軽い割に、定価で買うとちょっと高い。
◆Sunrice Rice Cakes $1.70 ~ $2.70
お米でできたお菓子。お米のパフ(ぽん菓子みたいなもの)を固めたものを、Rice Cakeといいます。
色んな種類があります。
オーストラリア産の玄米パフのみで作った、シンプルな「Original THICK Rice Cake」や「Original THIN Rice Cake」、玄米パフにキヌアをミックスした「QUINOA THIN RICE CAKES」など。味はほとんどありません。
写真のキヌア入りでは、原材料は「玄米、コーン粉、全粒キヌア、全粒そば、全粒もろこし、シーソルト」です。
これも、小腹がすいた時にいいかな?
また、お米のお菓子なので、日本人にはなんとなく親しみやすいかもしれません。
また、ドライトマト、サワークリーム、ソルト&ビネガー、、、、などのフレーバーもあります。
こちらは、よりスナック菓子に近い感じですが、ポテトチップスより油脂分は少なそう。
味付けには若干添加物も使われていますので、気になる方は原材料をよくご確認ください。
大人も違和感なく食べられるスナックです。
あと、メーカーが違いますが、PUREHARVESTのオーガニックタイプのライスケーキもあります。
これも味はないですが、オーガニックなどにこだわる方にはいいかも。
しかも安い!一袋$1.70。
◆SAKATA Authentic rice crackers $2.40
Made in Australiaのライスクラッカーです。
日本の薄焼きせんべいみたいな食感。味は幅広いバリエーションがあり、選ぶのも楽しいです。
うちの子ども達は、Seaweed味が一番好きみたいです。
娘がいうには、これが一番日本のおせんべいに近いんですって。
◆【おまけ】Shortbread $2.00
これは、甘いお菓子なんですが・・・他の色んなクッキー系のお菓子の中では、比較的ほどよい甘さで、しかもバターの風味がよいお菓子です。
そして、Made in Australia。原材料は「小麦粉、バター、砂糖、塩」のみ、という、シンプルさが好きです。
価格もお手頃。
写真はColesのオリジナルブランドのものですが、Woolworthのオリジナルブランドでも同等の製品がありました。そちらも買ってみたけど、味もそんなに違わなかったです。
子ども向けというよりは、私と夫のお茶菓子に買います(笑)。
お菓子を選ぶのって難しい・・・
今回紹介したお菓子は、私が買ってみた中で、「甘くない」「甘さ控えめ」と思うものですが、全てがまったく砂糖を含んでいないわけではありません。
また、今回は砂糖の量に着目して選んでみました。
と同時に、他の化学調味料や添加物なども、できる限り使っていないものを選ぶようにしていますが、まったくそういったものが含まれていないわけではありません。
合成添加物などを避け、可能な限りナチュラルなものを選ぶという観点では、まず原材料(Ingredients)ができるだけ少なく、シンプルでわかりやすいものを選ぶのが、私なりの法則です。
シンプルで、自分が知っている材料だけで作られているものなら、自信を持って判断できます。
全ての添加物を(しかも英語で)覚えるのは無理だけど、自分が(それがどんなものか)想像がつかない原材料は、より少ないに越したことがありません。
また、たとえばポップコーンやクラッカーなどでも、色んなフレーバーの種類が販売されていますが、添加物を避けるという観点で言えば、できるだけ「塩味」などのシンプルなものを選ぶのがコツです。「チキン味」「バーベキュー味」など、フレーバーが複雑化すると、確かに味は美味しくて子どもには人気ですが、化学調味料などの添加物が入ってくる可能性も高くなります。
・・・とはいっても、本当に何も入っていないものを選ぼうとすると、「味がない」ものばかりになってしまうので・・・それが難しいところですね。
基本は、お菓子はあくまで「お楽しみ」。
まず、3度の食事をしっかり食べさせることに重点を置きたいです。
一方、おやつは、一日学校で頑張った疲れをいやしたり、外出する時に楽しみを演出する、精神面でのお楽しみも大きいのかな、と思います。
それも子どもにとっては(大人にとっても!)大切なものだと思うので、私自身は全否定するつもりはありません。
そういったバランスも考えながら、食べ過ぎないよう、「できるだけ害が少ないもの」という観点で、今後もお菓子を探して行きたいと思います。
・・・が、むずかしいですねー!