ううー、パースは寒くなってきました!
前回も書いたのですが、いよいよ暑い季節から寒い季節へ、ここ2週間ほどで境目を通り過ぎたな、と感じます。
私は最近、どうも胃腸の調子が良くなく、ちょっとしたお腹の風邪をひいたかな、、、と思っています。
体調を崩した人の話もちらほら聞いています。体調管理が難しいですね。
一方、日本では早くも熱中症で搬送される方も出てきている、、、とのニュースをネットで目にしました。
これから夏へ向かって、衣服や住環境の切り替えが必要ですね。
日本からこのブログを読んでくださっている方もいると思いますが、お互い、健康に気を付けて過ごしましょうね。
ところで、季節の変化を感じるのは、気温だけではありません。
私の場合は、マーケットに並ぶ野菜や果物のようすから、「あー寒い季節になってきたんだな!」と実感します。
今回は、南半球でこれから旬を迎える、アノ野菜のレシピです。
南半球で暮らすなら、これからの季節ぜひ食べたい!
パースでは季節ごとにさまざまな野菜が出回ります。
日本でおなじみだった野菜も、意外にも色々と栽培されています。
そんな中で、逆に日本では見たことのなかった野菜も多くあります、、、その一つが、シルバービート(Silverbeet)。
実は日本でも、「フダンソウ」という名で栽培されているようですが、私は知りませんでした。
また、海外の他の地域では、チャード(Chard)やスイスチャード(Swiss Chard)などと呼ばれているようです。
パースでのシルバービートの旬は、夏の暑い時期を除いて、秋から春までの比較的長い期間です。
ちょうど今くらいの時期、気温が下がってくると、葉が青々としてピンとなった、新鮮なシルバービートが、店頭に並び始めます。
冬の間使える葉物の西洋野菜として、シルバービートはブロッコリーやケールなどと並んで、非常にポピュラーな野菜といえます。
また、ファーマーズマーケットでも、まさに地元で育てられた新鮮なシルバービートがよく売られるようになりますね。
パースでは、シルバービートは栽培しやすい作物のようで、そういった面からも、流通量が多く目にすることの多い野菜です。
このシルバービート、栄養面でも優れています。
特に、緑黄色野菜に多く含まれる葉酸は、水溶性ビタミンBの一種であり、シルバービートにも豊富に含まれています。
この栄養素は、細胞の合成・再生に重要な働きをする栄養素です。このことから、特に妊婦さんや赤ちゃんには欠かせない栄養素、と言われています。
また、大人の場合は、心臓病やがんを予防したり、免疫力を高めたり、という効果があるそうです。
もう一つ、シルバービートに含まれる特徴的な栄養素としては、鉄分が挙げられます。
ベジタリアンやヴィーガンの人々は、鉄分が不足しがちなので、そのような人々にとっては鉄分を摂るためのよい食品と言えます。
ただ付け加えておくとすれば、ホウレンソウと同様、シルバービートにはシュウ酸が含まれます。
結石がある方、気になる方は、生食は控え、頻繁に大量を食べないとか、ゆでてから食べる等、調理法を工夫するとよいかと思います。
旬になってくると、ボリュームたっぷりの一束が、2~3ドルと手頃な価格で買えます。
シルバービート。パースで暮らすなら、是非とも日々の料理に活用したい野菜、です!!
シルバービート、和風で食べる?洋風で食べる?
実はちょうど2年ほど前に、GITSのブログの方でシルバービートに関する記事を書きました。
秋がやってきた!パースの野菜事情と栄養満点シルバービートの食べ方:GITS International
こちらに、超簡単なシルバービート炒めのレシピを載せています。
あの、ボリューム満点の一束が、結構簡単に食べられちゃう、和食の一品にも合うレシピです。
昨年のことですが、そのレシピを作ってくださった方から、メッセージを頂きました。
ニュージーランドに住んでいるというその方が、とてもおいしかった、シルバービート嫌いな旦那さん(ニュージーランドの方)がおいしく食べられた!と教えてくれました。
わーよかった~♪
そうですよね、ニュージーランドも南半球。
オーストラリアと、季節感は同じですよね!そして、農作物もきっと、パースと共通点が多いのでしょう。
私は逆に、その方から、「シルバービートはキッシュに入れてもおいしいですよ」と教えていただきました。
へぇ~、キッシュは作ったことがないけれど、子ども達も喜びそうだな~♪
と思っていた私は、再びシルバービートの旬がやってきたら、ぜひ作ってみよう!と思っていました。
シルバービートは味にクセがないので、チーズやクリームなどを使ったオーブン料理にはバッチリ合うはず!
もともとは西洋の野菜だし。
日本でも、ほうれん草を使ったグラタンやキッシュは、イメージしやすいと思いますが、たぶんシルバービートもそんな感覚で使えるのだろう、と思いました。
こちらでも、寒くなってきてほうれん草も出回って来ていますが、やはりシルバービートの個性を生かすとすれば、このボリューム感!
そして、シャキシャキとした茎、調理しても柔らかくなりすぎない葉を生かし、シルバービートを思いっきりメインにしたキッシュを作ってみました。
シルバービートのキッシュのレシピ
キッシュといえば、まずパイ生地などを型に敷き、その中にキッシュ用のフィリングを流し込んで焼くのが正式な方法です。
ですが、やっぱりめんどくさがり屋の私・・・。
パイ生地を作らず、ワンタッチの手順で作れるキッシュのレシピを探しました。
そこで、オーストラリアのレシピを色々見るうちに、こんなのを見つけました。
『Impossible Quiche』。
インポッシブル???
フィリングの材料に、少しだけ小麦粉を混ぜます。
焼き上がると、型の周りが浮き上がり、ちょっとパイを敷いたような雰囲気?になるんですね。
これは簡単でよい!
色んなレシピを見ながら、シルバービート一束分にちょうどよいくらいに、配合を調整しました。
写真の出来上がりは、30cm×22cm×5cmのオーブン皿です。
赤ピーマンは、好みによって半量にしてもよいです。(こちらのピーマンは私の手くらいの大きさ)
また、レシピでは小麦粉(Self-raising Flour)となっていますが、なければ普通の小麦粉でもお試しください。
(私の見たレシピでも、Plain Flourで作っているものもありました。)
シルバービートのインポッシブル・キッシュ

By 5月 11, 2016
公開:- 出来上がり量: 22cm×30cmのオーブン皿 (4 人前)
- 準備時間: 30 分
- 調理時間: 50 分
- 出来上がりまでの時間: 1 時間 20 分
オーストラリアでポピュラーな野菜シルバービートをたっぷり使ったキッシュのレシピ。『Impossible Quiche』といわれる、パイ生地を使わない作り方です。
材料
- シルバービート 1 束
- 赤ピーマン(capsicum) 1 個
- ミニトマト 8-12 個 好きな数でOK
- オリーブオイル 大さじ2
- にんにく 2 かけ
- 塩 小さじ1/2 - 2/3
- たまご 4 個
- 牛乳 350 ml
- 小麦粉(Self-raising flour) 60 g
- おろしチーズ 120 g とろけるチーズ、またはチェダーなどをおろす
作り方
- オーブンを200℃に温める。オーブン皿の内側にオリーブオイルを薄く塗る。側面も塗り忘れずに!
- シルバービートは、茎と葉に分け、葉はざく切り、茎はスライス(写真)。赤ピーマンは縦半分、横半分に切り、縦にスライス。にんにくはスライス。
- フライパンを強火にかける。オリーブオイルを入れて、温まったらにんにくのスライスを入れて香りを出す。シルバービートの茎と赤ピーマンのスライスを入れて、塩少々(分量外)を加え、炒める。火が通ってきたら、シルバービートの葉の部分を加え、塩を加えてしんなりするまで炒める。お皿に取っておく。
- 大きいボールに小麦粉を入れる。真ん中にくぼみを作り、卵を一つ割り入れて、粉とよく混ぜて馴染ませる。牛乳を少し混ぜ、次の卵を混ぜ、牛乳を加え・・・と交互に加えながら、粉とよく混ぜていく。(卵は溶きほぐしておくとよい)
- 4.に、おろしチーズの半量を加え、よく混ぜる。そこへ3.を加え、よくなじむように混ぜる。
- オーブン皿に5.を入れて、平らにならす。ミニトマトを上に並べ、残りのおろしチーズを散らす。
- オーブンに入れて約50分焼く。竹串などで刺して、生地がついてこなければOK。
- 難易度: まあまあ
WordPress Recipe Plugin by ReciPress
シルバービート、一束は多いんじゃないの!?と思うかもしれませんが、特に迫力満点の葉は、火を通すとみるみる縮んでいくので、大丈夫です。手順3.では、様子を見ながら少しずつ葉を加えて行ってください。
このレシピは、ベーコンがキライな息子のために(笑)、肉類を入れないで作った、ベジタリアンOKメニューです。
我が家では、息子のみならず、娘も、夫も、ずいぶん気に入っているようです。
味はあっさりめですが、むしろ食べやすいみたいです。
お好みで、ベーコンを加えてもコクが出て美味しいんじゃないかと思います。
中の材料は、好きな野菜をアレンジして入れてみてください。
また、トッピングのミニトマトは、省略してOK。
完全に私の好みです(笑)。焼いたミニトマトって、おいしいですよねぇ~。
キッシュは、冷まして食べてもおいしいらしいですが、我が家ではやっぱり、焼き上がってホカホカのところをいただきまーす!
シルバービートがぎっしり~。
大人は好みで、コショウを振っても。
外側のカリッ、と、内側のトロッ、が、いいコンビネーションです。
うちでは、それぞれ好きなだけ取って、好きなように食べて~、というスタイルなのですが、ふちのこんがりした部分が、いつも争奪戦になりますね(笑)。
見た目は気にせず、気軽に作る、ファミリーミールにピッタリのキッシュ。
これからの寒い季節に、野菜たっぷりの温かいスープと合わせて食べたいですね。