ちょっと変わった焼うどんのレシピ。ココナッツオイルで甘辛に。

最終更新日時 : 2016年6月1日

今週は、日本はゴールデンウイークですね!
お出かけやアウトドアを楽しんでいる方も、たくさんいらっしゃることでしょう。
だんだんと夏に向かって、温かくなってきているのでしょうか?

パースは、4月の後半からいよいよ秋も深まってきました。
最近では、最低気温は15℃を下回るようになり、朝晩は寒く感じます。日中は20℃台前半で、とても過ごしやすいですね。私はついに、靴下をはき始めました(笑)。

この2週間ほどは、雨がちの天気が続きました。

おかげで、洗濯物がカラッと乾きません。特にバスタオルが1日では乾かないのが悩みです。
(どうしても臭くなっちゃうんですよね~)

一方、庭では植物たちが元気です!

夏の間はジッと暑さに耐えていたバラ。
秋の始まりに、一回り大きい鉢に植え替えました。
雨と気温が下がってきたおかげで、とてもきれいな花を咲かせるようになり、庭の一角を華やかに彩っています。
つぼみもたくさん!これからが楽しみです。

rose_seduction


さて今回は、プチ料理ネタを。

最近のことですが、今年パースに来られたという若い読者の方々から、立て続けにメッセージを頂きました。
このブログのレシピを参考にしながら、パースで料理に挑戦したい!とのこと。

いや~、おばさんは本当に、、、うれしいです!!(≧▽≦)

このレシピの通りじゃなくても全然いいんです。
料理にもよりますが、味付けなどは、一応目安として調味料の量は載せてありますが、あまりこだわらずに作ってみてください。
たとえば「にんじん1本」といっても、にんじんの大きさはそれぞれ、そして具材の量によって調味料の量だって変わってきます。
肝心なのは、極力味見をすること。

あと、もしも調味料をもう少し足すか足さないか?で迷った時は、足さない方がよいかもしれません。
というのも、例えば塩味が足りなかったなら、食べる時にちょっと、塩や醤油をかければよいのです。
でも、塩分を濃くつけすぎた場合、どうやっても食べられなくなってしまうことがあるので・・・。

極力、材料の選び方や注意点を書くようにしていますが、もしもわかりづらいところがあったら、「お問い合わせ」からメッセージを送ってくださいね。
少し時間がかかるかもしれませんが、必ず返信します。

海外で学びたい!暮らしたい!という若い方々を、心から応援したいです!


今回は、あまり料理の経験がない方でもとっつきやすい、超簡単な、焼うどんのレシピを載せようと思います。

海外で焼うどん、どんな味付けで作りますか?
日本のソースを使わずに、ちょっと変化球のこんな焼うどんはどうでしょうか。。。


子ども向けランチにピッタリの焼うどん。味付けに使う調味料は?

はい。

「日本の食材を使わずに日本の家庭料理を作ろう!」

がテーマの、パースで手作りざんまい です(笑)。
とことん、我が道を行きまーす。

我が家は、食べ物の好みに口うるさい二人の子どもがいるので、特にスクールホリデーの昼ごはんなどは、簡単に作れて子どもウケがよい、というメニューが本当に重宝します。

子どもに食べさせるのにちょうどよいランチといったら、「焼きそば」や「焼うどん」は、筆頭と言えるんじゃないでしょうか?

特にうちの場合は、やっぱりコレ。

はくばくオーストラリアの、オーガニックうどん。
これをいつもまとめ買いしてストックしてあるので、これを使って焼うどんを作ることが多いです。

photo4

このうどんについて詳しいことは、うどんは日本とオーストラリアのかけはし?― お手軽生醤油うどんのレシピ に書いてあります。

 

はくばくオーストラリアさんが作る有機うどん、日本でも食べてみたい、という方へ、朗報です。

こちらから購入できるそうです。→「黄金の大地 まるごと有機うどん」(はくばく本社さんのサイト)
はくばくオーストラリアさんが教えてくださいました。

ただしこちらは、オーストラリアで販売されているものと比べ、塩分が含まれていないという違いがあるそうです。その他は同じ、オーストラリアの有機小麦をオーストラリアで製麺した製品です。興味ある方は試してみてください。
当ブログのレシピを見て作る場合は、塩加減は調整してみてください。

※2016年6月1日加筆

 

通常、日本でみんなが食べる焼うどんは、あのポッテリと甘い日本のソース(ウスターソース?中濃ソース?焼きそばソース?)で味をつけると思います。私もそうでした。

こちらでは私は、日本のソースの代わりに、オイスターソースフィッシュソースを常備しています。

オイスター&フィッシュソース

フィッシュソースは、日本では魚醤という名前でも知られています。
また、タイではナンプラーベトナムではニョクマム、と呼ばれるので、それらの名前で知っている人もいるかと思います。
これらの東南アジアの国々で非常によく使われる調味料だそうですね。
小魚を塩漬けにして発酵させて作られるそうです。
塩気が強く、独特のクセのあるにおいが特徴的で、私は好きですが、苦手な人もいるかも・・・?
パースでは、こうした東南アジア産のフィッシュソースが売られています。
(今我が家で使っているものはタイ産、カタクチイワシ(Anchovy)を原料にしたもの)


オイスターソースは、中華料理から東南アジア料理に広く使われる調味料で、カキ(牡蠣)から取った出汁を使ったソースです。
日本でもすっかりおなじみの調味料ですよね。
砂糖、塩、などで味が整えられている他、とろみを出したり色を出すための添加物が加えられています。
オイスターソースも、パースでは中国産や東南アジア産のさまざまなタイプのものが、売られています。
うちで使っているものは、マレーシア産のもの。
中には、MSG(うまみを出す化学調味料)が入っているものもありますので、気になる場合は、購入する際に原材料やラベル表示をよく確認するとよいです。

 

どちらも、思いつきの炒めものから、中華風、タイ料理風・・・のレシピなど、日々色々と使いまわせるので、今や我が家では欠かせないものです。

この二つの調味料を組み合わせて、焼うどんの味付けをします。

 

マイルドなフレーバーをプラスするために使うものは?

フィッシュソースやオイスターソースでは、ちょっとコクが有り過ぎて子どものテイストには馴染まないかも・・・?

そこで、甘さをプラスするために、私は炒める時にココナッツオイルを使うようになりました。

ココナッツオイル1

一時期、健康食品として日本で大変人気が出たという、ココナッツオイル。
やはり健康志向が強いオーストラリアでも、ココナッツオイルはヘルシー食材として認知されているようです。
パースでは、コールドプレスでオーガニックのものなど、信頼できる商品が、スーパーマーケットで買えます。
気軽に料理に取り入れやすいですね。

ココナッツオイルは、室温で保存します。
常温では固形になっています。

ココナッツオイル2

ただし、真夏(気温が35℃以上)になると、透明な液体に変わりますが・・・。


ココナッツオイル自体には甘みはついていないんですが、これで炒めると、ココナツの甘い香りがフワーッと広がり、味がまろやかに感じられるんですね。
そして、一緒に炒める野菜の甘みを引き出すような気がします。
砂糖を加えなくても、十分やさしい味が出せるんじゃないか、と思います。

日本の焼うどんとは一味違うけど、逆に和食にはないフレーバーの甘辛味に仕上がります。


ココナッツオイルを使った焼うどんのレシピ

焼うどん2

作り方は、基本的には普通の焼うどんと一緒です。

うどんをゆでて、炒めた野菜と合わせるだけ。

好みで、ゆでうどんを使っていただいてもOK。その場合は、ゆでる手順を省略してください。

ココナッツオイルを使った焼うどん

By Chieko 公開: 5月 5, 2016

  • 出来上がり量: 1 人前
  • 準備時間: 5 分
  • 調理時間: 15 分
  • 出来上がりまでの時間: 20 分

ちょっと変わった焼うどんのレシピ。ココナッツオイル+フィッシュソース+オイスターソースで味をつけます。

材料

  • うどん(乾麺) 1 束 90g。ゆでうどんでもOK
  • キャベツ 130 g 好みの量でOK。
  • にんじん 1/2 - 1 本 好みの量でOK。
  • 玉ねぎ 1/2 個 好みの量でOK。
  • にんにく 1 かけ
  • フィッシュソース(Fish sauce) 小さじ1/3
  • オイスターソース 大さじ2/3~1弱
  • ココナッツオイル 小さじ1弱

作り方

  1. 材料を用意する。キャベツはざく切り。にんじんは長さを3,4等分に切り、縦半分に切り、縦方向にスライスして短冊切りにする。玉ねぎは縦半分に切ったものを、半月切りにスライスする。にんにくは皮をむいてスライスする。
  2. 小鍋にお湯を沸かして、表示の時間に従ってうどんをゆでる。くっつくので途中でかきまぜる。※ゆでうどんを使う場合は省略。
  3. うどんをゆでている間に野菜を炒める。フライパンにココナッツオイルを入れて、強火にかけて温める。オイルが温まって溶けてきたら、にんにくを加え、香りを出す。その後玉ねぎ、にんじん、キャベツを加える。塩(分量外)を少々加え、じっくり炒める。 ※焦げそうなら火を弱める
  4. うどんが茹で上がったら、3.のフライパンにお湯を切ったうどんを入れ、手早く炒める。フィッシュソース、オイスターソースを加え、まんべんなく行き渡るようよく炒める。
  5. お皿に盛る。好みで、コショウ、すりごま、唐辛子、刻んだ小ねぎ(Spring Onion)など、トッピングをどうぞ。

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焼うどん1

フィッシュソースやオイスターソースの量は、目安です。
メーカーによって、辛さや甘さが異なると思いますので、味を見ながら調整してください。
フィッシュソースは結構塩辛いので、オイスターソースで味を調整するのがいいかも?

また、うどんの塩味加減によっても味が変わると思います。
お使いの材料で調整してみてください。

きちんと味を出すコツは、にんにくの香りをしっかり出すことと、野菜をしっかり炒めて甘みを引き出すこと。
このレシピでは、野菜は玉ねぎ、にんじん、キャベツを使っています。
これらの野菜は、ちょっぴり塩を加えて炒めると、とても甘さが出るので、ココナッツオイルのフレーバーと合わさると砂糖を加えなくても甘みのある焼うどんになります。炒める途中で、軽く水分を加えて蒸し焼きっぽくするのも、いい方法です。
野菜は、たっぷり入れた方が、おいしいです!

もちろん、お好みの野菜を使って作ってみてください。

キャベツを白菜に変えても・・・またおいしい。

焼うどん4


Choy Sum(菜心)を入れると、ちょっと大人向け。シャキシャキ感が出ておいしいです。

焼うどん3

我が家は、息子が肉ギライなこともあり、(めんどくさいこともあり 笑)お肉類を入れないで作っちゃうことが多いですが、お好みによって豚肉などを加えても、もちろんおいしいです。さらにうまみがアップします。
ボリュームが欲しい若い方にはおススメ。


この焼うどんは、家族のお弁当に作ることもあります。
時間が経つと、ちょっとうどんが固くなっちゃうんですが・・・家族には結構好まれるメニューです(笑)。

 

また、同じようにココナッツオイル+フィッシュソース+オイスターソースで、野菜炒めを作ることもあります。
鶏肉のこま切れと、キャベツやピーマンなど手近にある野菜を炒めます。
ちょっと目先の変わった野菜炒めとして、毎日の食事のバリエーションに重宝しています。

また、オーストラリアで作れる簡単なうどんつゆの作り方は?このレシピもおススメです。


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Chieko
2013年より、西オーストラリア・パース在住。2017年永住権取得。
息子(小学生)、娘(ハイスクール)、夫と4人暮らし。

オーストラリアをテーマにしたライター。得意分野は、食、生活、子育てに関すること、子連れでの観光・旅行(キャンプ)。
趣味は料理・ガーデニング・DIY。

オーストラリア生活で私が学んできた英語のことと、大人の英語勉強法についてつづるブログ「話す英語。暮らす英語」も更新中。
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