オーストラリアでも「日本食」は人気ですよね。
特に、お寿司はこっちでも有名で、SUSHIなんて英語になっているほど。
高級な日本食レストランはもちろんのこと、ショッピングセンターのフードコートにも、必ず1軒は「SUSHI」を扱っているお店があります。
ただ、高級な日本料理店や日本人が経営するお寿司屋さんは別として、私が気軽に行けるような庶民的な外食(主にテイクアウェイ)では、SUSHIといえばほとんどがのり巻きのことですが、食べるとガッカリする確率99.9%。←私の場合
一番のガッカリ要因は、お米がボソボソなこと。そして、質・ボリュームに比して、値段が高すぎ!
パースに来たばっかりの頃、本当にまだ何もわからなかった頃、シティやショッピングセンターに出かけて食事をしようとすると、子ども達は食べ慣れている「のり巻き」が食べたい、とよく言いました。
まあ、当時はしかたがなかったとはいえ、私は買うたびに、
「この内容でこの価格・・・納得できない!!」
といつもいつも思うのでした。
というわけで、今回は、同じようにテイクアウェイのSUSHIに納得できない、海外でおいしいお寿司を手作りしたい!オーストラリア在住の日本人のみなさんにお送りします。
ベーシックな酢飯を、オーストラリアの材料で作る、コツとレシピ。
そして、簡単に手に入る(安い)材料で作る、子どもも喜んで食べられる「ちらし寿司」のアイデアです。
日本でも応用可能と思います。
酢飯が作れれば、好きな具を巻いてのり巻きに。その時手に入った刺身を使ってにぎりや海鮮ずしに。
子どもの誕生日や、「ひな祭り」「子どもの日」には、手巻き寿司やちらし寿司・・・
など、何にでもアレンジ可能。
知っておくと、とっても便利です。
酢飯を作る時の材料は?
酢飯は、シンプルでベーシック、かつお寿司の仕上がりに大きく影響するものなので、一つ一つの材料の選び方が大切。
かといって、難しいことはないし、あえて手に入りにくい食材を使うこともないと思います。
オーストラリアで比較的容易に手に入る材料を使って、おいしいすし飯が作れます。
もちろん、それぞれお好みのもの、ご自宅にあるものを使えばよいのですが、念のため、我が家で使っている材料を説明します。
◆お米
オーストラリアではさまざまなタイプのお米が流通しています。オーストラリアで生産されているものも色々あります。
お寿司用に、私が最もよく使うのは、Sun Rice社のKOSHIHIKARI(コシヒカリ)です。
オーストラリア国内で栽培されたお米で、日本食に最適なshort grain(日本で一般的に食べられている短粒種)のお米です。
他に、いわゆるsushi rice(スシライス)というお米も売っています。
海外で一般的なlong grain(長粒)やmedium grain(中粒)のお米は、炊いてもポロポロとして粘り気がありません。洋食には向いていますが、おにぎりなどは作れないんですね。
それに対して、コシヒカリやスシライスは、日本のお米のように炊くと粘り気が出て、柔らかく、日本人にとって親しみのある「ごはん」のお米です。
特にコシヒカリは、日本食やお寿司に最適なプレミアムライスとして、生産されています。
値段は、オーストラリア産の他のお米に比べたら確かに高いけど、日本の物価感覚で言うと、これでも十分手頃な価格かな、と思います。
近所のアジア系マーケットで、20kg入り$38.5で購入。少量サイズなら、普通のスーパーでも買えます。
オーストラリアでお寿司を作るなら、このお米を使うと美味しく作れます。
スシライスでもOKですが、(あくまで私の感覚ですが)コシヒカリの方が日本の米により近い感覚で水分を吸うし、仕上がりもふっくら柔らかめにできあがります。
◆お酢
日本では、すし酢というものが売っているので、それを使う方もいるかもしれません。
また、酢飯を作る場合は、米酢を使うレシピが多いと思います。
伝統的には、すし飯には米酢を使う、と言われます。
こちらでも、すし酢(Sushi Seasoning)や、米酢(Rice Vinegar またはRice Wine Vinegar)というのが売っています。
日本食材店では日本からの輸入物が売っている他、普通のスーパーに行っても、中国産のSushi SeasoningやRice Vinegarなどをよく見かけます。
オーストラリアでも、sushiのレシピって結構ありますが、やっぱり「スシ飯といえば、米酢!」というのは鉄板ルールのようです。まあ、「ごはんにSushi Seasoningを混ぜる」というものもありますが(笑)。
とはいえ、たとえば中国産の米酢だと、グルコースシロップが加えられていたり、塩が入っていたり、、、味ってどうなんだろう???って感じです。
日本で、「お寿司には米酢」と言われるこの米酢は、たぶん質のよい日本のお米で、添加物などなく醸造された、シンプルで伝統的な米酢だからこそ、お寿司に最も合うと言われるのでは?と思うのですが。
我が家では、パースでよく売られている、このホワイトモルトビネガー(white malt vinegar)を使っています。
大麦(barley)を原料に、オークの樽で醸造したものだそうで、風味は、私的には穀物酢に近い感覚です。
酸味が若干強いかなぁ?我が家では、軽く火を通して味をなじませて使います。
すし酢として使っても、特に違和感ないと思います。ほどよく酸味が効いた酢飯になります。
我が家では、この酢飯がとっても好評なんです(笑)。
ただ、brown malt vinegarを使うと、酢飯が茶色くなってしまうかもしれません。。。
手近な穀物系のビネガーで試してみてください。
◆水
これは本当に好みですが、パースの水道水って、おいしくないですよね~(笑)
なんでだろう・・・?
お米は水分をかなり吸うので、水の味が米に影響することも十分に考えられます。
もし気合を入れて作るのであれば、ナチュラルスプリングウォーターなど、飲んでおいしい水を使ってご飯を炊くとグレードアップします!
酢飯のレシピ
うちでは、普段は忙しいので、お米は炊飯器で炊いています。が、お寿司を作る時は、お鍋で炊きます。
お鍋は、ごくフツーの片手鍋です。こだわりはありません。
それでも、炊飯器に比べてふっくらとおいしいご飯になるし、米が水っぽくならないので、お寿司を作るには向いているように思います。
お米がうまく炊ければ、あとは間違いなし!
砂糖は、うちではローシュガー(Raw sugar)を使っています。色がきつくなく、甘みも白砂糖よりまろやかです。きび砂糖など、お好みのもので作ってください。
砂糖、お酢については、こちらが参考記事になります → パース生活に欠かせない基本の厳選調味料
海外で作る基本の酢飯

By 4月 8, 2016
公開:- 出来上がり量: 米5合 (4~6 人前)
- 準備時間: 10 分
- 調理時間: 37 分
- 出来上がりまでの時間: 47 分
オーストラリアのお米と材料で作る、基本の酢飯の作り方。コツと基本を押さえておけば、どこに行ってもおいしい酢飯が作れます!
材料
- 米 5 合 180ml × 5
- 水 1100 ml
- 【すし酢】
- 酢 175 ml 米酢、white malt vinegarなど
- 砂糖(Raw sugar) 大さじ3
- 塩 小さじ2
作り方
- すし酢を作る。お酢、砂糖、塩を小鍋に入れて、かきまぜて砂糖を溶かす。火にかけて、ひと煮立ちさせた後、火を止めて冷ます。
- 次に米を炊く。米を計量し、研いで、ざるに上げる。水気をよく切っておくのがポイント。
- 米と、計量した水を、鍋に入れる。ふたをして、強火にかける。水が沸騰したら、強火~中火で5分。ふいたら火を弱めて調整する。5分経ったら、火を弱火に落として、7分炊く。ふたはできるだけ開けない。
- その後火を止めて、15分蒸らす。ふたは取らない。
- お米の蒸らしが終わったら、大きいボール(おひつがあれば尚よし)にお米をあける。1.で作ったすし酢を回しかけ、水蒸気を逃がしながら、まんべんなく行き渡るように混ぜる。
- 難易度: まあまあ
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調理時間は目安です。お酢、ごはんを冷ます時間は含まれていません。
時間的に余裕を持って作っておくとよいです。
レシピは米5合分です。
米3合で作る場合は、水650ml、酢100ml、砂糖大さじ2、塩小さじ1.5、でお試しください。
子どもが喜ぶちらし寿司の具アイデア
すし飯ができたら、好みの具をトッピングするだけで、ちらし寿司に早変わり!
ここオーストラリアで簡単に手に入る食材を使った、簡単ちらしずしを紹介します。
小さい子や海外の人は、刺身とか食べづらかったりしますよね。
ウチの息子も、刺身は食べたがりませんが、こんなちらし寿司なら皆ハッピー。
材料は、、、
◆卵
薄く焼いて錦糸卵にします。
米3合なら卵2個、5合なら卵4個くらいが目安。
卵は1個ずつ、器に割って、砂糖(ローシュガー)小さじ1、塩ひとつまみを入れてよくほぐします。
フライパンに油を薄く敷いて、強火にかけながらよく広げ、油が温まったら卵を入れて広げます。
すぐに中~弱火に調整。
固まってきたら、フライ返しで裏返して、両面しっかり焼きます。
それを繰り返します。
形がいびつでも、破れても、心配ご無用。
冷めたら、適当な長さで、細く千切りにします。
◆にんじん
人参は5mmくらいの厚さに輪切りにし、クッキー型でお花型に抜きます。
小鍋に入れて、ひたひたの水を入れ、塩を少々。
ふたをして8~10分、弱火で、やわらかくなるまで煮ます。(煮崩れに注意!)
◆絹さや・さやえんどう(Snow pea)
ヘタと両脇の筋を取り、塩を少々入れた熱湯でサッと茹でます。
冷めたら(水でしめてもよい)、斜めに千切りにします。
◆えび
殻のまま熱湯で茹でます。身の色が赤く変わって浮いてきたらOK。
茹でたら、頭としっぽ、殻をむきます。
縦半分に切ります。
エビの背の内側に縦にくっついている黒っぽいのは、はらわたです。
ちょっとめんどくさいけど、取り除くと見た目と食感が良くなります。
エビはお好みで、ボイル済みのものを購入してもよいです。
◆シソ
子どもはキライ、でも大人は食べたい!ので、千切りにして一か所に盛ってみました。
絹さやの代わりに、キュウリの千切りでも合います。
今回は、いりごまを散らしてみました。
食べる直前に、千切りの海苔を散らしてもよいです。
食べる時に、少し醤油を垂らすと、やっぱりおいしいです。
パースでも、タスマニアサーモンやヒラマサ(kingfish)など、オーストラリアで採れた魚の刺身を買うことができます。(『SASHIMI grade』という表示があったら、生食可)
また、西オーストラリア産のタコやホタテなどが購入できる時もあります(生食可かどうかは要確認)。
いい魚介の素材が手に入ったなら、本格的な海鮮ちらしも、おいしそう~!
もちろん、具を入れてノリで巻けば、のり巻き。
子どもの学校で、自分の国の料理を持って来てシェアする、という機会があるので、我が家は中身をキュウリ、レタス、ゆでた鶏ムネ肉で作って、持っていくことがあります。
これなら、アレルギーの心配もなく、どの国の子でも比較的食べやすいです。