クリスマスも近いですが・・・
オーストラリアでは肉のほかに、エビはわりとクリスマスによく食べられる食材のようです。
といっても、伝統的な文化、というよりは、家族や親せきが大人数で集まって食べるのに、簡単でおいしくてちょうど良い一品になるからだと思いますが。
意外に思うかもしれませんが、西オーストラリアに来ておいしいと思ったのが、魚介なんです。
以前、Chilli Mussel(ムール貝のチリトマトソース煮)の作り方 の記事でも書いたのですが、パースは新鮮な魚介類が割と手に入りやすいです。
まあ、オーストラリアの美しい海を思い浮かべれば、当然ですよね。。。
西オーストラリア沿岸でも良く採れるSnapper類は、鯛のような白身魚で、こちらではポピュラーな魚です。
西オーストラリア産じゃないですが、タスマニアサーモンも必ず品揃えがあり、おいしいですね。
これらの魚は、魚屋さんによっては、また仕入れにもよりますが、運がよければ「Sashimi grade」(刺身で食べられる)を買うこともできます。
他にも、ムール貝、カキ、えび、タコ・・・など。
シーズンによって買えたり買えなかったりはありますが、これらもとてもおいしいです。
今回は、その中でもエビについて、書こうと思います。
私が最近気に入っている、エビ料理のレシピも載せておきますよ~。
西オーストラリアで採れるエビは?
パースでは、イセエビのような大きいエビはLobsterですが、クルマエビやブラックタイガーのような小さめのエビはPrawnと言われます。(ちなみにShrimpというと、小エビや芝エビみたいなさらに小さいエビ)
ここでよく売られているエビとしては、以下の3種類が主です。
◆Banana Prawn
日本でもバナナエビなどの表記で料理の食材として使われたり、売られていることもあるようです。
海外ではWhite Prawnと呼ばれることもあるらしいです。
◆King Prawn
日本でもキング海老、キングプラウンなどの名前で流通していることもあるようです。
西オーストラリアのものは正確に言うと、Western Kingという種類だそうです。
◆Tiger Prawn
日本でもブラックタイガーなどの名前で売られているタイガーエビ。
西オーストラリアのものは正確に言うとBrown Tigerという種類だそうです。
この中で、西オーストラリアでは、King Prawnが最も多く採れるそうです。
これらの海老は、西オーストラリアの海では、北部の沿岸が主な漁場となっています。
King PrawnとTiger Prawnは、Shark Bayから北部、Banana Prawnはさらに上のExmouthより北の沿岸で採れるそうです。
どれも養殖ではなく、天然モノです。
西オーストラリアのエビ漁業は環境にやさしい?
ところで、Shark BayとExmouthのエビ漁業が、今年MSC認証を獲得したそうです。
MSC(Marine Stewardship Council:海洋管理協議会)とは、持続可能な漁業を推進するための国際的な機関だそうです。
そしてMSC認証とは、「持続可能な漁業をしているか(種が絶滅しないような方法で採っているか)」「漁場の環境や生態系を壊さない方法で漁業をしているか」「状況や環境の変化に適切に対応できる、効果的なマネジメントがされているか」といった基準によって判定されます。
つまり、西オーストラリアの上記2か所のエビ漁業は、環境や生態系に配慮したエコな漁業が行なわれている、と認定されたのですね。
この件については、日本語でもこんな記事が配信されていました↓。
豪・エクスマウス湾とシャーク湾のエビ漁業がMSC認証を取得(MSC日本語版ページより)
この2か所以外でも、西オーストラリアのエビ漁業は、持続可能な漁業を行うために、色んな決まりがあります。
たとえば、以降のシーズンで採れるエビを残しておくために、漁場を一時的に閉鎖したり、稚魚(?)がいるエリアでの底引き網を禁止したり、など。
また、他の魚や生き物が網に引っ掛からないような装置を内蔵するなどの工夫も行われているそうです。
各漁場では、どの種類のエビがどの網でどれだけ採れたか、毎晩記録をつけることになっています。
他にもいろんな調査が行われ、エビを採り過ぎていないか、がチェックされているとのことです。
バナナエビ VS キングエビ?
私は元々、日本にいた頃は、そんなにエビを食べたいとは思いませんでした。
お寿司に乗っている茹でエビは、どちらかというと選ばない方だったし、クルマエビはお正月に食べるくらい。
そんなに日常的に料理をしたり食べたりする食材ではなかったですね。値段が高い印象もあったし。。。
けれど、パースに来てから、エビはグンと身近な食材になりました。
どこに行っても、計り売りで買える西オーストラリア産の生のエビが売っているんだから。
先に、西オーストラリアでは主に3種類のエビが採れる、と書きましたが、私が買うのは圧倒的にバナナエビ(Banana Prawn)が多いです。
なぜなら、、、他の2つに比べて、値段が安いから(笑)。
私が時々行く魚屋さんだと、たとえばKing PrawnやTiger Prawnは$29.9/㎏の時に、Banana Prawnは$19.9/kgだったりとか。
やっぱりコストは大事・・・
でも、それだけじゃなくて、味も好きです。おいしいです。
Banana Prawnの魅力は、値段の割に身が大きくて、食べごたえがあります。
料理に入れても、見栄えがするし、ボリューム感も出ます。
そして、味はエビ独特の甘みが強く、食感は柔らかめ。サッとゆでて殻をむいてサラダに入れるだけでも豪華な一品になります。
Banana Prawnは、東南アジアやインドでも採れるらしいです。
オーストラリアのレシピ本では、東南アジア料理風に味付けしたものをよく見かけますね。
コストパフォーマンスと、大きさの面でも味の面でもインパクトがあるため、うちでは一番よく買うエビです。
もう一つ、西オーストラリアで最も採れるという、キングエビ(King Prawn)。
Banana Prawnより、ちょっと小さ目な感じで、しっぽや手(?)の先が青みががっているのが特徴です。
うちでも食べたことがありますが、Banana Prawnほどの強い甘みはないものの、奥深いうまみを感じます。
エビらしい味、といったら、King prawnの方が勝っているかも?
そして個人的に好きなのが、プリッとした、はじけるような食感。
クセが少ない、そしてエビらしい味は、そのままゆでて食べてもおいしいと思いますが、カレーやスープ、パエリアなどに入れても引き立つと思います。
西オーストラリアのタイガーエビ(Tiger Prawn)はまだ試したことがありませんが、機会があったら食べていたいと思います。
タイ風エビ焼きのレシピ
オーストラリアのクリスマスシーズン向けのレシピには、必ずと言っていいほど、エビのレシピが載っていますよね。
特に見かけるのが、タイ風の甘酸っぱ辛いタレをつけて、バーベキューで焼く、というもの。
「え、クリスマスにタイ料理!?」と、日本人の感覚だと思ってしまいますが、最近になって私は納得しました。
パースのクリスマスは、暑い。
単純に、酸味があって、スパイスや香りが効いているモノが食べたくなるんですよね。
でも、そんな食べ物が妙にマッチする、オーストラリアのクリスマス。
私自身も、Banana Prawnをタイ風(と勝手に思っている)のタレに漬け込んで焼くのが、最近のお気に入りです。
もちろんクリスマス関係なく食べたい時に、普段でも作ります。
以下にレシピを載せておきますね。
タイ風エビ焼き

By 12月 17, 2015
公開:- 出来上がり量: エビ20尾 (4~6 人前)
- 準備時間: 25 分
- 調理時間: 5 分
- 出来上がりまでの時間: 30 分
エビをタイ風のタレに漬け込んで焼くだけの簡単レシピ。生野菜と合わせたり、生のコリアンダーをたっぷりトッピングして、サラダ感覚でいただきます。
材料
- エビ 20 尾 Banana Prawn,King Prawn など。生の殻つきのもの。
- フィッシュソース(Fish sauce) 大さじ1
- ローシュガー(raw sugar) 小さじ1/2
- ライム 1 コ 果汁をしぼる
- にんにく 1 かけ すりおろす
- コリアンダー 2 株 茎は細かく刻む。葉は盛り付け用にとっておく。
- チリ(Chilli) 1 本 細かく刻む。または乾燥唐辛子を適量でも可。
- コリアンダーシード 小さじ1 省略可。量は好みで増減を。
- ごま油 少々
- レタスなどの生野菜 適宜 洗って水けを取る
作り方
- エビは洗って水けを取り、頭、殻、足、しっぽを取り除き、身だけにする。はらわたを取る。
- フィッシュソース、ローシュガー、ライム果汁、すりおろしたにんにく、刻んだコリアンダーの茎、刻んだチリ、コリアンダーシードをボールに入れて混ぜる。1のエビを入れてざっと混ぜる。冷蔵庫で1時間くらい漬ける。
- レタスなどの生野菜を用意する。
- フライパンを高温で熱し、ゴマ油をひく。2のエビをつけ汁ごとフライパンに入れる。火が通るまで焼く。目安はエビの色が変わったらOK。約2分くらい。
- 生野菜と共にお皿に盛る。コリアンダーの葉を散らす。好みでコショウをふったり、ライム(分量外)を絞って食べてもよい。
- 難易度: 簡単
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調理時間には、エビをタレに漬け込む時間は含まれていません。
エビの殻をむくのがちょっとめんどくさいですね~。
中には、殻をむいたものも売っているので、それを利用してもいいかもしれませんが、殻つきの方が質はよいと思います。
上手な殻のむき方とはらわたの取り方が知りたい方は、以下のYouTubeをご覧ください。
英語ですが、映像だけ見てもわかると思います。
How to peel a Green or Raw Prawn – YouTube
私は食べる時にめんどうなので、頭も尻尾も全部取っちゃうことが多いですが、しっぽを残すと見栄えはよいですね。
コリアンダーシードは、なくてもよいです。私も入れない時もあります。
が、これが入ると、プチプチとした食感がプラスされて、香りもアップして、おいしいんですよ~!
紹介したレシピでは、エビをフライパンで焼いています。火の通りが早く、カンタンです。
また、生野菜と合わせると、エビのタレがドレッシング代わりになってちょうどよい感じです。
写真は、レタスときゅうりの他、焼いただけのピーマンも合わせていますが。
もしも、より一層エビを主役にしたいなら、こんなアレンジも。
エビは頭としっぽをつけたまま殻をむき、タレに漬け込んだ後、大き目のオーブン皿に重ならないように並べます。
つけ汁も振りかけて、200℃~220℃のオーブンで約13分(温度や時間は焼き過ぎないよう調整してください)。
焼けたら、コリアンダーの葉や小ねぎ(Spring Onion)を散らします。
頭を残しておくと、見た目のインパクトはより大きいですね!
最後にひとつ。
レシピ本などで「green prawn」と書いてあったら、それはエビの種類ではなく、「生のエビ(=Uncooked)」という意味だそうです!!
私はつい最近知りました~。