暑い暑い、と言っていたら、、、今週のパースは、涼しくてなんだか秋の気配。
この気候は好きです。
引っ越して来て以来、ほったらかしたままのガーデンの手入れを始めようかな?それとも、ようやく本格的に、家の中を住みやすくアレンジしようか?
動きやすい季節になってくると、今まで暑くてできなかったことが急に色々と思いついて、やりたいことが多すぎて困る!
そんな中ですが、今回は、暑い季節にも寒い季節にも、そして中間の季節にも、オールシーズン活躍するサラダのレシピを載せようと思います。
パースで手軽に買えるマッシュルームを使った、野菜だけなのに食べごたえのあるサラダ。
サラダを引き立てるドレッシングもこのレシピのポイントです。
マッシュルームにも種類がある?
オーストラリアでは、きのこは意外(?)にもポピュラーな食材です。
一般的で最もよく見かけるのは、マッシュルーム。
・・・といっても、私はパースに来てから、マッシュルームにも種類があるということを初めて知りました。
そもそも、日本ではマッシュルームというと、思い浮かべるキノコはだいたい一つですが、英語ではmushroomというと、カサの形をしたキノコ類全般のことを指すんですね。しいたけはShiitake mushroom, ヒラタケはoyster mushroom、というように。『mushroom』というだけでは、日本語で「キノコ」と言っているようなものですよね。
では、パースではどんなmushroomが主に売られているかというと・・・
パースで一番よく見かけるのは、button mushroom。白くて、丸くて、小さくて、私も日本で食べたことのある、あのマッシュルーム。
cup mushroom は、button mushroom よりも少し成長したものらしいです。カサの中の色がやや濃いめ。
flat mushroom(↓写真右)は、cup mushroom がさらに成長したものだということ。大きくて、カサの中が濃い色で、シイタケの表裏の色を逆にしたような感じ?(笑)。
また、button mushroom のように丸く小さくて、外側の色が茶色い brown mushroomもあります。
flat mushroomのように大きくて平たくて、外側が茶色の portobello mushroom (↑写真左)は、迫力も満点!
どこのお店に行っても、button mushroomはたいてい置いてありますが、それ以外のマッシュルームは時期によってあったりなかったり、、、という感じでしょうか。
また、『field mushroom』という名前で売られているマッシュルームも見かけますが、本来field mushroomとは、一般的な食用のmushroom全般を指すようです。。。おそらく、ベジマーケットなどでは、最もよく知られているbutton mushroom以外のものは、とりあえずfield mushroomって表示しておくか、って感じなのかも?
味は、それぞれ食感やフレーバーが微妙に違うと思いますが、私自身はあまりよくわかりません。
やっぱりbutton mushroomが一番使いやすいし、安い場合が多いので、買うとしたらこれが多いです。
また、わずかではありますが、オーストラリア産のしいたけ(Shiitake mushroom)やしめじ(Shimeji)なども買うことができます。
私はColesでみかけましたが、やっぱり値段は高めです。
また、過去記事でも書きましたが、パースにもしいたけ、まいたけ、エリンギ、、、などのアジアンきのこを栽培している農家さんがいるんです。
swan valley gourmet fungi (Facebookページ)
Manning, Kalamunda, Mt Claremont のファーマーズマーケットで出店しています。(毎週ではない)
季節によって、しいたけ、ひらたけ、エリンギ、マイタケなどを売っているし、栽培キットも売っています。
私も過去に、しいたけとエリンギを育てたことがありますが、これはもう本当においしかったです!!
過去記事:自分で育てたパース産しいたけで天ぷら作り
マッシュルームの選び方と保存方法
パースでは、あらかじめパックされたマッシュルームも売られていますが、バラ売りも多いです。
バラ売りの場合は、状態の良いものを自分でピックアップできるので、いいですね。
マッシュルームを買う時は、湿ってブヨブヨしているものや、しなびてしまっているものなどを避け、カサが固く締まって傷みの少ないものを選ぶのがよいです。
面白いのは、オーストラリアの売り場では、たいてい「マッシュルーム袋」- マッシュルームを入れる専用の紙袋 - が置いてあります。
マッシュルームは、ビニール袋に入れると、袋の内側が汗をかいて、その湿り気でマッシュルームが傷んでしまうので、こうした紙袋に入れて保存するのがよいらしいのです。
保存は冷蔵庫にて。数日は持つと言われますが、わりとすぐに色が変わってしまうので、早めに調理するのがおススメです。
また、マッシュルームのみならず、キノコ類は全般的に、調理に使う際は水洗いをしない・・・というのが鉄則と言われます。
キノコは水分を吸収しやすいので、風味や食感が落ちるということです。
湿らせた布巾で汚れをふき取って使うのがよいらしいです。
ただ、難しいんですよね、土などを拭き取るの。。。私は、めんどくさくて、調理の直前に水で軽く汚れを洗い流してしまいますが(告白)。
マッシュルームサラダ&にんにくしょうゆドレッシングのレシピ
パースでポピュラーな食材マッシュルームを使った、カンタンかつボリュームのあるサラダのレシピを紹介します。
今回の例では、おなじみのbutton mushroomを使っていますが、お好みで他の種類でも。
flat mushroomなど、大ぶりのものを使っても合います。
オリーブオイルでマッシュルームをじっくり焼いて、旨みとプリッとした食感を引き出して、生野菜と合わせます。
これに、焼きガーリックの風味を加えた「にんにくしょうゆドレッシング」で、さらにパンチをプラス。
肉も魚介もチーズも卵もない・・・野菜だけのシンプルなサラダなのに、マッシュルームとにんにくの風味で、ビックリするほど厚みのある味わいになります。食べた時の満足感が大幅アップ!
サラダの材料は、一応レシピに載せておきますが、好きな物を好きなだけ合わせてください。
まずはシンプルでクセの少ない、レタスやキュウリなどがお勧めです。
にんにくしょうゆドレッシングは、これだけで他のサラダに使いまわしもOK。おいしいです。
過去記事にある、バルサミコとしょうゆのドレッシングのアレンジバージョンです。
マッシュルームのサラダ&にんにくしょうゆドレッシング
By 2月 25, 2016
公開:- 出来上がり量: 4 人前
- 準備時間: 15 分
- 調理時間: 10 分
- 出来上がりまでの時間: 25 分
マッシュルームを使ったシンプルサラダ。にんにくしょうゆドレッシングで合わせます。野菜だけなのに食べごたえタップリ。
材料
- マッシュルーム 200 g 好きな量でOK。
- レタス 100 g 好きな量でOK。ちぎる。
- きゅうり 1/2-1 本 好きな量でOK。スライスする。
- スプリングオニオン(Spring Onion) 適宜 トッピングに。薄くスライスする。
- 赤玉ねぎ 適宜 トッピングに。半月切りにスライスする。
- 【にんにくしょうゆドレッシング】
- にんにく 1-2 かけ 薄くスライスする。
- しょうゆ 大さじ1.5
- バルサミコ酢 大さじ1.5
- ラパデュラシュガー(Rapadura Sugar) 小さじ2/3
- 昆布(Kelp粉末) 1つまみ
- オリーブオイル 小さじ1+大さじ1/2
作り方
- まず、にんにくしょうゆドレッシングを作る。器に、しょうゆ、バルサミコ酢、ラパデュラシュガー、昆布、オリーブオイル小さじ1を入れて、よく混ぜて置く。
- フライパンを強火にかけて熱し、オリーブオイル大さじ1/2を入れる。薄切りにしたにんにくを入れ、色よく炒める。
- 1.の器に、2.のにんにくをオイルごと入れる。油が熱いので、勢いよく入れるとはねる場合があるので注意!
そのまま、食べる時まで置いておく。
- サラダの材料(レタス、キュウリ、スプリングオニオン、赤玉ねぎ)を用意する。レタスとキュウリをお皿に盛りつけておく。
- マッシュルームは、汚れを取り、軸の部分を取り、ほどよい厚みにスライスする。
- フライパンを強火にかけ、オリーブオイル(分量外)を敷く。カットしたマッシュルームを入れ、表面がこんがりと色づくように焼く。
- 4.で用意したサラダの上に焼いたマッシュルームを盛り付ける。最後にスプリングオニオンと赤玉ねぎのスライスをトッピングする。にんにくしょうゆドレッシングを添える。
- 難易度: 簡単
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マッシュルームは、オーストラリアでは’meat for vegetarians’『ベジタリアンのための肉』と言われることもあるそうです。
肉がなくても料理にコクや風味をプラスし、食べごたえのある食感を演出するために、ベジタリアン料理に用いられるのもうなずけます。
私は個人的に、このサラダが大好きです!
余談ですが、我が家では、息子だけはマッシュルームがダイキライ。
そのため、この時のサラダは、息子の分だけは「マッシュルーム抜き」で作りました・・・って、ただのレタスとキュウリだし(笑)。
この日のメニューは、サラダと、ごはん、しょうゆ味の野菜スープ、鶏ムネ肉のねぎソース。