ブログを書くために、時々過去の写真を見返すことがありますが、昨年に比べると今年の冬は、長くて寒い、、、ような気がしています。
けどそれはたぶん、この家のせい(笑)。
今年1月に引っ越したので、この家で冬を過ごすのは初めてです。
この家は、日中陽が入る北向きの窓が少なくて、部屋に直射日光が当たる場所がほとんどありません。
(前の家は、リビングルームの北側に大きな窓があったのですが)
夏は素晴らしく涼しいんですけどね・・・
パースでは、3ヶ月に1度、インスペクションというものがあります。
賃貸住宅であれば、不動産屋が家を見に来るのです。
そして、住人としてきちんとメンテナンスをしているか。危険なことをしていないか(中には自宅で麻薬密造してるケースもあるとか!)。契約に反する使い方をしていないか。等々をチェックしていきます。
今月、我が家でもインスペクションがあったのですが、その前の週末は、家族総出で庭の草むしりや掃除、家の中のほこり取りや水回りの掃除などでてんやわんやでした(笑)。
その甲斐あって、インスペクションは問題なく終わりましたが、その時来た担当者が、
「この家は古いでしょ。ライムストーンでできているんだよ。レンガの家より寒いんだよ。」
↓ライムストーン。
へー。確かに壁を触ると、まるで洞窟の壁のように、ひんやりする・・・(汗)
「でも、夏は涼しいんだよ~。ライムストーンは高価だから、今時は皆、レンガで家を建てるけどね。」
へぇー。
・・・でも寒い(ぶるぶる)。
特に、昼間家の中にいることが多い私は、家の中で厚手の上着を着て、午後息子のお迎えに行く時はそれを脱いで出る、、、という、日本の冬とは逆の服装をしています。とにかく家の中が寒い!
けれど、9月がやってくれば、いよいよパースにも春到来です。
この春はぜひ、ワイルドフラワーツアーを兼ねたキャンプに行きたいなぁ、と考えています♪
冬の庭から、おいしいもの達をゲットしよう!
冬、ガーデニングもお休みか?と思うけど、実は冬ならではの収穫もあります。
我が家で2年前から育てている、レモンの木。リスボンという品種です。
昨年の春咲いた花は、3つだけ(笑)、実をつけました。
冬になり、大きくなって、黄色く色づきました。
枝からもいだばかりのレモンって、すっごくいい香り!!
特に、果皮から香るレモンの香りは、すっぱい果汁とはまた違って、ちょっと上品でさわやかで。
癒される~~~
そして、果汁もたーっぷりで、おいしい!
また、知人からも、お庭に有り余るほど実ったという自家製レモンを、たっくさんいただきました!!
我が家は料理によくレモンを使うので、ありがたい~♪
こうしたレモンなら、農薬やポストハーベストの心配をせず、皮まで安心して使えていいですね。
この時期は、レモンをふんだんに使った料理に挑戦しがいがあります。
レモンを使った過去のレシピ:
ぽん酢 - オーストラリアで簡単手作りポン酢と我が家流の鍋料理レシピ。
レモン風味チキン - 鶏ムネ肉のレモン醤油焼き
塩から揚げ - 白ワインと生レモンで簡単塩から揚げのレシピ。
もうひとつ、寒い冬の時期だからこそ、楽しめるガーデニングは、ハーブ系サラダ菜です。
↑ 左から、ミズナ、ロケット(ルッコラ)、ディル。
日陰になっている植え込みに、ミズナとロケットの種を蒔いたのが2月。ディルは苗を植えました。
5月にはかなりふさふさになっていました。
それから冬の間中、育った葉を摘み取ってはサラダに加えて楽しみました。
雨が降るので、水もほとんど上げず、ほったらかし。。。チョー簡単!!
最初の土づくりをきちんとしておけば、追肥などはしなくても結構大丈夫でした。
その他、イタリアンパセリ、からし菜(Mustard Green)、ワイルドロケット、ミント、コリアンダーなどを育てていますが、これらは冬の間に育てやすい、サラダに最適な野菜・ハーブです。
なんといっても、摘みたての葉の香りは極上です。
我が家の植え込みも小さいのですが、こうした限られたスペースでも十分に育てることができます。
また、植木鉢で育てて、日当たりや育ち具合を見ながら場所を移動するのも、よいやり方です。
もうすぐ春!野菜や花を育ててみたいけど、最初にどんな土を用意したらいいの?
パースで、これから簡単にガーデニングを始めたい方に、こちらの過去記事がおススメです。
→ 春のガーデニングレポート(2015)
こうして家で育てた野菜やハーブを、その時々手近にある食材と組み合わせて作ったサラダ。冬の間は幾度となく楽しみました。
特に、オーストラリアで一番人気の健康野菜 beetroot(ビーツ、ビートルート)と組み合わせたサラダが、私は大好きです。
ビーツ(beetroot)、簡単で使える調理法
パースのカフェやワイナリー、ブルワリーなどのフードメニューには、かなりの高確率でこのビーツを使った料理がありますよね。
以前あるところで食べたビーツのサラダがすごくおいしかったので、その味をイメージしながら、作りやすい材料でアレンジしたサラダを、今回は紹介しようと思います。
ビーツの栄養、調理法については、過去記事に詳しく書いてあるので、読んでいただけたらと思います。
→ 栄養満点&おいしい、beetroot(ビーツ)の大人サラダ
今回のサラダも、丸ごとオーブンでじっくり焼いて、柔らかな食感と自然の甘さを引き出したビーツを、たーっぷり使います。
丸ごと焼くので、ビーツの豊富で貴重な栄養素もギュッと閉じ込められています。
ビーツは葉がついていたら根元付近からカットし、洗って、アルミホイルで軽く包んでから、200℃のオーブンで1時間ほど焼きます。
竹串を挿してみて、柔らかくなっていたらOK。
そのまま室温に置いておき、十分に冷めたら、アルミホイルから出して、皮をむき、カット。
焼いて冷ますのにちょっと時間がかかりますが、休日など、昼間時間がある時にオーブンに放り込んでおきましょう~
まとめて焼いておき、ホイルに包んだまま冷まして冷蔵庫に入れてしまえば、2、3日は食べられます。
別の料理に使いまわしもできます。
ビーツは、あまり大きく育ち過ぎたものは、固くスジっぽくて、食べづらいです。
買う時は、程よいサイズのものを選ぶとよいです。
ビーツとハーブのはちみつレモンサラダのレシピ
ほんのり甘いビーツ(beetroot)と、辛み・苦み・香りのあるハーブ系サラダ菜を合わせただけの、簡単サラダです。
シンプルに、野菜の自然の味を組み合わせます。
ポイントは、たっぷりのフレッシュなレモン果汁に、はちみつを溶いて甘く仕上げたドレッシング。
甘いサラダ!?と思うかもしれないけど、これが結構ハマりますね~(笑)。
はちみつの味とビーツの甘みが、いい具合に相乗効果を醸し出し、甘酸っぱくて、華やかな印象のサラダに仕上がります。
ドレッシングには、香りのよいオリーブオイルと、塩もしっかり足して、味を引き締めるのがポイント。
また、無農薬の新鮮なレモンを使えるなら、レモンの皮を少量すりおろして加えると、香りがUP。表面の黄色い部分だけを、力を入れずに薄くおろすのがコツです。
今回のサラダは、ビーツの他、
・ロケット(ルッコラ)
・みずな
・からし菜(Green Mustard)
・ディル
・ミントの葉
を入れています。
この時期、我が家の庭から簡単に入手できる素材を選びましたが、もちろんなければ、スーパー等で好みのハーブやサラダ菜を購入し、自由に組み合わせてください。
おすすめは、辛みのある葉物を少し混ぜること。
あと、ミントは、少量でも入ると、「はちみつレモン」の味に清涼感が加わり、とってもよいアクセントになるので、おススメです!
トッピングには、サワークリームか、もしくは無糖ヨーグルトを添えて。
パースでは、サワークリームも安くて買いやすい食材です。
無糖ヨーグルトなら、酸味が強くなく、水分が少ないタイプがおススメ。あるいは、水気をあらかじめ切っておくとよいかもしれません。
ビーツ(beetroot)とハーブのはちみつレモンサラダ
By 8月 29, 2016
公開:- 出来上がり量: 2-4 人前
- 準備時間: 60 分
- 調理時間: 15 分
- 出来上がりまでの時間: 1 時間 15 分
栄養たっぷりの焼きビーツとガーデンハーブを合わせたシンプルサラダ。生のレモン果汁とはちみつで作る甘めのドレッシングがポイント。ワインにぴったり。
材料
- beetroot(ビーツ) 3 コ
- ハーブ・サラダ菜 適量 ロケット(ルッコラ)、ミズナ、からし菜、レタス、ディル、ミントなど、好みのもの
- サワークリームまたは無糖ヨーグルト 適量
- 【はちみつレモンドレッシング】
- レモン 1 コ 果汁、果皮(オプション)
- はちみつ 小さじ2
- 塩 小さじ1/2 - 2/3
- オリーブオイル 小さじ2
- こしょう 適宜 オプション
作り方
- ビーツは軽くアルミホイルに包んで、200℃に予熱したオーブンで1時間焼く。
焼けたら室温に置いて冷ます。
※時間がある時に前もってやっておくとよい。
- ドレッシングを作る。レモンは、果汁を絞る。皮を使う場合は、黄色い表面を力を入れずに軽くすりおろす。はちみつをレモン果汁に混ぜて、よく溶かす。そこにレモン果皮、塩、オリーブオイル、こしょうを加えて、よく混ぜる。
- 焼いて冷ましたビーツは、皮をむいて厚めのスライスにする(切り方は好みでなんでもOK)。ハーブ・サラダ菜は洗ってよく水気を切る。
- 3.をお皿に盛り、2.のドレッシングを回しかける。中心にサワークリームまたは無糖ヨーグルトを添えて出来上がり。
- 難易度: 簡単
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調理時間は目安です。ビーツを冷ます時間は含まれていません。
ドレッシングの味付けは、レモン果汁の量によっても変わるので、適宜味を見ながら調整してください。
お好みで、食べる時に塩・コショウ・オリーブオイルをちょこっと振りかけてもOK。
ビーツの赤紫色の汁・・・これがたまりません(笑)。
他の料理と合わせれば、ちょっと箸休めっぽくもなるし、、、家吞みするなら、オーストラリアワインと合わせて、ヘルシーな酒の肴にぴったり!←うちはこのパターンが多いかな~(笑)
私は、ワインと食事のマッチングなど、全然わからないんですが(興味はありますが)、ビーツの素朴で、ちょっと土の香りを思わせる風味は、オーストラリアの赤ワインと相性がいいんじゃないかな、と勝手に思ってます。
$10~$20以内で買えるくらいのカベルネ・メルローのブレンドなど、リーズナブルで軽い味のお手頃ワインが結構合いますね~(笑)。
気取らない家吞みにサイコー!
飾り付けに、ビオラの花を添えてみました。
冬から春のガーデニングに人気の花、ビオラですが、そもそもはエディブルフラワー(食用可能な花)なんだということを、最近知りました。
(ただ、ビオラも食用に適さない場合があります。家庭でエディブルフラワーを楽しむ場合は、事前にネット等でよく調べてくださいね)
ちょこっと添えるだけで、お皿がこんなに華やぐなんて、感動です。