夏間近のこの季節。庭の植物たちは元気に育っていくので、眺めるのが楽しみですが、毎日水をあげないといけなくなってきました。
パースの家は、庭もたいへん広いので、スプリンクラーで自動的に水をあげるのが(むしろ)一般的なようです。
ですが、私の今住んでいる家は、借り家ですし、スプリンクラーがついていない(というか壊れているっぽい)ので、毎朝私がホースで水をあげています。
これが結構な大仕事なのですが、水をあげながら一つ一つ植物の様子を見ていくのは、私にとって心の落ち着くひとときでもあります。
今年の4月に入居した時は、庭はかなり荒れていて、朽ちた植物がそのまま放置されているような状態でした。
それを全てキレイにして、シーズンごとに植物を植えていきました。
そう、季節が移り変わるごとに、「これから春だから、こんな植物を植えてみたらいいんじゃないか」「夏になる頃には、こんなふうに育つんじゃないか」なんて考えながら、色々と手を加えていくのが楽しくて・・・。
今回の「パースで手作りざんまい」、食べ物じゃなくて、最近取り組んだガーデン用品のプチ手作りを紹介します。
バックヤードを季節の花で彩りたくて
うちの家は、リビングの大きな窓から、バックヤード(家の敷地の内側の庭)がよく見えます。
リビングと庭の一体感が気にいっているところです。
そのバックヤードの奥の右側は、植栽スペースになっていて、大きなFrangipani(フランジパニ。日本ではプルメリアという名前の方が親しまれているようですね)の木が植わっています。
そのさらに右側は、入居当初は枯れた植物が放置されていたのですが、それを全て取り除き、キレイにしました。
そして壁側に、植物を植えました。
手前は、Solanum Monet’s Blueというつる性の植物です。
DIYで作ったハシゴ風トレリスに這わせました。
これは、今年の5月頃に植えました。
冬を過ぎ、春になった頃から、ぐんぐん伸びて、薄紫色の花をたくさん咲かせるようになりました。
その向こうには、ペニーロイヤルミントやサンパラソルを植えています。
地面には、小道風にレンガを埋め込んで、ちょっと遊んでみたり。
このスペースは、私達家族も結構気に入っています。
ところが左側は、何もない壁。
こっちの壁も、そんなふうにできないかなぁ・・・。
これからの季節、パースではブーゲンビリアがあちこちの家の庭で美しく咲いて、夏の住宅地を彩ります。
キレイな空の青に、鮮やかなピンクや赤と、葉のグリーンのコントラストが、まばゆく映えます。
そして、つる性のため、壁やトレリスに這わせて立体的にボリュームを出すこともできる。
壁づたいに、ブーゲンビリアなどのつる性植物を育ててみようかな、と思い立ちました。
そして、先々週の週末のことですが、簡単なトレリス風のものを作ってみました。
プチDIYでトレリス作り
パースでホームセンターといえば、Bunnings(バニングス)!
DIYが好きなお父さんにも、ガーデニングが好きなお母さんにも、朝から大人気の大型ホームセンターです(笑)。
はい、我が家もよく通っています。
今回はBunningsで、20mm×40mm×1.8mの手頃なパインの木材を見つけたので、6本購入。
確か、1本$2弱くらいだったかな。
壁の高さ、スペースの広さとちょうどフィットしていたため、切らずにそのまま使うことにしました。
今回は、最初に角材に白いペンキでペイントしてから、組み立てることにしました。
ペイント材も、これまたBunningsに行くと、水性ペンキからデッキ用のステインまで様々取り揃えてあります。
ですがうちは、Bunningsでは売っていない、このペイントを使いまわしています。
パースに来て初めて買ったペンキです。
Porter’s Paint というオーストラリア生まれのペイント。
低VOC(VOCとは揮発性有機化合物のこと。塗料に含まれる有機溶剤などが人体や環境へ有害な影響を与えることで、問題視されている)のペイントで、安心して使えることと、カラーバリエーションがたいへん豊富であることが特徴です。
また、質感にこだわったペイントや、個性豊かな特殊塗料(金属の質感が表現できるものなど)などもあります。
日本でも、こだわりのリフォームやリノベーションの分野で、使われているようですね。
パースでは、フリーマントルに取扱い店舗があります。
私はそこで、昨年買いました。
The Painted Earth
6/88 Hampton Rd Fremantle WA 6160
Facebookページ
とりあえず最初ということで、ナチュラル素材に合うマット系のテクスチャーで、何にでも使いまわせる白系のペイントを買いました。
ですがこれ、実際にはWhiteではなく、微妙に曇った色の白なんです。
こうした微妙な色合いを、カラー見本を見てオーダーし、その場で調合してくれるんです。
先に紹介した、壁に立てかけたハシゴ風トレリスも、このペイントを塗っていますし、昨年作ったこのディスプレイ用ハシゴも、このペイント使用です。
(上から濃い色の家具用ワックスを塗って、エイジング加工しています)
他にも、色んな小物を塗ってきましたが、軽い質感でたいへん塗りやすいです。
しかもペイント特有の(シンナーのような)匂いがまったくない!
また機会がきたら、次のペイントを買う時も、私はPorter’s Paintの物を買いたいですね~。
今回は、庭に立てかけても、植物と合わせても、なじむように、カスレを出して塗り、ちょっと古びた感を出してみました。
ササッと、30分くらいで終了。
ペイントが乾いた後で、夫が組み立ててくれました。
彼なりに、ちょっとゆがませたところがポイントらしい(笑)。
右側はブーゲンビリアで、左側はブドウの苗。
うまく育つといいなぁ~。
時間ができたら、もう少し手を加えてエイジング加工をしようかなー、などと思っていました。
が・・・
やっぱり予定通りにいかないのが人生(泣笑)
先週の中ごろ。
突然、今の物件を管理している不動産屋さんから連絡があり、「オーナーがこの物件を売ることにした」と(!)。
え、どういうことー?
一応、この物件の賃貸契約は、来年の秋頃(こちらの)まで、ということになっており、それまでは居られるとのこと。
私達の方でも、事情があり、その後はまた引っ越さなくてはならなかったので(契約を更新するつもりはなかったので)、ものすごく困る、というわけではまぁないんですが。
けれど場合によって、新しいオーナーの意向によっては、私達も早く出ていくことになるかも、みたいな話でした。
うーん、ちょっと予想外の展開デス・・・
先週の半ば、さっそく売り物件としてネット上に出すため、家の中の写真を撮るというので、不動産屋さんの担当者と、オーナーがやってきました。
私は朝から家中を掃除して、子ども達のおもちゃを全て片づけ、ベッドメイキングをして、キッチンも洗面所もキレイにし、写真を取られてもよいように・・・はぁー疲れた。
お二人は、写真を撮りながら、あちこちチェックしていき、「今週の日曜日、ホームオープンしたいんだけど、いい???」と言われました。
物件に興味を持った人たちが、家の中を見に来るために、物件を公開するんですね。
え、今週末ー???
展開早すぎ。
慌てて夫に電話し、予定を確認し、とりあえずOKしました。
不動産屋やオーナーが家を見に来るというだけでも、色々と気を使いますが・・・
いつもいつもキッチンやバスルームをきれいに掃除なんてできないし、子ども達はおもちゃや色んな物を散らかしていくし、そんなのいつもキチンとなんて、していられないもんです。
庭も、すぐに雑草が生えて来るし、伸びてしまった枝も、いつもきちんと刈ってはいられない。
タイミングってもんがある・・・。
その後、不動産屋さんから、日曜日のホームオープンまでに家の中と庭をキレイにしておいてほしい、と連絡が来て、いくつか掃除のポイントが挙げられていたので、そこを中心に掃除しまくりました。
平日も、夫はいつもより早起きして、出勤までに庭の雑草刈り。
私も家事の合間に庭の掃除をしたり、バスタブやトイレを磨いたり、壁の汚れを取ったり。
土曜日、日曜日は、オープンの時間まで、ひたすら掃除、掃除・・・
子ども達もさすがに、おもちゃを片付けたり、自分でベッドを整えたり、がんばってくれました。
実際に、オープンの時間は30分間なのですが、それまでが本当にタイヘン・・・
まぁ、仕方がないんですけどね。
そんなわけで、週末は本当に疲れました。
おかげで、家はピカピカになりましたが(笑)。
ただ一つ、よかったのは、不動産屋の担当者が気を使ってくれて、見に来た人たちに一応「靴を脱ぐように」言ってくれたそうです。
正直、「こんなに掃除したのに(もちろん床も磨いた)、土足で上がられるのかー」と、夫と二人で掃除しながらブツブツ言っていたのですが、ちょっと気を配ってもらえて、よかった(涙)。
けれど、体中が痛いです。。。
結構、多くの人が見に来ていました。
これから、どうなるのだろうか・・・。
そんなわけで、せっかくトレリスを作ったのに、本格的に夏を迎える前に引っ越すことになったりして!?
というオチでした(笑)。
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