先週は、息子の誕生日でした!7歳になりました~。
うちは娘がもう大きいせいか、7歳ってまだまだ小さいなーと感じちゃいます(笑)。
それでも、成長したなぁと感じることもまた多いですが。
甘えん坊だけど、学校ではしっかり者、そしていつもユニークな創造力で私達を楽しませてくれる息子。
ここまでの成長に感謝です。
今年の息子の誕生日は平日だったので、学校が終わった後に3人だけお友達を招待して、誕生日パーティをしました。
私は正直めんどくさい気持ちもありましたが(汗)、息子がどうしてもやりたい、というので。
本当に簡単なパーティしかできなかったけど、息子はとても喜んでいたし、お友達もみんな楽しんでくれたようです。
あーホッとした・・・。
ところで昨年も書きましたが、オーストラリアでは子どもの誕生日に、学校にカップケーキを持っていく習慣があります。
お誕生日の子がカップケーキを持っていくと、それをクラスの子ども達でシェアして、ハッピーバースデーの歌を歌ってお祝いしてくれるそうです。
子どもとしては、うれしいですよね~。こういうのって。
もちろん義務ではありませんし、スーパーなどで売っている市販のものでもまったくOKです。
我が家は私が可能な限り、家で焼いています。
今年も、息子はお誕生日の日にカップケーキを持っていきました。
クラスのみんなが「ハッピーバースデー!」と次々に声をかけてくれたそうですよ。よかったね♪
さて、今回はカップケーキをカラフルにデコレーションする方法、ですが・・・。
市販のデコ材料を使わず、身の周りにある食べ物だけを使ってできる!
子どもも喜ぶ×大人も安心、なカップケーキのデコを紹介します。
カラフルなデコレーション、何使う?
学校で子ども達がシェアするカップケーキとなると、基本的にナッツは使えません。(アレルギー対応のため)
また、子ども特有の好き嫌いもあると思うので・・・私は基本的に、カップケーキはできるだけシンプルなものを作ることにしています。
今年も、本当にベーシックな基本のカップケーキを焼きました。
レシピは → ベーシックなカップケーキの作り方と簡単デコ。パース暮らしに必須の焼き菓子レシピ?
カップケーキ自体がとことんシンプルなので、デコを少しカワイクしてみたいなーと思いました。
こちらでは、カラフルなアイシングがかかったカップケーキやクッキー、ドーナッツなどをよく見かけますよね。
子ども達はそういうのが大好き!
でも、食べると子どもの舌が真っ青になったりして・・・あまりにもキツイ人工的な色味は、日本人の感覚には合わないかも???
また、スーパーマーケットなどに行くと、製菓材料のコーナーがありますが、人工着色料の他に、天然着色料も売っています。
自分で作るとしたら、粉砂糖と水だけのシンプルなアイシングに、天然着色料を使って優しめの色合いにすることも可能です。
私は以前、偶然ネットで『食べ物を使ったフードカラーリング』の記事を見つけました。
野菜や果物など、身近な食べ物で色付けするんです・・・面白いアイデア!!
そういえば、イチゴやブルーベリーをジャムにすると、濃い赤や紫色の汁が出ますよね?
また、にんじんをすりおろせばオレンジ色の汁が出ます。
最も手近で定番のフードカラーリングといえば、ココアを使って茶色にしたり、抹茶を使って緑にしたり・・・意外と身の回りにあるんですよね。
アイデア次第で、色々できそうだなーと思いました。
今回私は、この方法でカラフルなアイシングを作り、カップケーキをデコってみようと思いました!
以下に、私がトライした、身近な食品を使った着色料の作り方を紹介します。
食べ物から着色料を作る。
今回私が用意したのは、5色。
・赤(ピンク)=いちご
・紫 = ブルーベリー
・オレンジ = にんじん
・黄色 = サフラン
・緑 = ネトル
です。
ネトルって何?という方は → ネトルティーの作り方!雑草でお得に(笑)花粉症対策のハーブティを作る。
を参照してください。
私は今回、たまたま手元にあったから使ってみました。
それぞれの色の抽出のしかたは・・・
◆赤
いちご半パック程度を使用。1/4~1/8に適宜カットし、鍋に入れる。
小さじ1/2の砂糖を入れ、いちごが半分程度浸るくらいに水を入れ、火にかける。
煮立ったら弱火で5分くらい煮る。(水分がなくならないように)
煮えたら冷まして、茶こしで濾す。
◆紫
ブルーベリー80~100gを鍋に入れる。小さじ1/2の砂糖を入れ、ブルーベリーが半分浸るくらいの水を入れ、火にかける。
煮立ったら弱火で5分くらい煮る。(水分がなくならないように)
煮えたら冷まして、茶こしで濾す。
◆オレンジ
にんじん1本(小さいものは2本)をすりおろす。
鍋に汁ごと入れ、ひたひたになる程度の水を入れ、火にかける。
煮立ったら弱火で10~15分煮る。
煮えたら冷まして、茶こしで濾す。濾したものを、さらに半分~1/3くらいになるまで煮詰める。
◆黄色
サフランひとつまみと100mlの水を鍋に入れ、火にかける。
煮立ったら弱火で10~15分煮る。
サフランの黄色が出たら、冷まして、茶こしで濾してサフランを取り除く。
濾したものをさらに半分~1/3くらいになるまで煮詰める。
◆緑
2~3gの乾燥ネトルを鍋に入れ、ネトルがしっかり浸るくらいの水を入れ、火にかける。
沸騰したら火を止め、色を出しながら冷ます。
冷めて色がしっかり出たら、茶こしで濾す。濾したものを、さらに半分~1/3くらいになるまで煮詰める。
※ネトルは、温かいうちは黄色っぽい色ですが、冷めると濃い緑色になります。
・・・こんなふうにして、色が凝縮された液体を抽出しました。
フードカラーを使ったアイシングの作り方
こうして作ったフードカラーを、今度は粉砂糖と混ぜて、アイシングを作ります。
粉砂糖(icing sugar)大さじ5に、フードカラーを小さじ1/2~1くらいずつ足していき、その都度よく混ぜます。
アイシングが好みの固さになるまで、液体を足します。
今回私は、ちょっとゆるめの、トロッとした感じのアイシングを作りたかったので、そんな固さになるまで液体を足しました。
もう少しゆるくしたいけど、色が濃すぎちゃうかな・・・と思ったら、水を足してもOK。
また、いちごとブルーベリーのフードカラーは、もともととろみがついているので、適宜水を足して粘度を調整します。
こうして作ったアイシングは、ほのかに色の元となった食べ物の味がします。
いちごやブルーベリーはいいだろうけど、他のはまずくないかな・・・とちょっと心配になり、子ども達と一緒に味見をしましたが、大丈夫でした~。
意外だったのが、ネトルで作ったアイシングが、子ども達に大好評だったこと(笑)。
お茶の成分が凝縮されて、苦みがあると思うのですが、それが逆にアイシングとしてはおいしかったみたいです。
また、黄色のアイシングには、水分の代わりにレモン汁を少し足してみました。
黄色だから、レモン風味を演出!
カップケーキをデコる。
まるで工作室の机のよう(笑)!
カップケーキにひとつずつデコレーションしていきます。
アイシングを塗るのは、ほとんど息子が一人でやってくました!
上に適量アイシングをのせたら、カップケーキをゆっくり傾けて広げていきます。
息子、めちゃ集中してやっている(笑)。
私は足りなければアイシングを足したり、水分を足して固さを調整したり。
合計24個のカップケーキを作ったので、作業している間にアイシングの水分が蒸発してしまうんですね。
そういう時は、水を1,2滴ほど、ごく少量加えると、また塗りやすくなります。
・・・できたー!!
写真の光のせいかもしれないけど、黄色とオレンジがちょっと発色が物足りない感じ。
もっと濃く煮詰めた方がよかったかも・・・?今後の研究課題にしよーっと(笑)。
でも、人工着色料とは違う、素朴で優しい色合いも、いいですよね。
食べ物を使って作ったカラーなので、食べてもまったく無害なのがいいし、身近なものでもアイデア次第でこんなふうに使えるというのが、面白いなーと思いました。
何食も色を作るのが大変だったら、1,2色から始めてみるのもよいアイデア。
皆さんも、ぜひ身近でフードカラーに使えそうな食材を探してみてくださいね。
トッピングはキヌアを使って
カップケーキの上に乗っているツブツブは、、、キヌアなんです!
最近レシピサイトなどでよく見かける、キヌアを炒ってはじけさせたもの。
キヌアは水洗いした後、よく乾かします。
片手鍋を火にかけ、煙が出るくらいまでよく熱します。
キヌアを、ちょうどなべ底が薄く埋まるくらいの量、入れます(入れすぎるとうまくいかず、焦がしてしまう原因に)。
すぐにキヌアがはじけ出すので、すかさずふたをしてゆすります(少し火を弱めてもよい)。
キヌアがはじける音がしなくなり、焼けた匂いがしてきたら、できあがり。すばやくペーパーの上などに取り、冷まします。
カリカリとした食感と、なんとも香ばしい風味が、食べて楽しい!!
本当にあっという間にキヌアがはじけるので、短時間でできちゃうからラクちんです。
こうして焼き菓子のトッピングに使うほか、サラダに振りかけたり、シリアルやヨーグルトのトッピングにしたり、オーブン料理に加えたり・・・ちょっとあると、見た目も面白いし、食感にも変化が出て楽しいですね!
このポップキヌアも、今後の料理に取り入れていきたいなーと思ってます。