気が付くと、もう今週で、西オーストラリアの公立校はterm3が終わり・・・来週からスクールホリデー。
早いな~!
そして、次の月曜日は、西オーストラリアではQueen’s Birthdayの祝日となるため、今週末は3連休のロング・ウィークエンドです。
今度のスクールホリデーは、寝込まないように、体調を崩さないように気をつけたいです(笑)。
ところで、ずいぶん前になってしまいましたが、パースにお住まいというある方から、当ブログ宛てにメールをいただいたことがあります。
その方のお子さんの学校では、時々カップケーキを持ち寄る機会があるそうで、カップケーキの作り方についての質問でした。
あー、確かに。
カップケーキ、こちらでは本当にポピュラーですよね~。
以前も書いたかもしれないけど、西オーストラリアでは子どもの誕生日に学校にカップケーキを持っていき、クラスの子ども達でシェアすることがよくあります。
誕生日会やパーティなどには必ずと言っていいほど登場する、カップケーキ。
特にキッズのいるファミリーには、馴染み深い食べ物と言えますよね(笑)。
そんなわけで、スーパーではこれまた、必ずと言っていいほど、カップケーキが売られています。
また、ホットケーキミックスみたいな感じ?のカップケーキの粉も売っていますね(使ったことはないけど)。
けれど、シンプルなカップケーキって、本当にシンプルな材料だけで、家で作れます。
しかも、こちらのスイーツって概して甘すぎですが、自分で作れば好みの甘さにできるし、アレンジも思うがまま。
一つ自分の定番レシピを持っていることは、(特にココでは)メリットかもしれませんよね(笑)。
というわけで今回は、『西オーストラリアで作る、ベーシックなカップケーキの作り方』をまとめました。
日本人にとっつきやすい、ベーシックな材料のみを使った、素材も味もシンプルで素朴なカップケーキです。
簡単なデコレーションのアイデアも載せてあります。
ベーシックなカップケーキの材料について
うちで作るカップケーキは、小麦粉、バター、卵、砂糖、牛乳 の5つの材料で作ります。
それぞれの材料について、説明します。
◆小麦粉
小麦粉は、Self-raising flourという粉を使います。
以前、『こんがりクリスピーなEasyから揚げ』 のレシピのところでも書いたのですが、こちらのお店では「薄力粉」「中力粉」「強力粉」という種類分けはあまり一般的ではないようです。そして代わりに、「Plain flour」「Self-raising flour」という2種類が必ず売られています。
・Plain flour ~ 普通の小麦粉
・Self-raising flour ~ 小麦粉に膨張剤などが加えられているもの(ベーキングパウダーがあらかじめ入った小麦粉、って感じ)
Self-raising flourは、一般的にカップケーキやパウンドケーキ、スポンジケーキなどの焼き菓子に使われるようです。
これがあると、ベーキングパウダーを加える必要がないし、オーストラリア特有のちょっと重さのある小麦粉でもうまく膨らむよう、調整してあるような気がするので、手軽に間違いなく使えるのが利点かな、と思います。
私は、カップケーキを焼く時は、いつもSelf-raising flourを使います。
◆バター
バターは、西オーストラリアでは非常に手軽に買えますね。
有塩(salted butter)、無塩(unsalted butter)があります。このレシピでは、いつも料理用に我が家の冷蔵庫に常備してある有塩バターを使っています。好みで無塩バターでもよいかもしれません。
◆卵
うちでは小さめサイズの卵を使うことが多いです。できるだけ新鮮なものがベター。
◆砂糖
このレシピでは、raw sugarを使っています。
raw sugarは、サトウキビのしぼり液を加熱して抽出したもので、未精製の糖なため、ほんのり茶色をしています。
私は好んでraw sugarを使っていますが、caster sugar(グラニュー糖のような白いお砂糖)でもよいです。
◆牛乳
普通の牛乳(full cream milk)。
低脂肪(reduced fat/low fat)やラクトースフリー(lactose free)などの調整乳は使ったことがありません。
作り方のポイントとカップケーキのレシピ
材料もシンプルですが、作り方もいたってシンプルなこのカップケーキ。
材料と道具をそろえてしまえば、行程自体は手軽です。
コツは、まず、バターをしっかりと室温に戻すこと。
けれど、温めすぎはNG。
柔らかくなって、ヘラなどでクリーム状に練ることができる状態で、けれども形はきちんと保てるくらいの固さがちょうどよいのです。
そして、ヘラや泡立て器を使って、空気を含ませるようにしっかりとクリーム状にします。
卵は、他の材料と混ぜる前には室温位にしておくのがよいです。
日本のレシピでは、よく「卵を室温に戻す」とか書いてあるのですが、オーストラリアの卵事情をふまえ、サルモネラ菌感染のことを知ってから、常温で長時間放置するのはやめました。(まあ、最後に加熱するから大丈夫かもしれないけど)
オーストラリアでの卵の取り扱い方については、「オーストラリアでたまごを買う時・食べる時の注意点と、定番親子丼のレシピ」を見てください。
私は、いつもバターが柔らかくなった後で、卵を冷蔵庫から出して、お湯で洗い、水気を拭き取って器に割ります。
もしも冷たすぎるようなら、少し湯煎して軽く温めてもOKです。
そして最大のポイントは、最後に小麦粉と牛乳を混ぜる時。
小麦粉と室温にした牛乳を1/3くらいずつ交互に混ぜて行きますが、とにかく手早く混ぜること!
粉っぽさが完全に消えなくてもダイジョウブなので、とにかくドンドン混ぜて行きます。
時間がかかってしまうと、生地に粘りが出てしまい、食感が固くなり、ふくらみも悪くなってしまいます。
オーブンの温度、焼き時間などは、様子を見ながら調整してください。
調理時間は目安です。バターを室温に戻す時間、カップケーキをさます時間などは入っていません。
By 9月 24, 2015 Self-raising flourを使って、プレーンのカップケーキを作ります。材料は小麦粉、バター、砂糖、卵、牛乳のみ。飽きのこないやさしい味。 WordPress Recipe Plugin by ReciPress西オーストラリアで作るベーシックなカップケーキ
材料
作り方
本当にシンプルなカップケーキですが、意外にも家族は、「おいしい!」と言って喜んで食べます。
今回、ブログ用に10コ焼いたものも、子ども達は奪い合いながら一気に2つずつ食べ、翌日2つずつ食べました。
私と夫は1コずつ。あっという間に消えました(笑)。
特に、焼き立てのあったかいカップケーキ。表面のカリッとした食感と、中のフワフワ感がたまりませんね~。
また、冷めると味がなじみ、これもまたおいしいです。
バースデイ用に・・・アレンジも自由自在
また、アレンジを考えるのも楽しいですね。
ただチョコチップを加えるだけでも、子ども達は喜びますね!
今回は、冷蔵庫にあったいたむ直前のイチゴを使って、イチゴ入りのバージョンも焼いてみました。
生イチゴを4~6等分にカットし、生地を焼型に入れる時に、その中に埋め込むだけ。
これもまた、イケました。
食べてみると、カップケーキのふんわり感にイチゴのジューシーさと酸味がほどよいアクセント。
息子がすごく気に入っていました。
何より、焼き上がった後、冷ましている間中、イチゴの甘酸っぱい香りがリビングルームにフワ~ッと広がって、それだけでハッピーな気持ちになりました。
ホワイトチョコチップとか合わせても、いいかも。
また、シンプルなカップケーキなので、デコレーションも自由自在。
子どものバースデー用などに、ちょっとカワイクしたい時・・・こんなカンタン手軽なアレンジはどうでしょうか?
シンプルなアイシングを表面に塗り、カラフルな飾り付けをトッピング。
・粉砂糖(icing sugar) 大さじ3
・水 またはレモンの絞り汁 小さじ1.5~2
をよく混ぜ合わせ、しっかり冷めたカップケーキの表面に好きなように塗ります。
水分を減らせば、模様を描くこともできます。水は少しずつ加えながら、好みの固さに調整してください。
レモン汁を使うと、さわやかな酸味をプラスすることができます。お好みで・・・。
そしてアイシングを塗ったら、乾かないうちにトッピングを飾り付けます。その後、しっかりと乾かします。
アイシングの部分を溶かしたチョコレートに替えても、子ども達は喜びそう。けれど、暑い季節には溶けちゃうかもしれないので注意が必要です。
デコレーション用のトッピングは、普通のスーパーマーケットでも色々なものが手軽に買えますね。いかにもオーストラリアらしい(笑)、青や緑など、鮮やかに着色されたものがいっぱい売っていて、目を引きます。
一方、「人工着色料/合成着色料は使っていません(No Artificial colours)」 の表示や、天然着色料(Natural colours)の表示があるものも売っています。
これだと色もキツくなく、子どもが食べても口の中が青くなることもない(笑)!
私自身は、こうしたものを好んで使っています。
↑ 大手スーパーColesで販売されている『No artificial colours』のラインナップ。
また、アイシングというと、こちらでは粉砂糖をバターと混ぜて、ホイップクリームみたいにして使うレシピをよく見かけます。
このクリームに、フレーバーや着色料を加えて、おもいっきりデコレーションするのが、オーストラリアでは王道の「バースデーカップケーキ」のようです。
下の写真のように・・・。
(注:上に乗っているのは生クリームではありません)
こうしたオーストラリア流のカップケーキデコをしたい場合は、オーストラリアのレシピサイトtaste.com.auを見てみてくださいね。
これから始まるスクールホリデー期間、お子さんとお菓子作りを楽しむのもよいですね。
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