スクールホリデー最後の週末となった、おとといの土曜日。
せっかくなので、家族でどこかにでかけようと、がんばって早起きしたのはよいものの・・・朝はなんだか寒くて、ちょっと曇っていました。
朝ごはんを食べながら、口々に「どこに行く?」「〇〇は?」「面白そうだけど、ちょっと遠すぎ」「××みたいなところがよくない?」「海はさすがに寒いか(←あたりまえだー)」
なんて、それぞれが思いつくままいいながら、収拾がつかないまま時間が過ぎていく、、、土曜日の朝。
実は、『土曜日にせっかく早く起きた』ら、行ってみたいところが、私はありました。
パースのファーマーズマーケット
パース周辺では、週末になると、いろんな場所でマーケットをやっているんですね。
シティ近辺でもあるし、ちょっと離れた町でもやっているみたいです。
ストール(stall)と呼ばれる、小さいテントのお店がずらっと並んで、食べ物やハンドクラフト、特産品など、色々売っています。
特に、ファーマーズマーケットは、農家の人達が直接販売するので、新鮮で、珍しい野菜や果物、食材が出ていたりします。
また、オーガニックの野菜や生鮮食品、オリーブオイルやジャム、オーガニックの食材を使ったパンや焼き菓子などもあったりして・・・
おいしい食べ物がゲットできそう!
まぁたとえゲットできなくても、地元の食べ物というのがどういうものか、どんな食材があるのか、何が旬なのか、見るだけでも面白そうだし、パースの『食』について色々とわかるんじゃないか、と思って興味を持っていました。
ところが、こうしたマーケットはおおむね、土曜日か日曜日の朝7時8時くらいから始まり、昼頃には終わってしまいます。
第一、早く行った方が、イイものがたくさん買えますよね。
コレ、マーケットの鉄則。
行くのが遅くなってしまうと、良い物は売り切れていたり、品数も少なくなってしまいます。
だから、行くなら早起きして行くに限るのです!
朝ごはんを食べてから、
Weekend markets in Perth – Experience Perth
こんなサイトをチェックしてみたりして、お皿を片付けて、お花に水あげて、、、なんてやっていたら、すでに出遅れちゃってる感たっぷりだったのですが、その日は家族で、毎週土曜日の午前中に行なわれている Farmers Market on Manning に行ってみることにしました。
Farmers Market on Manning
場所は、パース中心部を流れるスワンリバーの南側の地域にある、Clontarf Aboriginal College が会場です。
学校の敷地内にある芝生の広場に、たくさんのストール(出店)が並んでいました。
ローカルの生産者直送の野菜、フルーツがたくさん。あまりスーパーでは見かけないようなものもありました。
オーガニック認定の野菜やフルーツ、ビーフやラム肉、オリーブオイルなどもありました。
農薬などのスプレーを使っていないバナナ。
ワンちゃん用のごはんも、オーガニック!
オーガニックの材料を使ったパンや、Free Range Egg(にわとりをケージに入れないで育て、採った卵)。
はちみつ、ジャム、ジュース、チーズ。
野菜や花の苗も、たくさんありました。
とりあえず、ぐるっと見ているうちに、子ども達がひっかかったのは、アイス。
1コ$4・・・高い。
けれど、今日のお楽しみということで、息子と娘に1つずつ買ってあげました。
子ども達が食べたのは、スイカのアイス。
私も味見したけれど、これがもう本当に、そのまんまスイカの味でした!
娘のアイスには、小さな種が入っていたそうです。
フルーツをそのまんまシャーベットにしたことがわかるような・・・。
高かったけど、まあよしとしよう。
夫と私は、オーガニックのコーヒーを飲みました。
私達親は、1杯を(仲良く?)シェア。。。味がまろやかでおいしかったです。
真ん中には、テーブルとイスがたくさん置かれていて、大きな木が程よい具合に日陰を作っていました。
犬を連れている人用の席があるのが、パースらしいです。
ちびっこ達用の、お絵かきコーナーもありました。
イスがたくさんあっても、結局芝生の上に座ってくつろいでいるところが、オーストラリアらしい風景???
軽食を出しているストールも色々とあって、ここで朝ごはんや昼ごはんも済ませられそうです。
ミュージシャンがギターの生演奏をしていて、これがまたくつろいだ雰囲気を演出していました。
子ども連れもたくさんいたし、ワンちゃん連れもとても多かったです。
朝は曇り空でしたが、お昼頃にはほどよい日差しが射していました。
マーケットで買ったもの
のんびりと見て回っていたら、いつの間にか店じまいを始めるストールがちらほら・・・
え?もうおしまい???
というわけで、慌てて買い物をしました。
私が買ったものは・・・
【野菜・くだもの】
オーガニックのにんじん、りんご、にんにくを買いました。
オーストラリアのにんじんは、普通のものでも甘くて、子ども達もよく食べます。
毎日の料理に必須の食材なので、試しに買ってみました。
りんごは、息子が大好きなフルーツ。小さ目のりんごを丸かじりするのが得意な息子のために、買ってあげました。
私もかじってみたけど、とっても甘くて、おいしかったです。
我が家では料理に欠かせない、にんにく。
冬の間、スーパーではメキシコ、スペイン、中国産のにんにくしかありませんでした。が、今回マーケットに行ったら、ローカル産のガーリックがたくさん出ていました。フレッシュガーリックもありました。まだ柔らかくて、水気があって、茎ごと売っていました。
地元産ガーリックは、ホントに香りがよいです。
せっかくのオーガニックだし、このまま焼いて食べてみようかな?
【しいたけ】
パースでは、きのこといったら、マッシュルーム。
時々、えのきやエリンギ、ヒラタケ、なども見かけますが、韓国や台湾からの輸入物ですね。
あと、干しシイタケは、オーストラリアのレシピ雑誌などにも登場するくらい、日本食材として知られているみたいですが、パースでは日本からの輸入物しか、私は見たことがありませんでした。
ですがなんと、マーケットで、生のShiitake mushroom(しいたけ)とOyster mushroom(ひらたけ)を売っているストールを見つけました!
パースでも栽培しているんだー!!
パースシティから約40km北東にある、スワンバレーというところで、きのこを栽培しているらしいです。
「パースでしいたけはみたことがない。めずらしい。」と言うと、販売している人は「この辺ではしいたけを作っている農家はとても少ないから、普通のお店にはほとんど出ないんだよ。」と教えてくれました。
原発事故をきっかけに、食材としてはあきらめていた、しいたけ・・・
まさか、こんなところでパース産のしいたけに出会えるとは!
さらに、私の目をくぎ付けにしたもの・・・ しいたけの栽培キット が売っていたのです!!
(菌床を自分で管理してしいたけを育てるやつ。日本でもやったことがあります)
値段は$25。。。高いけど、(うまく管理すれば)3ヶ月くらいの間収穫できるということで、買ってしまいました(笑)。
というわけで、上の写真は、しいたけの菌床です。
これから張り切って育ててみたいと思います(笑)。
【ジュース】
りんご果汁100%のスパークリング・ジュースです。
試飲させてもらったのですが、とてもおいしかったので、買いました。
同じシリーズで、ワインをつくるブドウから作ったノンアルコールの100%ぶどうジュースもあり、それも試飲したらおいしかったです。
オーストラリアはワインがおいしいですが、アルコールが飲めない人のお楽しみに、こんなジュースはよいかもしれませんね。
次回こそは、ぜひ朝早く家を出て、マーケットに行ってみたいと思います!また、今後も色んなマーケットを探索してみたいと思いました。
Farmers Market on Manning
開催日時
毎週土曜日 7.30am – 12.30pm
場所
Clontarf Aboriginal College
295 Manning Road, Waterford
TEL 0417-188-363
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